ユーザーレビュー一覧(全29件 平均:3.5)
「青春推理ミステリの第2弾における主人公は大学生。加賀恭一郎の原点ここにあり!」 2008-05-28
「加賀刑事のファンならぜひ読むべし。」 2003-12-06ラストシーンを読んで、このタイトルがとてもしっくりしているなあと思いました。できれば、彼の思いが沙都子に届いてほしかった。これを読むと、彼がどうして人の哀しみを理解できる心優しい刑事なのかがわかる気がします。
「殺人以外の部分にも深い味わい」 2004-05-27
「トリック重視の作品」 2002-04-10これはトリック重視の作品である。だから図入りの状況説明がやたら多い。本当に犯人を当てようと思ったら、そして動機を推理しようと思ったら、このトリックというハードルを越えないといけないのだが、私はややこしい「花月の式」の図がでてきたときからあきらめてしまいした。
話の筋とは関係ないが、恭一郎の沙都子に対する不器用な恋心がひどく切なく後に引く物語であった。どうも東野圭吾は男の不器用な恋を描いて秀逸なところがある。と発見しました
「学生時代が偲ばれる作品」 2004-07-14仲のいい大学生7人の中で、表面には現れない炭火のように燃える憎しみの心が「雪月花之式」という茶道の茶会を使って業火となる。
殺人事件は、複雑なトリックを使っているが、図解もついて謎解きとともにわかりやすい。
大学の卒業は、小中高のそれと違った側面を持っている。
追い出されるといった後者とは違って、自分の意思で迎えるといった感が強い。さらに学業の探求をを志すものにとっては、在籍も希望できるのだから。
そういったあいまいではあるが、親の傘下で過ごした「学生」という一くくりを卒業するのだという。同時に一己の大人としての旅立ちとも言える、やるせない思いを巧みに描写したエンディングに心にじんとくるものがあった。