ユーザーレビュー一覧(全19件 平均:4.0)

「面白かったんですが...」 2008-12-05
レビュアー:ほげほげ(5人中4人が参考になったと回答)
平素、勝負弱いなあということで、読んでみました。
p108での、
・著者自身が、医者という科学者のはしくれでありながら、根拠の薄いマイナスイオンの効果について、さも効果ありと主張するところ
・さらに、マイナスイオンの効果はレナード(ノーベル物理学賞受賞者)が発見したと誤解するような記述になっている。(レナードは、水が大気中で微粒子になる際、小さい微粒子が、周りの空気を負に帯電させることを発見したにすぎず、世間で言われているようなマイナスイオンの効果については主張していない)
の部分が、権威主義っぽいのと、科学者としての姿勢に疑問を抱かせる点で、気に入りませんでした。この本の主題とは関係無いし、気にすまいとは思ったんですが。。。
脳科学は専門ではないので、脳のしくみは素直に興味を持って読めましたし、主題である勝負脳の部分については、勝負強い人の行動と、自分の行動と対比してみて、結構納得することが多かったので面白く読めたんですが、やっぱり上で述べたマイナスイオンの記述が、残りの全ての主張を嘘っぽくしてしまうので大変残念です。

「気が楽に&やる気になりました」 2007-05-06
レビュアー:アト子(11人中3人が参考になったと回答)
ところどころ、ほんとかな?という部分はあるにしても、その2%のために内容を全て信じないというのはどうかと思います。
私の場合は、効果絶大でしたよ。競り合いに勝つも負けるも「脳」次第、そしてその「脳」の中身は、鍛えたら変わってくる。ということは、誰でもコツを覚えて脳を鍛えれば、要所要所で勝てるようになる! ということです。 私はこの本を読んで、苦手なスポーツにも挑戦する気になりましたし、日常のいろいろなことを積極的に楽しんでやることができるようになりました。受験生にも読んでほしい、おすすめです。

「スポーツは脳の機能である」 2008-09-21
レビュアー:ショーシャ(6人中3人が参考になったと回答)
06年出版の本だが、水泳の北島君ら五輪の水泳選手に著者が講義をしたというので、話題になった本。こんな面白い本が埋もれていたのである。
スポーツやビジネスの勝負の勘どころで、いかに、ミスをせず、自分の力を発揮するか。相手がいる戦いでは、どう戦略的に挑むかを書いている。
何よりも、著者が手術時に一瞬の判断で患者の生命を左右しかねない、脳外科というストレスのたまる仕事についているので、内容に説得力がある。また、それが、意識、記憶、心は神経群でつながっていて、この神経群が気持よく動くようにすれば勝負脳ができる、など脳神経の独特の理論に裏打ちされているのも説得力の源になっている。
内容でも、ゴルフのパットでは、ホールに入るイメージを思い浮かべるのでなく、パターがボールをたたいた時の音や芝生をする音など、入る手前の動作にかかわるイメージを心に焼き付けると、それがイメージ記憶され成功につながるなど、具体的なアドバイスが効いている。著者が書いているように、運動(スポーツ)は体でするというより脳の機能なのだという視点が新鮮だ。

「随所に頷きがあったが…」 2008-12-10
レビュアー:たか(3人中3人が参考になったと回答)
豊富な経験を有する脳外科医の立場から、脳と心の関係や勝負の際の心構え、行動などが述べられており、随所に新たな驚きがあり、全体的に面白かった。特に後半部分では心・技・体に解説を分けマラソンに例えて解説しているため、非常に分かりやすかった。
もっとも、読後に強烈に印象に残った点を挙げろ、と言われると漠然としか内容が思い浮かばない感じがあり、著者の最も主張したかった点は何だったのか今一つ掴めなかった。

「脳科学で勝者を解析!」 2008-09-20
レビュアー:ドクトルg(4人中2人が参考になったと回答)
脳の働きを、スポーツの勝ち負けというジャンルに絞って説き起こした。特に目新しい知見が見あたらないという人もいるかもしれない。だが、勝とうという意志が脳科学でコントロールできるという主張は、非常に価値が高い。ともすれば精神論的に語られがちな「心」のメカニズムを、脳機能との関わりで説明しようとしたところが面白かった。
勝つという戦略と、そのために成し遂げるべき戦術とを意識して使い分けろ、という主張が特に印象的だった。それと、文脈上あまり重要でない部分だが、技術や体力が勝負を決めるのではないという断言には、かなり衝撃を受けた。
肉を食べると攻撃的になるというのは、感覚的には共感するが、少々根拠に説得力がなかった。