ユーザーレビュー一覧(全39件 平均:4.0)
「情報を整理出来る人でないと(この本を読むのは)難しい」 2006-03-20
「姿勢はよし」 2005-10-21それを意図的に廃しているのは、書き手の思想である。
つまり「状況によらず、常に同じ手を打つのが強いということ」という信念と言ってもいい。
これは、「ツキ」や「流れ」「読み」を否定するあまり、状況判断という実に単純な勝負の材料を、「無知による錯覚」だと決め付けるに至った、著者の歪みである。
「わからないことを状況判断と言ってごまかす」という迷信は確かにある、
だが、実際に役に立つ状況判断も当然ある。
オカルトや現在の理論を否定するあまり、「状況判断は必要ない、機械のように打てば勝てる」というオカルトに至ってしまったように感じる。
(実際、機械はまだ弱いのだから)
もっとも、都合によっては状況判断のような言葉も出てくるし、
「X%の危険牌」のような「読み」前提の言葉も出てくる。
「状況」や「読み」を否定しているというよりは、否定したい、というのが本音だろう。
「論理派雀士、最右翼による革命書」 2006-08-24
「初中級者の貴重な実用書、そして理論的思想的な影響力」 2005-07-17なお、実用書として読む場合、統計学に関する記載は一切無視してよい。
麻雀理論に対する影響も極めて大きいと思われる。
結論を提示するに至る過程にはやや稚拙かと思われるところもあり(筆者自身も認めているようである)、また本書の提示した結論に対しても賛否両論が起こるだろうが、少なくとも今後、牌譜に基づいた統計的な裏付けや検証可能性という点を無視した麻雀理論が説得力を持ち得なくなることは明らかである。
従ってこれからは、プロ雀士の面々が(ネット麻雀でなくリアル麻雀の)理論書を書く前提として、ネット麻雀だけでなく、プロ雀士の実際の対戦の完全採譜とデータベース化は行わざるをえなくなるだろう(既にやっているのか?)。
私がそれ以上に着目するのは、思想的なインパクトである。
筆者は、「流れ」や「ヒキ」なるものの存在は検証できず、そもそも定義が曖昧であるとし、これらに対して非常に否定的な態度を取っている(ただし筆者は、「流れ」の不存在を立証したとは主張していない)。
では、大多数の麻雀打ちが実戦で感じざるを得ない「流れ」「ヒキ」「ツキ」の正体は一体何なのか?
洗牌の限界による牌の偏りなのか、対戦者相互の心理作用か、それとも単なる思いこみなのか。
筆者が示した種々の統計的な結論が、その思索のための非常に貴重な材料となることは間違いない。
「全く新しい麻雀指南書」 2004-12-21