ユーザーレビュー一覧(全110件 平均:3.5)

「面白いですが、もっと充実感が欲しい」 2008-07-04
レビュアー:徳明木 望(5人中3人が参考になったと回答)
単純に言って、面白いと思います。
両親を殺害された、兄弟妹が世間の冷たい風に吹かれて生きていくところから、
騙されるより騙してしまえという心境変化。
そこから物語が展開するところも、読み手をぐっと引きつけます。
彼らが犯人と思ってマークしていた人物。そしてその息子と妹との関係。
さらに犯人と思っていた人物を追求してわかった、事実。
そしてその事実と、両親殺害の本当の理由。
登場人物それぞれに、それぞれの生活の苦悩を結びつけながらまとめあげているところは、さすがです。
ただ、最後まで読んで、いまひとつ物足りなさを感じざるを得ません。
単なる軽い読み物で終わらせて欲しくなかった、という実感が残ってしまうのです。
何か、社会的なメッセージを込めていただけたなら、もっと読後の充実感が味わえたと思えます。

「綺麗。」 2008-08-16
レビュアー:なお&こと(5人中3人が参考になったと回答)
一気に読みました!
ドラマ化されるとのことで、いろいろなレビューを参考にして
ちょっと期待しすぎたかな^^;
お話が、全体的に綺麗な感じ。
それに、こんなにまとまっていて、読後感のよいハッピーエンドになるとは!!
東野さんの作品は、読後感にモヤモヤ・・・とか、アンハッピーエンドとか、多かったので。
ラスト1ページは、ちょっとウルウルしました。

「はたして傑作?」 2008-11-27
レビュアー:バレーポット(5人中3人が参考になったと回答)
自分は東野圭吾がわりと好きで多くの作品をこれまで読んできました。
そして一目みたら忘れられない独特な本のカバー、また「最大の誤算は妹の恋心」というそそってくるセリフ。 ファンにとっては、見逃すことなんてできるはずがありません。
しかし実際読み終わったあとの感想は、なにか少し残念なかんじがしました。 美しい妹にたいしてあんまり惹かれなかったのが一つの原因でないかと思ます。 それは白夜行などで不思議で奇妙だけど、なぜか美しくて惹きつけられた女性の深みの差をかんじずにはいられなかったからです。
でもでもでも しかし… 後半になるにつれページをめくるのに止まらない手。読み終わったあとの余韻。さすが東野圭吾というかんじでした。
傑作とまでは自分の中ではとらえられなかったけど、作者の力量、ストーリーのおもしろさ 十分に読む価値はあると思います。
というわけで星4つでどうでしょう…

「いかにも東野作品」 2008-04-10
レビュアー:REVEL(3人中2人が参考になったと回答)
とにかく読みやすく、ぐいぐい引っ張っていく展開力、伏線の張り方、登場人物の魅力など、本当に面白い作品でした。だがしかし、いかんせん話が「綺麗」すぎるのがちょっと鼻につきます。勘の良い方ならかなり早い段階で真犯人の見当もつくと思います。
「白夜行」「幻夜」「手紙」「さまよう刃」などの重厚さ、深い人間ドラマを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。良くも悪くも東野圭吾らしい「洒落」っ気があるライトミステリーだと思います。何だかんだでうまい事読まされちゃうな〜。

「やっぱり東野圭吾…でも、結末はちょっと都合が良すぎるのでは?」 2008-04-13
レビュアー:Richmond#15-01(5人中2人が参考になったと回答)
さすが東野圭吾…と言おうか、犯人は誰かという謎解きを軸にしたストーリー運びは見事。中盤ですでに犯人がわかった、と思いながら読み続けると、結末は意外なことに。兄弟の絆の描き方やその他のキャラクターの人物像、物語の中の詐欺の手口の描き方なども丁寧でリアリティーがある。ただ、最後の最も重要な部分についての真相解明での詰めが少し甘いように思えるほか、結末も少々都合が良すぎるのでは?と思える。
初期の東野圭吾なら、もう少し違った結末になったのではないか。ただ、やっぱりレベルは高く、はずれはない。