ユーザーレビュー一覧(全110件 平均:3.5)

「久しぶりの東野氏らしい作品」 2008-03-23
レビュアー:雪(11人中3人が参考になったと回答)
私の中では、間違いなくBEST3に入る作品です。
最近の東野作品は、納得のいかない終わり方だったり
全体的に暗いストーリーだったり、と
ちょっと物足りなさを感じてただけに
余計にそう感じたのかも。
久しぶりに読む、私の好きな東野さんらしさ。
人物の描写やら、緻密な伏線の張り方、
読み始めるとやめられないストーリー展開、
ラストのどんでん返し…etc
そうそう、私はこういう話が好きなんだよなぁ…と改めて実感。
読み始めた頃は
「白夜行」みたいな感じかなぁ…と
救われないストーリー展開になるのか、と思ったら
最後はほんわかした気分で終わらせてくれたし
根っからの悪人って感じの人が一人もいないってのも救われた。
奮発してハードカバー買った甲斐がありました(笑)

「エンターテイメント小説の決定版」 2008-03-28
レビュアー:こたろう(5人中3人が参考になったと回答)
両親を殺害された三人兄妹の物語は、
予想に反して『白夜行』のような陰鬱なものではなかった。
例えるなら、ちょっと小粋で、洒落た、フランス映画の詐欺師の物語のようにも感じた。
そこには、騙しのテクニックがあり、親を亡くした子の悲哀や苦悩もあったのだけれど、
読後には何とも言えぬ爽やかさを感じた。
題材、ストーリーともとても面白いと思ったのだが、
後半の展開がやや早すぎるような気もする。
上下巻として、三人兄妹の活躍?や、その背景をもう少し読んでみたいと思った。
オチ(犯人)は流石でした。

「ラストのからくりに納得」 2008-04-06
レビュアー:naonao-703(8人中3人が参考になったと回答)
『白夜行』の片鱗もどきの美しい女が男を騙すとか、可愛がる妹に弱い兄2人とか、東野パターンともいえる人物配置ではあるが、ラストで妙に納得させる。
売れっ子作家の実力とも言えるのだと思うが、安直ではあるんだけど読者を幸福にして安心させるのだ。
読書という行為が満足出来るラストのからくりに、ベストセラー作家の底力を感じた。

「久々の読んだーという達成感!」 2008-04-11
レビュアー:yuki98(7人中3人が参考になったと回答)
最近、長編小説にご無沙汰だった。
なかなか読書する時間が取れず、次を読む手を止めるのに苦労したほど面白い。
近頃、家族間同士の争い、兄弟同士憎み合ったり、挙げ句の果てには殺人まで起こってしまう世の中。
そんな今だからこそ、読みたい一冊。
あっと驚く真犯人にもさることながら、その動機にまで意味を持たせている東野さんは本当に読む人の心をつかむのが上手い。

「面白かったです。」 2008-04-16
レビュアー:シャーリーン(8人中3人が参考になったと回答)
ハヤシライスの謎が食欲までをそそります。それにしても、今回は、「妹の恋心」「思い出の味」とまたいろいろな話材をとりまとめて、調理!という感じで、東野作品としては、落ち着いて、楽しめました。あまりどろどろしていなくて、思わず顔をそむけてしまうような場面もなく、エンターテイメントとしては良質な2時間ドラマを見ているようで、楽しかったです。