ユーザーレビュー一覧(全64件 平均:4.5)

「原書も読んでみたいです」 2008-02-11
レビュアー:xxあきxx(8人中3人が参考になったと回答)
先月購入しました。まだ半分を過ぎたあたりですが、内容はとても濃いなと
思っています。数ページ前はなんだったっけ?とか、結局著者の言いたいことって?
と本を読んでも頭に入ってなかった(=身についていなかった)私ですが
この本を読んで『意欲的な読者』に近づく一歩を踏み出せたなと思っています。
著者も触れていますが、この本を読んで『当たり前じゃん』と思われる方も
少なくないと思います。が、実はそれまで考えていた『当たり前』も、実際に
意識をしながらやってみる(読んでみる)と、あれっ?と気づかされることが
あるのではないでしょうか。
本文の中で、読書には”段階”と”レベル”があると述べられていますが
私は読書に段階があるのも知らなかったですし、そして自分の読書レベルは
低い方だなと認識することができたので、今後の自分自身の改善に期待しています(笑)
そんな意味でタイトルを『本を読むための本』としていた方がよかったのでは・・
と個人的には思いますが、まぁそれは横に置いといて。
訳書なので、所々に言葉遣いというか、気になる箇所はありました。
せっかくなので原書を手に入れようと思っています。
お値段も手ごろですし、十分な内容です。

「読みっ放しを改める」 2008-04-21
レビュアー:コマンチ(4人中3人が参考になったと回答)
私自身、本を読んでもいつもすぐに中身を忘れてしまい、「何とかしたい」と思っていました。
この本を読んでも最初はピンと来ませんでしたが、ここにある「分析読書」をこの本自体で試してみると、かなり納得できました。つまりこの本自体がしっかりした構成で記載されているので、「分析読書」の練習に最適な教材となるようです。自分にとってはめっけものでした。

「読書教本」 2008-05-05
レビュアー:りゅ〜た(5人中3人が参考になったと回答)
一冊の本を読んだとき読者はどれだけのことを学ぶことができるのだろうか。正しい読み方を知らない読者、未熟な読者はまったく学ぶことができないだろう。一方、読書の技術を身につけた読者は多くのことを学ぶことができる。この本には、本を読む上で必要になる技術と心構えについて書かれていた。まず、技術として、自分が読もうとしている本は本当に読む価値がある本なのか見極めるところから始まる。つまり、全体を大まかに読んでその本について判断を下すのである。読む価値がないとわかったらそこで読むのをやめるべきである。この段階を日本人は嫌うかもしれない。日本では、どんな本にも学ぶべきところはあるはずだからたとえ面白くない本でも、本は最初の行から最初の行まで時間をかけてゆっくり読むべきだというのが美徳とされるからである。しかし、こんなことをしていては真に価値のある本に出会うことができないことを自覚しなければならない。世の中には読む価値のない本があふれていることを認識すべきである。この選別の段階を経てから、熟読の段階へ移行しなければならない。次に、心構えとしては、読書するときは積極的でなければならないということである。積極的読書と消極的読書の違いは、本を読んでいるときに著者と会話ができているか、いないかにある。本というものは著者が書いたものを読者が一方的に読むものであるが、ただ受身的に読んでいくだけでは何も身につかず、学べずに終わってしまう。読んだ後には読者の心には何も残らないだろう。このようなことを避けるために行うのが積極的読書である。具体的には、文章について問いかけることである。「〜である」という文章に対して「なぜ?」というように心の中で問いかけるのである。もちろん、すべての問いに対して、すぐに著者が答えてくれるわけではないが、万人が持つであろう疑問に対しては、その次の行で答えているであろう。または本のどこかで答えているかもしれない。大切なことは、自分が読むべきであると判断した本を読みつくしてやろうという積極性と内容に対して興味を持つことである。この本は、1940年にアメリカで刊行された本であるが現在にも通ずる内容であった。

「本に問う。」 2008-05-31
レビュアー:orcawhale(4人中3人が参考になったと回答)
「本を読む本」は、読むに値する良書を知的かつ積極的に読むための規則を述べたものだ。題目通り、本書は本を読む人のための本なのだが、本や論文を書く人のためにもなる本だと思う。私自身、学位論文を「読むに値する良書」にするためのヒントを得た。
特筆すべきは、本書は私の本を読むことに対する姿勢を変えたことである。特に読書の過程で、「それにはどんな意義があるのか」を問い続ける姿勢が生まれた。私はこれまで、とかく本に書かれている内容を鵜呑みにしていたことに気がついた。理解しているつもりだったものの、その本に批評を加える程には理解していなかったことに気がついた。
本書で述べられているように、「概略→解釈→批評」のプロセスを踏み、そのプロセスごとに適切な質問を投げかけていこうと思う。

「読み手の意識を考えさせられる。」 2008-05-31
レビュアー:ピカ(5人中3人が参考になったと回答)
小難しく書かれてあるので、堅苦しく思いましたが、書いてあることは至極まっとうでした。
筆者は、本来カスタマーである読者に焦点を当て、私たち読者が本を理解するためのさまざまなヒントを語ってくれています。少々おせっかい的かもしれない。
全ては共感できないにしても(この本を理解していない証拠かもしれませんが)、読者が書いていることに対して能動的に考え、想像力をふくらませることの大切さを教わりました。
しかし、現実的には自分の興味対象や本との相性もあります。
読解能力を必要とする学術本や、ビジネス本を理解するのにはよいと思いました。
子供たちの教育にもいいと思いますので、もっと簡単な言葉で表現したバージョンもあればいいかと。