ユーザーレビュー一覧(全5件 平均:4.0)

「舛添要一氏による政権与党中枢解剖レポート」 2007-06-29
レビュアー:歯職人(5人中4人が参考になったと回答)
舛添要一参議院議員による政権与党中枢解剖レポートである。
政治学者出身の現職参議院議員、しかも与党の役職者であれば単なる成功譚を予想させるが、さにあらず。極めて辛口である。その辛口は、野党批判に向かわず、同僚議員への批評内容を含め実名である。更に、舛添要一氏が前回の参議院選挙で大量得票を得る際に大きな力となったであろうテレビにも向かう。
小泉チルドレンの自民党内での不行状や勉強不足などの記述はは、予想に違わずと云った所か。
しかし、本書の注目点は政権与党の政策形成・決定システムの解剖、更には霞ヶ関官僚の現在の動向・手練手管の解説にある。
次回選挙に向けた出版との側面もあろうが、十分に読むに耐える内容となっている。

「オールジャパンで日本の繁栄を」 2007-07-11
レビュアー:もうすぐ年金がもらえるおじさん(4人中2人が参考になったと回答)
表題とは異なり、政官協力してオールジャパンで日本の繁栄を達成しようというスタンスで貫かれている、真面目な本です。
第1章は自民党事務局次長として新憲法草案をまとめ上げた苦心談です。憲法が省庁の利権と関係があるのです。また、中曽根元総理の苦心の前文をボツにした経緯も紹介されています。
「日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に、天皇を国民統合の象徴としていただき、和を尊び、多様な思想や生活信条をおおらかに認め合いつつ、独自の伝統と文化をつくり伝え、多くの試練を乗り越えてきた。・・・」
第2章は小泉改革の意義をたたえています。役人の無駄遣いの財布である郵貯をとりあげたことです。また、道州制は天下り阻止に不可欠としています。
第3章は立法のプロセスを説明します。参議院政策審議会長の経験を生かして執筆されています。必ずしも議員立法が良いとは限らないことが具体的に述べられます。NHK国際放送命令についても背景が説明されています。
第4章では、国会のおける議員の質問の意義について解説されています。
第5章は税制改正要望の取りまとめ、予算編成など政策過程が語られます、。
第6章は現在の自民党(勉強家が評価される)を語ります。
終章はマスコミ・ポピュリズムの危うさを述べます。また、ホワイトカラーエグゼンプションはネーミングが悪い、公務員の人材バンク法案は議論が不十分など独自の見解が披露されます。
政治過程を勉強する良い教材です。読んでいると政治家になりたくなります。

「官僚を何とかできないのか?」 2007-10-15
レビュアー:いんてきふこ(4人中1人が参考になったと回答)
今や国民的ヒーローになりつつある舛添さんが、今の厚生労働大臣になる前に自民党の政策審議会長時代に書いた本。
この頃はまだ国会議員1年生だが知名度はあるため上手に使われている…と思わせておいて、実は大学の教授なわけで、変な坊ちゃん議員などとは全然次元が違う能力を持っており、法律の提案などに日夜がんばっておりますが、官僚があの手この手を使って邪魔をするというか、自分たちにとってメリットのあるほうに曲げてしまう…という色々な事例が書かれています。
官僚すべてが悪いわけではなく、また官僚が悪いことをしているというものでもないのかもしれないが、一歩離れてみると、官僚というのは一体何のためにいるのだろう、その逆に官僚がいるなら国会議員なんてどうでも良いのでは…?と色々考えてしまう。
しかし法律を作る人たちが自分たちに都合の悪い法律を作るはずがなく、(実際には官僚が作るのではなく国会議員や党が提案するのだが、その資料や原稿は官僚たちが用意したり作ったりするわけで)この国の基本的なシステムを変えなければもうどうにもならないという感じ。
多分共産党が天下を取るくらいのドラステックな変革がなければ無理なような気がする。
この本に書かれていることはすべて本当のことなのだと思う。10%程度は舛添さんの自己アピールもあるのかもしれないが。
こんな奴らに税金無駄遣いされて、挙句の果てに消費税を上げますといわれても、もう納得がいかない。毎回ここで無駄な怒りを感じてしまうのだが、何とかならないか?

「現在は非常に大事なときなんですね」 2007-08-29
レビュアー:まだ元気です(1人中0人が参考になったと回答)
だいぶ遅れまして参議院選挙後、自民党の大敗をうけて安倍内閣の内閣再編後に読みました。
舛添議員は参院で再選し、今回厚生労働大臣に大抜擢され世論は好意的にみているようです。
本書は舛添議員の率直な自民党政治のありかた、官僚の都合にたいして非常にわかりやすく
書いています。政治家を実名で批評しているところもおもしろいでしょう。
小泉政権に関しては肯定的ですが、大事なのは今からの安部政権です。
政党支持率は低いままですがみなさん文句ばかり言うまえにすこし見守ってあげましょう。
今読んでもとてもおもしろくてためになります。二日くらいで読みました。

「まあまあかな。。」 2008-01-23
レビュアー:フィアット(0人中0人が参考になったと回答)
舛添氏というとTVへ露出が結構あり、介護問題や社保庁がらみでがんばっているので一度読んで見たく手に取りました。最初このタイトルを見て二元論型の人なのかなと心配しましたが、その様な事はなく安心しました。まあ本の内容自体はたいした事はないので舛添氏入門用かなという感じです。もう少し他の本も読んでみないと解らないですね。まあ、期待する政治家の1人ですのでがんばって下さい。