ユーザーレビュー一覧(全13件 平均:5.0)

「ロジカルシンキングとクリエイティビティ」 2008-11-15
レビュアー:rocwel(8人中5人が参考になったと回答)
著名なコンサルタントである内田氏の発想法は、驚くほどクリエイターの発想法と類似点がある。優れたクリエイターは実は驚くほど左脳的発想に優れているが、逆もまた真なりで、ロジカルシンキングだと思っていたコンサルタントは右脳的発想を実践していることが分かった。
結局のところ「スパーク」は、右脳と左脳の間を行ったり来たりして生まれるものだと実感した。その点でこの本は、思考法の重点を突いている。
と言うと実践が難しそうだが、そこはさすがに内田氏で、ユニークな実践方法が示されている。本を読んだりノートを取ったりという行動の意識が変わる。
思考法のフレームワークで迷っている人は、ぜひ一読すべきである。

「真似したくなる生き方」 2008-12-05
レビュアー:saty_a_go_go(7人中5人が参考になったと回答)
さすがですね。平易で柔らかな文章のなかに、本質や力強いメッセージがビンビン伝わってきます。著名コンサルタントかつビジネススクール教授である内田氏のスタイルは、いつもどれもこれも真似したくなります。一方、「旧式サラリーマン世界」では、タブーとされている手法、考え方、スタイルであることが多く、「イキのイイ若者」が「これ見よがしに」真似をした仕事をすると袋叩きに会うことが多いようです。使い方、使う時を見極め、生活習慣に取り入れていく。地味でオトナな真似の仕方が出来れば、仕事はもちろん、人生が豊かなものになるように思います。

「「情報は放っておいて熟成させる」」 2008-12-14
レビュアー:鯛焼き(6人中5人が参考になったと回答)
taiyaki#021
とても分かりやすく書かれていて、小ネタもたくさんあって、あっという間に読めるのがいいと思いました。
とくに参考になったのは、20×20で、話題のための引き出しとネタを用意するというところです。
引き出しというのが、著者が言う問題意識なのでしょう。
さすがにいきなり、400もの大量のネタを用意することはできませんが、自分が面白い、
と思ったことを用意して、すぐに取り出せるようにしておけるようになりたいと思います。
この本に書かれたノウハウを少しずつでもいいので、自分のノウハウにしていきたいです。

「ゆるさの中にある跳躍のバネ」 2008-12-10
レビュアー:まさる(5人中4人が参考になったと回答)
講演で一度話を聞いた限りではあるが、著者の内田さんはいい意味でいい加減な人である。
そして、その性格自体にも納得がいくというような本著である。
この著作の醍醐味は、知覚の言語化を行っているというところにある。
「ひらめき」や「スパークする瞬間」を著者の言葉でわかりやすく説明してくれている。
日常的に著者が行っている(もしくはBCG内で行われている)が、実際にはあまり知られておらず、
でもこれって重要なんじゃない?というところを取り上げている。
例えば、
・アナロジーの意味合いと、そのネタの練り方
日常の会話の中で、互いに興味のあるサッカーと経営という部分で話をしていた際に、
「サッカー選手には様々なタイプがあるが、例えば中田英寿はどういうタイプだろうか」、ということを考えた。
このことから、
「それを企業人として考えて見ればどうだろうか」、といったことをアナロジーで考えることが出来る。
そこからさらに、「彼みたいなタイプは、どういう組織の中で力を一番発揮できるだろうか」、という風にどんどん発展させてゆくことが出来ると共に、話のネタとしての精度も、人にぶつけながら高めてゆくことが出来るというものである。
このような物事は日常的にいくらでもあり、必要なことは、好奇心を持ってなぜを問うような姿勢である。
そのようにすれば、例えば、電車内や、街角にも気付きを得るヒントはたくさんある。
こうして、日常にあるものを、問題意識を持って見て、ゆるく記憶に留めておけばいい。
(著者はインデクシングと呼ぶ。索引のindexから)
それを記憶の中に、忘れまいとするわけでもなく(忘れても構わない)、整理し使うのだと意気込むわけでもなく(整理するのに骨が折れる)、ゆるく持っていることが、何かのきっかけで有機的に結びつきあい、時として、ポンっと飛躍する瞬間がある。それ自体が快感であるし、コンサルタントとして大きな付加価値を生み出す起爆剤、スパークになりうるのであろう。
こういった日常的に我々が行っている、独自の視点で、なぜ?を問うといった、自然体の右脳を使った思考方法を、左脳偏重的に作業をこなす場になってしまいがちな職場での仕事にもっと活かすことができれば、自ずと付加価値のあるアウトプットを生み出すことに繋がるのではないか、と言う部分は、非常に示唆に富んでいて、仕事をする上での大きなヒントになるのではないかと思う。

「経験を積んだ社員にこそ読んで欲しい」 2008-11-14
レビュアー:プー太郎(5人中2人が参考になったと回答)
思考について書いたコンサルタントの書といえば、論理的思考と思い勝ちだが、本書は特に右脳を活用することによっていかにクリエイティビティを高めるかを論じたものである。同著者の『仮説思考』もそうだが、様々な頭の使い方を知ることができた。特に経験を積んで様々なものを知るビジネスパーソンが読むことで、さらに発想をスパークすることができるのではないか。