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「家族」という名の孤独 (講談社プラスアルファ文庫)
「家族」という名の孤独 (講談社プラスアルファ文庫)
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講談社

¥ 714

文庫

売上ランク:17161位

2000-09

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ユーザーレビュー一覧(全8件 平均:4.5)

評価5点「現代の見えにくい異常に鋭く着目」 2005-07-26
レビュアー:月瀬薫(40人中39人が参考になったと回答)
主に家族関係の異常に言及した良著。

夫婦間の共依存症、アダルトチルドレン、
引き篭もり、非行などを中心に語り、
現代の隠れた偏見による様々な社会問題について、
大変開けた観点で指摘している。

家族間のことで悩んでいる方にとっては、まさに必読。
自分の悩んでいても分からなかったことや
感じていた違和感が解かれていくのを感じるはずだ。
この本のテーマは2005年現在でもしっかり通じるし、
むしろ、ここで語られていることは深刻化している。
家族関係を見直したい方、もしくは
家族関係に何らかの違和感を感じる方は是非読んで欲しい。

登校拒否や引き篭もりは、まさに声に出来ないメッセージである。
ただ社会に適応するように、指導するのではなく、
この本のような開けた視点でその声に耳を傾けて、
現代社会の病理を認知して、対処していくことが大切である。

評価5点「目からウロコ」 2003-03-01
レビュアー:(32人中29人が参考になったと回答)
家族関係に悩んでいたわたしにとって、この本との出会いは、近すぎてわからずにいたものが、いったいなんだったのかを、教えてくれました。
“家族”という閉鎖された人間関係の中で、弱者たる“子供”が受ける精神的ストレス、あるいは虐待(身体的でなく言葉によるものも含む)が生じる理由がよくわかりました。

これがきっかけで、独立して生活することになりました。
もっとも、心に根付いたものは、振り払うことはできませんが。

評価5点「家族という名の孤独」 2002-04-23
レビュアー:(31人中28人が参考になったと回答)
 自分の今の夫や子供との関係についてだけでなく、自分が育ってきた環境についても考えさせられます。両親の関係、両親はどう育ってきたのか、そして私と家族の関係が希薄であるわけが ぼんやりと理解できる気がしました。自分について深く考えてしまうので、つらくなってしまう事もあります。でも子供には 息苦しい家族でないように接していこうと思っています。
評価5点「家庭=安全な場所?」 2001-07-26
レビュアー:(29人中25人が参考になったと回答)
もたれあう日本人の不健全さや、それがどう精神に影響するかが理解できる。人は誰でも自分の家庭が温かいものだと思いたがるが、もしそれが幻想ならば、早く目覚めて現実を直視すべきだろう。
評価4点「『依存』というキーワード」 2003-02-09
レビュアー:(25人中21人が参考になったと回答)
 児童虐待やDV(ドメスティックバイオレンス)の問題に少なからず関心を持っている者として、この本は多くの示唆を与えてくれる。
 果たして人間は一人で生きていけるだろうか。社会との繋がり、地域との繋がり、自然との繋がり、そして人間としての繋がりがなければ人を人たらしむことはできないと私は思う。その繋がりの最も(というと正確性を欠くやもしれないが)身近にあるもの、それが「家族」であると思う。家族の構成は多種多様だろう。それが肉親である者、親類である者、乳児院の保母さんである者、その構成する人間を問わず「家族」が存在する。
 この繋がりが時として歪な形を成した時悲劇は起こる。そして、その歪さに気づき、振り返り、修正しなければ同じ悲劇を繰り返すこととなる。筆者は、会社との間での・夫婦の間での・親子間での様々な『依存』にフォーカスし児童虐待やDV等の問題へのアプローチを試みている。問題として噴出している現象の根っこには、往々にして「家族」が存在する。
 「家族」に何かを求め、「家族」により何かを失う。そんな繰り返しを断ち切るためには本当の大人になるしかないと背筋を正してくれる本である。