ユーザーレビュー一覧(全4件 平均:4.0)

「英文法は面白い!を実感できる秀逸な英語再入門書!!」 2008-10-22
レビュアー:zootysingle(25人中20人が参考になったと回答)
竹岡広信さんの、秀逸な英語再入門書です。
実際の使用頻度を無視した旧態依然とした文法を「これでもか」と羅列した英文法参考書が多いことに疑問を感じた著者の、「英文法は面白い!を伝えたい」熱い気持ちと、「使用頻度の高い文法を徹底的に使いこなせるように」との思が、ひしひしと伝わってくる、とても気持ちの良い参考書です。
● 「マイカー通勤の人が多いです」
「外国で病気になったとき、自分の症状を医者に説明できたら、語学は満点だ」
などの和文英訳の問題から、
● 日本の面積38万平方キロメートル、カリフォルニアの面積41万平方キロメートルであ ることが了解されている場合、さて、正しい英語はどちらでしょう?
California is as large as Japan.
Japan is as large as California.
など、一般の英文法書ではあまり触れられていない比較の構文や、
● きちんとした英文読解力には絶対必要な次のような<名詞構文>の英文和訳のお勉強:
「The discovery by computer science of the technical challenges overcome by our everyday mental activity is one of the greatest revelations of science.」
に至るまで、厳選された秀逸な内容が、
電車の中でもとても読みやすいソフト・カバーのたった200ページの中に、効率よく収まっています。
読みやすいとは言え、この本、さすが竹岡さんの本だけあって、よくある、読者に媚びた「これ一冊で英語スイスイ的」お手軽ハウ・ツー英語本などでは全くありません。念のため。
英語をブラシュ・アップなさりたい社会人の方、英語好きの高校生にも、ぜひお薦めします。
とても、とても気持ちのいい優れた参考書。 五つ星です!

「益すること間違いなし!」 2008-11-06
レビュアー:ユリシーズ(12人中8人が参考になったと回答)
本書では、英文法の中の「時制」「助動詞」「仮定法」「比較」「冠詞」「名詞構文」が主に扱われている。内容は、書名に「やり直し英語」という言葉がついている通り、ある程度英語を学習してきた人たちの英文法に関する思いこみや勘違いなどを是正するために書かれたものとなっている。学生や社会人に向けて書かれているのだろうが、英語の教員にも益するところは大きいと思う。
主に「マンツーマン本格レッスン開始」という著者と生徒との対話形式のなかで、上記の文法事項を扱うという設定だが、これが実にわかりやすい。そこでの様々な説明は著者の言語一般に対する深い理解に基づいていることは言うまでもない。例えば、「If it were not for〜」があるのになぜ「If it were for〜」はないのかという疑問に対して、日本語で「失恋」とは言うが「得恋」とは言わないという例を提示しているところなどは見事である。
もう1つ、竹岡氏の手さばきの鮮やかさを紹介しておきたい。例えば、次のような英作文。
パソコンに慣れれば慣れるほど、手書きの手紙を書くことがなくなる。(151頁)
ここではもちろん「the 比較級、the 比較級」を使うのだが、後半部の「なくなる」という否定の部分がやっかいである。しかし、著者は「適当な形容詞、副詞がないときにはbe likely to (V)を使ってみよう!」とアドバイスする。解答は、「The more used you are to using personal computers, the less likely you are to write letters by hand.」となる。もちろん「the less often you write 〜」というのも可能なのだが、be likely toを使うという発想には思い至ったことがなかったので、すっかり感心してしまった。
その他、上で触れた「If it were not for〜」のitは現実を指している、「I am ten years older than you.」の「ten years」には本来byがついていた(すなわち比較級を強めるfarも元は最上級を強めるby farと同じであった!)など、英語という言語の成り立ちに精通している著者ならではの説明には脱帽する。また、「冠詞」などは上級者にとっても非常に難しい問題だが、本書のその部分を読めば、ある程度の使い方が実感として理解できるようになっている。高校生には、この部分だけでも読んでもらいたいと思う。

「「できた」とcould/「できなかった」とcouldn't」 2008-10-26
レビュアー:Takeshi(13人中7人が参考になったと回答)
京都のいろんな本屋さんで売り切れでした。(すごい!)
日本語にとらわれてしまい英語的発想の文が作れない
というのが現行の英語教育を受けた日本人の特徴の一つだと思いますが、
そういった問題に対して日本語と英語にある「差異」を指摘し、それを意識した上で
どのように英語をアウトプットするかを、この本は教えてくれます。
しかも、それを日本語の例文から出発して考えていくところが面白いです。
普通の英語の本では、それぞれ英語の文法・語法項目別に英語の事実が羅列してあるだけですが、
竹岡先生の本では「読者に考えさせながら」退屈と思われがちな文法・語法項目を
自然に習得していけます。例文を通して演繹的に英語を学べる良書だと思いました。

「微妙です」 2008-12-04
レビュアー:ゼン(12人中3人が参考になったと回答)
やり直しにしては細かすぎることが書いてありますし、かと言って英語頻出分野の全範囲が書いてあるわけではないです。
まさに木を見て森を見ず状態です。
著者が何を目的にしてこの本を書いたのか不明ですが、おそらく出版社から依頼があってそれなりのものを一応書いてみたって感じだと思います。