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ユーザーレビュー一覧(全5件 平均:4.5)
「品の良い老女が語るような大奥の世界」 2005-10-30しかし、この「徳川の夫人」はまるで品の良い老女が語りかけるように、大奥絵巻を繰り広げる。少女小説の巧みな書き手であった著者が、猛勉強の末、技と知識を存分に注ぎ込んだ結果ではないだろうか?
永光院が理想の女性に描かれすぎているという批判はあるだろうが、そこはあくまで物語として読むべきである。そして、もし、この物語で、歴史への興味が広がるのであれば、それはまた楽しいことである。春日局や永光院の逸話からから家光がどんな治世をおこなった将軍だったのかとか、当時の衣装風俗など、糸はいくらでも伸びる。
また続編である「続・徳川の夫人たち」は、こちらと比べると後ろに行けば行くほど時代を駆け抜けていく。もし、永光院の知識が若干あるのなら、こちらを先に読むのも一興かもしれない。
「匂い立つ美」 2004-10-03伽羅の香りや衣装の美しさが目に見えるような美しい文に陶然としながら
あたかも自分が徳川将軍家後宮にいるような気分になる。
春日局が形作った江戸大奥を、美しく才気ある京の姫が
洗練された優雅さをもって統べていく様は華麗である。
比丘尼から還俗させられて召し出されたお万の方は
苦しみ悩みながら、ただ側妾としてかしずくのではなく
女として、将軍の支えとして成長していく。
本を開いた時の印象に反して難しい表現もなく、
読み始めると世界に没頭してしまう。
2004年「大奥」でもお万の方が登場・クローズアップされるみたいですね。
興味を持たれた方は是非両方を!
歴史小説は男が中心に描かれているものが多いがこの本では
女たちの姿が描かれている。
食事や生活習慣、御台所の爪の切り方、身分の違いによるトイレの使い方など
微に入り細を穿つ調査に基づいた描写に驚かされる。
続巻も併せたこの4冊自体が貴重な資料でもある。
「大奥ブームのきっかけ」 2003-11-161967年にテレビ朝日系でドラマ化されましたね。お万の方(佐久間良子)・春日局(杉村春子)・徳川家光(江原真二郎)・藤尾(岩崎加根子)・お楽の方(宮園純子)・お夏の方(小川知子)・お玉の方(緑魔子)・鷹司孝子(稲野和子)などの配役でした。
同じころ舞台化もされました。こちらはお万の方(司葉子)・春日局(山田五十鈴)・徳川家光(市川染五郎・現松本幸四郎)・藤尾(乙羽信子)・お楽の方(星由里子)などでした。その後のテレビ・映画・舞台の大奥ブームのきっかけとなった作品でした。佐久間良子もその後同じ系列で「皇女和の宮」「お吟さま」と好演したのをよく覚えています。
「吉屋信子の於万の方」 2003-07-15
「天は二物を与えずなんてウソやん」 2004-10-26