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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

本を読む本 (講談社学術文庫)
本を読む本 (講談社学術文庫)
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Mortimer J. Adler[原著] Charles Van Doren[原著] 外山 滋比古[翻訳] 槇 未知子[翻訳]

講談社

¥ 945

文庫

売上ランク:337位

1997-10

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ユーザーレビュー一覧(全64件 平均:4.5)

評価3点「ある意味最高の速読方法」 2008-02-08
レビュアー:明日天気にな〜れ(18人中15人が参考になったと回答)
内容としては題名通りに、本を読むための知識の本。

要点としては
「必要な本は時間を取ってちゃんと読みこめ、つまらない本は捨てろ」です。
必要な個所や本を見つけ出す方法を説明しており、また
つまらない記述や本に時間を割くだけ無駄と理解できる本です。

作者のやり方を理解したからと言って
劇的に本の読み方が早くなったり理解できるようになるものではありません。
しかし、巷に氾濫しているどんな本も同じように
早く読めると唄う速読本より誠実に読書について語っていますし
きちんと読んだ本が自分の血肉となる方法を説明しており参考になります。

自分なりの読書方法が見つかっていない人には参考になる本です。

私もどんな本も平等に読んで、速読したいと考えていた時期に出会えば
その読書方法が間違いだと教えてくれたと星5だったのですが出会うのが遅かった。
評価5点「本の読みかたをまじめに考える」 2005-10-29
レビュアー:hopepetticoat(18人中14人が参考になったと回答)
題名のとおり、
本の読みかたについて追求した本

初級読書に始まり、点検読書、分析読書、シントピカル読書
と順にレベルをあげて解説している

いかに効率良く本の主題を捉えるか、
どのようにして著者の命題や論証、解決を理解し、
これをどう批評するか
複数の書物を組み合わせた論考から
どのように理解を深めるか、など

この本に書かれていることは
単に読書術、として捉えることもできるが、
例えば、会議の資料を読むときや議論するときであっても
同じノウハウが役立つ
私の場合は、分析読書プロセス中にある、
いかにして相手(著者)の命題と論拠を理解し、
これをどう批評するか(賛成/反論のしかた)
についての考察がとても参考になった

表面的に「このように読め」という内容ではなく
一歩踏み込んで述べているからこそ
とてもためになる一冊
おすすめです。

評価5点「こんな昔に、速読法の原点になる本が出ていたとは驚き!!」 2008-02-10
レビュアー:とっぴ〜(16人中14人が参考になったと回答)
本や通信講座で速読をマスターしようと四苦八苦し、「やはり速読などマヤカシだったのか?」とあきらめかけていたところに、書評でこの本を見つけました。

まだ半分しか読んでいませんが,ここに書いてある「点検読書」は,「右脳を使う」という表現が無いことを除けば、まさに昨日まで読んでいたフォトリーデイングなどの速読の本に書いてあることそのものですし、「シントピカル読書」は、「レバレッジ・・・」等のビジネス書などにも良く書かれている、「多読の勧め」に相当するものとだと思います。

私は、速読を習得しようとしていろいろ本を読んだり、通信講座にまで手を出したけれども成果が上がらず、「もしかして自分が悪いのか?」と、速読のセミナー受講まで考えていたのですが、この本に出会うことができたおかげで、右脳やら潜在意識やらを持ち出さなくても、自分でも理屈が十分納得できる、実用的な速読法的読書法を習得できそうです。

この本を読めて本当に良かったです。高額の速読セミナーを申し込まなくてもよさそうですから。
評価4点「読書論の古典的傑作」 2007-06-19
レビュアー:のいのい(16人中13人が参考になったと回答)
いかにして本を読むか、ということを徹底的に問い詰めた一冊です。

初級読書・点検読書・分析読書・シントピカル読書の4つの読書レベルを設定し、意識的に読書法を身につけることで読書レベルを引き上げることを目的としています。
読書技術のひとつひとつを、これでもかというほど丁寧に議論した上で紹介してくれているので、方法論に対する理解も深まり、きちんと納得した形で著者の考えを実践に移すことができると思います。

今から60年以上も前に書かれた読書論ですが、近年の読書論と比較しても全く色褪せていません。
いやむしろ、最近の読書論についての本は、本書を現代向けに簡単に書き直しただけなのではないか、と思えるほどです。

こういう戦略的読書論には珍しく文学・戯曲・詩の読み方に関する章も用意されているので、(完全に納得できるかどうかは別としても)その興味深い考察は一読の価値ありです。

「本を読む」ことについて様々な示唆を与えてくれる、非常に刺激的で有意義な良書と言えるでしょう。

ただし、もともと英語圏の著者による読書論なので、読書という行為を「感覚的」に捉えがちな日本人には少し違和感があるかもしれません。
そういう方はぜひ本書巻末の外山滋比古氏によるあとがき「日本人の読書」をご一読ください。
こちらも、短い文章ながら読書の本質をついた名解説です。
評価5点「原書の第13章及び19章もぜひ参照して欲しい」 2008-02-12
レビュアー:○○(14人中12人が参考になったと回答)
読んだらわかるのだが、決して読みやすい本ではない。
原因は、まず筆者が哲学者であり、論理性を重視したこと。 
そして第二に、日本人にとってはこれが主な理由だと思う、
例として取り上げられる書籍の内容に親しみがないことだと思う。
ギボンの「ローマ帝国衰亡史」を読んで、例として挙げられる内容をふむふむと納得して読める人にはこの本を読む必要はないだろう。

この書籍については、いろいろとレビューが出ているので、
今までにコメントされていないことを記述しようと思います。

それは、原書(How to read a book)の第13章及び19章を
ぜひ読んでいただきたいということです。 

なぜか? 

まず、13章及び19章は翻訳されていないこと。

そして、本を読む本のような実用書の読み方が13章に述べられている。
実用書は、理論書と違って著者が取り上げた問題は読者の実践によってのみ解決されるなど。

また19章では、シントピカル読書をする前提である、
ひとつの課題に対してなぜ複数の本を読まなければならないのかが、
提示されているからです。

原書の13章及び19章を読むことによって、
著者の論理の流れがよどみないことに気付かされるでしょう。