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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
世紀の相場師ジェシー・リバモア (海外シリーズ)
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Richard Smitten[原著] 藤本 直[翻訳]

角川書店

¥ 2,310

単行本

売上ランク:1411位

2001-06

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ユーザーレビュー一覧(全19件 平均:4.5)

評価5点「リバモアの伝記の中では一番」 2006-02-27
レビュアー:sirou55(23人中20人が参考になったと回答)
有名な相場師でありながら、その波乱万丈な人生を伝える伝記は断片的で脚色された部分が多く、実在像を伝えた本は意外に少ない。この本は彼の生い立ちから成功と転落、そして最後のピストル自殺や残された家族のその後までを忠実に描いている。彼は200人以上の株式ブローカーを使ったというが、彼の事務所のトレーディングルーム、巨大な壁面いっぱいに株価を掲示する黒板がしつらえられ、5人のチョークマンが耳にイヤホン、口に送話器を装着してNY証券取引所の情報を黒板に書き付けるのであるが、私語は厳禁で静まり返っており、ただチョークの乾いた音だけが聞こえたという。華やかな私生活とは対照的な彼の相場への姿勢がうかがい知れる。
彼の相場観の集大成である死ぬ直前に出版された本からの抜粋と思われる「投資の鉄則」が本の最後に載せられていて、実際の株式投資にも参考になると思う。一つの伝記小説としても十分面白く、字も大きくて読みやすいので、彼に関する書物では一押し。
評価4点「相場に対する真摯な態度・洞察にはうならせる」 2004-07-08
レビュアー:兎の耳(23人中19人が参考になったと回答)
20世紀の初めから、40年代までのトレーダー・リバモアの伝記。
大暴落時の空売りが彼のピークといえる。

容貌・生活・時代をみると、映画グレートギャツビーを思わせる。
_

投資については、彼は短期の投機家であり、私のような長期投資家とは別畑。

しかし、相場に対する真摯な態度・洞察にはうならせるものが多い。

この言葉は至言。

「株式投資・投機に新しいものは何も無い。
ここで過去に起こったことは、これから幾度となく繰り返されるだろう。
この繰り返しも、人間の本性が変わらないからだ。
人間の知性の邪魔をするのは常に、人間の情緒であり情動である。」

評価4点「精神的な豊さ」 2001-10-23
レビュアー:ik777(21人中16人が参考になったと回答)
彼の相場に対する才能、人生に関しては非常に羨望する。
人生に必要な金についてほぼ無尽蔵に作れるのだから。
でも彼が、自分の中に心を秘めるのを原因の一つとして不幸を招いたのは非常に悲しい。
女遊びのためにドロシーと仲が悪くなり、その後の妻も不幸を招く妻。
結局女遊びが全ての不幸を招いたのだと思う。

ドロシーとの仲さえ悪くならなければ、リバモアも精神的に追い詰められることがなかった。リバモアの唯一の弱点だと思う。それさえカバーできればリバモアは最高のスーパースターだったのに。

女性関係が発端で、ドロシーがパーティーに明け暮れ、酒に溺れ、ジュニアも影響を受け、全てがそこから始まったのだと思う。リバモアも精神的に追い詰められ、ジュニアも母ドロシーからの影響で精神的に追い詰められ、ハリエットに財産を奪われ、スーパーヒロインであったドロシーでさえも一人寂しく朽ちて行く。元は全てが精神的に追い詰められて行ったのが原因ではないだろうか。すさまじいほどの金を手にしても、精神的なもので全てを逃してしまう、手放してしまう。なんて悲しいのだろう。最後に寂しさと空虚しか残らない。
人間の本質は、精神的な喜びにあるのか、それがこの本のテーマだと思う。

評価5点「極めてオーソドックスな投資スタイル。」 2005-09-25
レビュアー:driven(18人中16人が参考になったと回答)
絶版で入手困難となっていますがやっと発見。

リバモアの名前は29年恐慌時の空売りで知っている程度で、「常に人の逆を行く逆張り」スタイルと思っていましたが本書を読んでとんだ勘違いと判明。

リバモアの投資方法は(上下双方の)トレンド転換点をとらえ大きく投資するという典型的な順張り。取り組む銘柄は主力株、ファンダメンタルズは関係なし、取り組む時点の株価が割高割安も関係なし、とにかく徹底的に流れに乗ることだけに集中。

「貪欲」「恐怖」「希望」という客観的な判断を曇らせる感情抑制の重要性を説くリバモアの実生活は収入相応に派手ではあるが、真の目的は蓄財そのものよりも相場を読み解くことのほうにウェイトがあったかのよう。

何度も破産しながらその度に立ち上がりまた相場に向かう。わたし自身はサラリーマン投資家で株は「副業」、リバモアのような投資スタイルにそっくりならう訳には行きませんがその刹那的な生き様から本書がデイトレーダーの愛読書としてもてはやされる理由はよくわかりました。

タイミングをとらえ、感情を抑制する。わたしも永く投資を続けて行きたいと思っているので時々読み返してみようと思います。さがしても読む価値あり。

評価5点「たまげた!」 2007-10-21
レビュアー:フランク(18人中16人が参考になったと回答)
プレミアがついて高いので、本の「はじめに」だけコピペします。
この「はじめに」だけでもマーケットの本質に関わるすごいことが書かれてますよ。

人の心はいついの世も変わらず、
変わるのは人々の顔ぶれであり、
財布の中身であり、
カモにされる連中であり、
株価を操ろうとする連中であり、
戦争であり、
天災であり、
技術である。
しかし、
そうした要素が以下に変化しようと、
株式市場は変わらない。
人の心が変わらず、
人の心こそが市場を動かすとすれば、
市場もまたいつの世も変わらないのだ。
市場の動きに理屈はない。
経済学で動くわけでもないし、
理論に従って動くものでもない。
市場を動かすのは人間の感情にほかならず、
なぜかといえば、
人々はなし得るほとんどすべてのことを市場に持ち込むからだ。