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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

反骨のコツ (朝日新書 69)
反骨のコツ (朝日新書 69)
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朝日新聞社

¥ 777

新書

売上ランク:208489位

2007-10-12

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ユーザーレビュー一覧(全10件 平均:3.5)

評価5点「法律学を超えています。」 2007-11-08
レビュアー:銀杏さくら(34人中25人が参考になったと回答)
はじめは伊東氏の言葉が多く、それに團藤先生が相槌を打たれる場面が続くので
法律学者がインタビューした方が良かったのじゃないかと物足りなさを感じたものの、
團藤法学の思想史上の位置付けなど法律学者では引き出せないような話題がふんだんに
盛り込まれていて、どちらかというと非常に高度な教養書になっている。

後半は團藤法学の基礎が実は陽明学にあったというお話。
これまた法学だけに関心のある人は少々物足りなさを感じるかもしれないが、
名著「法学の基礎」や「死刑廃止論」の思想的バックボーンを理解するための示唆に富む。

昔の東大教授の思い出話にあるように、法学者の思想を知ることがその学説の真意を
理解することにつながることを考えると、93歳の碩学からのメッセージは貴重だと思う。
評価5点「未来を担う人へのメッセージ」 2007-11-09
レビュアー:kokima(27人中19人が参考になったと回答)
「反骨のコツ」は、何かのコツを伝えるためのお手軽なハウツー本ではありません。

人生について、自分の生き方・考え方について,団藤先生と伊東先生の対話を通して
じっくり考える本です。

団藤先生は93歳になられる法学会の重鎮であり、そのプロフィールを見ただけで
偉すぎて近寄りがたい存在のように思う人も多いことでしょう。

この本には、団藤先生の学生時代の思い出、考え方の基礎になった思想、
戦中戦後に体験した混乱の様子、昭和天皇との思い出、
最高裁判事としての日々、死刑廃止論への思いなども書かれていて、

先生の若い世代への心をこめたメッセージとともに、
先生も様々な局面でその都度悩み苦しみながら、人生をいつも全力投球で
生きてきたんだということが伝わってきます。

団藤先生・伊東先生を知らない方も法律に興味のない方も、
一度手にとってみてほしい本です。
評価4点「思想家として團藤氏を位置づける試み」 2009-01-08
レビュアー:若村さき(10人中7人が参考になったと回答)
法学プロパーの読者にとっては、「物足りない」とか「対談相手の伊東氏のレベルが低い」とかいう批判があるようですが、単なる刑法学者として團藤氏をとらえるのではなく、ポストモダン的思想家として位置づけようという本書の試みは見逃してはならないでしょう。

実は私自身は死刑制度存続論に賛同しており、そのあたり團藤氏の主張には反対なのですが、本書そのものは楽しく読むことができました。
評価5点「考えるための手がかりとして」 2007-12-02
レビュアー:jugemu-n(22人中14人が参考になったと回答)
 店頭で立ち読みして,昭和天皇・美濃部達吉・平泉澄・三島由紀夫などの逸話をみて,おもしろそうだと単純に考えて購入した。
 なにしろ團藤氏は93歳。学生時代に,最高裁判事として時に少数意見を表明していた,程度の記憶である。しかし,読み始めて驚嘆,一気に読了した。裁判員制度への考え方を含めて,法と社会についての言及にはうなずける点が多かった。

 帯には,営業政策もあろうが,「團藤氏が語る」を強調した惹句が出ている。しかし実際には,聞き手の伊東氏の矢継ぎ早の問いかけをむしろ言葉少なに受け止め,ときには勇んだ問いかけに短く要点を返す応答となっている。これはこれで読み応えがあるインタビューと思えた。

 新書も各社から新刊が続々と刊行されており,まるで週刊誌のような状況にある。小さな本であるが,一読に値する本であると言える。
評価2点「物足りない・・・」 2007-10-28
レビュアー:coz(40人中24人が参考になったと回答)
伊東乾が団藤重光の気に入りそうなことを話し、それを団藤先生が承認する、というような感じで議論が進められており、あまりおもしろくなかった。
団藤先生が話す部分が少なく、団藤先生のファンとしては非常に期待はずれ。
彼の思想を知るには彼の「死刑廃止論」など他の本をあたるほうが良いと思う。