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墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)
墜落遺体―御巣鷹山の日航機123便 (講談社プラスアルファ文庫)
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講談社

¥ 714

文庫

売上ランク:3237位

2001-04

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ユーザーレビュー一覧(全60件 平均:4.5)

評価4点「想像を絶する世界」 2001-09-21
レビュアー:(13人中12人が参考になったと回答)
航空機事故の凄まじさは、話には聞いてはいたものの、実際は想像を絶する世界だった。この本を読むと、伝え聞くこと、想像することがいかに現実と懸け離れているかを教えてくれる。一刻も早い遺体確認のために身をこなにして働いた関係者の方々に改めて敬意を表さずにはいられない。
評価5点「知られざる舞台裏」 2003-09-18
レビュアー:sato(15人中12人が参考になったと回答)
衝撃的な大事故の陰で、後処理がどのように行われるのか全く知りませんでした。
困難極まりない身元確認、遺体処理はもちろん遺品の管理、遺族の精神的なケアまで責任感だけではできないことです。過酷な現場で寝る間もなく立ち向かう医師や看護婦、警察官まで含めてどれほど多くの方々の働きに支えられていたのか、本当に頭が下がりました。

不幸な、痛ましい事故でありましたが、事件関係者の人間愛はご遺族にとって慰めと励ましになったのではないでしょうか。

評価5点「淡々と綴られる現実を読んで」 2005-08-16
レビュアー:あるま(13人中12人が参考になったと回答)
着荷してすぐ読み始め、一気に読み終えました。

内容は5つの章に分けられており、読みやすかったです。
事故の時系列的な流れや事故発生に関するメカニズムについて
知りたい方には不向きかもしれません(本文中で詳細の追求は
していません)が、事故に関わる人たちの心情や、どのような
行動が起きたのか、心情の機微が綴られていました。

筆者自身が「身元確認班長」という「事故関係者」であり、
それと同時に事故に関して独自に調査・取材しているため、
文中の端々で筆者の感情が描かれていますが、冷静に
ご自身の体験と取材を元に「淡々と現実が綴られた」本だと
感じました。
取材内容を筆者が公表し、それを読者が読む…というスタンスを
終始貫かれたように思えます。

淡々とした中にも、事故の凄惨さ、命の尊さ、様々な場面で現れる
日本人の持つ人間愛の形…でしょうかが垣間見えます。
同時に、理不尽に思える日航本社や警察の対応を想像してしまいます。
(このへんは文中から誘導されたかもしれません)
筆者・飯塚氏の視点の鋭さや冷静さに感服しました。

日航機123便墜落事故から20年経ちました。
私もこの事故をリアルタイムでニュースで見、救助された方の中の
お一方と同い年だけに、今でも当時受けた衝撃を忘れる事が出来ません。
このような事故が二度と起こらないよう、徹底した事故調査を
再度行うべきだと改めて思いました。

被害者となられてしまった520名の乗客の皆様のご冥福を
心からお祈り申し上げます。
また、ご遺族のご心痛が、少しでも癒されますように。

評価5点「風化させないために」 2006-04-21
レビュアー:ベンタ(13人中12人が参考になったと回答)
あの夏に、御巣鷹山と上野村で遺体の確認作業に当たった、現場責任者が書いた本です。JAL側の会社としての体質を問うのではなく、ただひたすらに、現場、遺体の搬送された体育館でどんな情景が繰り広げられたか、を書き記した本。遺体に話しかける人、棺の間を腕をひらひらさせて踊る人、極限の精神状態で過ごした御巣鷹山の夏の記録です。
発行されたのは、事故から10年以上たってのことですから、著者の中でも、事件を消化するのにそれだけの歳月がかかったということでしょう。日本の航空史上、かつてない事故です。2度と繰り返さないために、風化させないために、今の若い世代にも読んで欲しい本です。
評価5点「忘れては……風化させてはならない……」 2006-08-12
レビュアー:バルテズ(13人中12人が参考になったと回答)
ちょうど昨年の今頃、事故から20年ということで特別番組が放送されていました。
私はその番組を視聴してこの事故に興味を持ち、ネットにて色々なサイトを巡って、情報を閲覧していきました。
そして行き着いたのがこの本です。
作者の方が事故を担当された群馬県警の方で、遺体判別作業の陣頭指揮をとられたからなのでしょうか。
克明に書かれており、現場を見たわけでもないのに、頭に浮かんできます。
作者の方を始めとした警察関係者、そして医療関係者の方々。遺体を少しでも綺麗に修復して、
遺族に帰してあげたいとの思いで努力を重ねられた姿に、ただただ、感服するばかりでした。
自分では余り涙もろいほうではないと思っていたのですが、
作業に従事された方々のやりとりに、不覚にも目頭が熱くなっていました。
事故から21年が経ち、遺族の方で事故の風化を危惧される方もおられるとのこと。
過去の出来事と決め付けないで、是非ともこの本を手にとって、頭の片隅に置いていてほしいですね。

最後に、このような悲惨な事故が起こらないことを、切に願います。