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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

科学する麻雀
科学する麻雀
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講談社

¥ 777

新書

売上ランク:1006位

2004-12-18

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ユーザーレビュー一覧(全39件 平均:4.0)

評価5点「情報を整理出来る人でないと(この本を読むのは)難しい」 2006-03-20
レビュアー:copycat(78人中68人が参考になったと回答)
この本に書いてあることは極めて簡単です。可及的速やかに良形でのテンパイをし、先制リーチをかける、これだけ。要するに、当たり前のことしか書いていません。しかし、その当たり前が出来ない人が多すぎるために、作者であるとつげき東北氏はこれを書いたのです。そして、それが出来なかった場合にどうするかもきちんと記されています。ベタオリの仕方、愚形テンパイでリーチをかけるかどうか、先制リーチ出来なかった場合どうするのか。etc、etc。
何よりも、氏自身が強い打ち手であるということです。プロが書く本が売れるのはプロ=強いという認識があるからに他なりません。ただの一般人が麻雀の本を書いても売れませんし、誰も出版してくれません。しかし、既存のプロたちが書いた本の9割5分くらいは読むだけ無駄です。どこを読んでも抽象的で、具体的なアドバイスはほんの少し。はっきり言って話のネタくらいにしかなりません。この本は、麻雀の強い人が「何故自分が強いのか」を、きちんと書いたものなのです。そんな本はこれまで私の知る限り、せいぜい2,3冊しかありません。プロの価値が疑われても仕方ないでしょう。いくつもの団体があり、数多くのプロがいるのに、たった1人の素人に「本来なら自分たちやるべきこと」をほとんどやられてしまっています。間が抜けていると言わざるを得ません。
評価4点「姿勢はよし」 2005-10-21
レビュアー:(54人中42人が参考になったと回答)
麻雀を母数の大きな統計によって解析していく、という姿勢は確かに他の麻雀本には無かったもので、すばらしい。
確立(%)でいろんな状況を表にしているところが、とても参考になった。
ただ、その統計が、荒い。
あくまで、「期待値」を基準に考えられていて、統計に必須の「分散」の概念をほとんど無視している。
「ノミ手でリーチすべきかどうか?」なんてことは、
偶発的な「一発」「裏ドラ」などが期待値を大きく変化させているのだから、
むしろ分散を見て、点棒状況を見て、それに賭けるに値するかどうかを判断するべき。

それを意図的に廃しているのは、書き手の思想である。
つまり「状況によらず、常に同じ手を打つのが強いということ」という信念と言ってもいい。
これは、「ツキ」や「流れ」「読み」を否定するあまり、状況判断という実に単純な勝負の材料を、「無知による錯覚」だと決め付けるに至った、著者の歪みである。
「わからないことを状況判断と言ってごまかす」という迷信は確かにある、
だが、実際に役に立つ状況判断も当然ある。
オカルトや現在の理論を否定するあまり、「状況判断は必要ない、機械のように打てば勝てる」というオカルトに至ってしまったように感じる。
(実際、機械はまだ弱いのだから)

もっとも、都合によっては状況判断のような言葉も出てくるし、
「X%の危険牌」のような「読み」前提の言葉も出てくる。
「状況」や「読み」を否定しているというよりは、否定したい、というのが本音だろう。

評価5点「論理派雀士、最右翼による革命書」 2006-08-24
レビュアー:チャンプ(29人中26人が参考になったと回答)
データ麻雀時代の寵児、とつげき東北氏による麻雀戦術書。論理派雀士の最右翼である著者が、数理を武器にこれまでの麻雀セオリーを次々とメッタ斬り、新たな定石を提唱する。極論もあり鵜呑みにすべきではないが、麻雀への凝り固まった先入観が吹き飛ぶことウケアイの書。
評価4点「初中級者の貴重な実用書、そして理論的思想的な影響力」 2005-07-17
レビュアー:(27人中25人が参考になったと回答)
実用書として価値は高いと思う。
膨大な牌譜の統計分析に基づき、何が有利で何が不利な打ち方か、何を考慮すべきで何を考慮する必要がないか、極めて明確に述べられている。
初級者が中上級者に惨敗せず打てるようになるバイブルになることは間違いなく、中級者にとっても頭に入れておいて損はない内容となっている。

なお、実用書として読む場合、統計学に関する記載は一切無視してよい。

麻雀理論に対する影響も極めて大きいと思われる。
結論を提示するに至る過程にはやや稚拙かと思われるところもあり(筆者自身も認めているようである)、また本書の提示した結論に対しても賛否両論が起こるだろうが、少なくとも今後、牌譜に基づいた統計的な裏付けや検証可能性という点を無視した麻雀理論が説得力を持ち得なくなることは明らかである。
従ってこれからは、プロ雀士の面々が(ネット麻雀でなくリアル麻雀の)理論書を書く前提として、ネット麻雀だけでなく、プロ雀士の実際の対戦の完全採譜とデータベース化は行わざるをえなくなるだろう(既にやっているのか?)。

私がそれ以上に着目するのは、思想的なインパクトである。
筆者は、「流れ」や「ヒキ」なるものの存在は検証できず、そもそも定義が曖昧であるとし、これらに対して非常に否定的な態度を取っている(ただし筆者は、「流れ」の不存在を立証したとは主張していない)。
では、大多数の麻雀打ちが実戦で感じざるを得ない「流れ」「ヒキ」「ツキ」の正体は一体何なのか?
洗牌の限界による牌の偏りなのか、対戦者相互の心理作用か、それとも単なる思いこみなのか。
筆者が示した種々の統計的な結論が、その思索のための非常に貴重な材料となることは間違いない。

評価4点「全く新しい麻雀指南書」 2004-12-21
レビュアー:(28人中24人が参考になったと回答)
今迄幾つかの麻雀技術本を読み、それなりの成果を感じる事が出来ましたが、この本はそれらの本と一線を画す技術本です。リーチはどういった場合にかけるのか、否か。降りる時はどういう風に降りるのか等等、普段迷ってしまいがちな局面での行動を膨大なデータに基づきはっきりと導いてくれます。また従来から云われてきた根も葉もない定石を根本から覆している所も痛快です。これから麻雀を打つのが更に楽しみになってしまう内容です。欲を言えば本のサイズをもう少し大きいものにしてデータ表をもっと見易いものにして戴くと嬉しいです。
麻雀界はこの本の出現により少なからず影響を受ける事必至です。
続編を強く希望します。