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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

「場」とはなんだろう―なにもないのに波が伝わる不思議 (ブルーバックス)
「場」とはなんだろう―なにもないのに波が伝わる不思議 (ブルーバックス)
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講談社

¥ 945

単行本(ソフトカバー)

売上ランク:7777位

2000-11

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ユーザーレビュー一覧(全7件 平均:4.0)

評価2点「ほんとにわかりやすい?」 2002-10-11
レビュアー:日高俊行(57人中49人が参考になったと回答)
 電磁場とマックスウェルの方程式、電磁場の量子化、重力場としての曲がった空間の解説は、
とてもわかりやすくてためになった。
が、”くりこみ”の話あたりになると、私のみたいな素人には全然ついていけない。
カバーに「高校生でも納得できるように解説します。」あるが、最近の高校生は優秀なんだなあ。

 ところで、著者としては、読者の親しみやすい本にしようという意図があるのだろうが、
冗長な文、脱線が少々すぎるように感じた。(私は「銀河鉄道の夜」の解説を10ページも読むためにこの本を買ったのではない。)
また、細かな間違いが散見される。(例えば、図53-2。私は自分の考え方がおかしいのかといたずらに悩んでしまった。)

 結局のところ、さらに勉強していきたいと思った。

評価3点「入門的内容ではないと思います」 2004-04-19
レビュアー:鈴木純一(31人中27人が参考になったと回答)
電磁場とマックスウェルの方程式の説明は分かりやすくて理解できましたが、それ以降は全滅でした。「高校生でも納得できるように解説」というコピーに惹かれて買いましたが、物理に詳しくない素人が、単純な動機で「場」という概念に興味を持って読むような本ではないと思います。説明のために使われている比喩も分かりやすいとは思えなかったのが残念。
評価5点「もう一度物理の楽しみを教えてくれる良書!」 2001-02-27
レビュアー:59ers読者(35人中22人が参考になったと回答)
これまでの同類(物理)の啓蒙書にはない、読者が理解できるにはどうしたらよいかという観点を非常に大切にした良書と思います。いわゆる「数式はつかわない」説明ではなく、「その数式はなにを意味するのか説明してみましょう」という、まさに一物理ファンとして長年求めてきた(当たり前のことなのになぜかこれまではなかった)啓蒙書だからです。本書をよみおえた貴方は小生同様きっともう少し専門的な本にも再挑戦しようという勇気がフツフツと湧いてくることと思います。 著者の竹内さんは、その物理博士号取得にいたった、本来自家薬篭中の理解にいたるヒント、トピックス、参考図書を惜しみなく開示してくれているように思います。科学者にあこがれてはいるが躊躇している中高生のみなさんや、小生のように現代人としてなんとかもう一歩理解の度合いを深めたいのに、いま一歩だなあという方々にはお勧めの一冊です。
評価5点「実にわかりやすい。」 2000-12-01
レビュアー:(37人中20人が参考になったと回答)
竹内さんの本は相変わらずわかりやすくて楽しめる。

昨今は理論の本質的な部分をよく理解してもいない 困った人々に限って啓蒙書を出版したがるもの。 「~~理論は間違ってる」とか主張する書物がそれだ。 多くの場合、こうした書物は著者の理解力不足による 誤解なのである。そして誤解が出版されれば 他者までその影響が及んでしまう。 これでは全く教育的とは呼べない。

竹内さんの本はそうした二流の書物とは 一線を画している。 なにより、竹内さんは物理学の学位をもって おられるわけで、だからこそ 本質をえぐり出した明確な叙述がなされ得るのである。 下手な解説書を読むより何倍も理解が進むであろう。

この本では最新のトピックスである「ヒッグス」についても触れられている。その点も大いに評価してよいだろう。

評価5点「竹内薫氏は、物理学のソクラテス」 2005-02-11
レビュアー:西岡昌紀(32人中11人が参考になったと回答)
この本を読んで、私は、自分が、「場」と言ふ物をいかに理解してゐなかったかを知った。--無知の知である。--「場(field)」は、近代物理学の中心と成る概念の一つである。しかし、「場」を理解するのは難しい。読めば読むほど分からなく成る、と言ふのが、私の実感である。そうした中で、この本は、門外漢である私の様な人間にも、「場」とは何かを分かりやすく説明してくれる名著である。一例だが、点滅するネオンサインの文字上で、灯りの付いた電球が交替して行くと、まるで、灯りのついた電球が、移動して居る様に見える。しかし、それは錯覚で、実は、電球が動いてゐる訳ではない、と言った例えで、粒子を区別する事の意味を解説する下りなど、実に分かり易い記述であった。しかし、この本を読んで、私は、ますます「場」とは何かが分からなく成った。(笑)それは、最初に述べた通り、この本を読むまで、私は、「場」と言ふ物を理解してゐなかったが、この本を読んでからは、少なくとも、「場」について、自分がいかに無知であるかには気が付いたからである。その様にして、私に、自分の無知に気付かせてくれたこの本の著者、竹内薫氏に、私は、深く感謝して居る。--竹内薫氏は、物理学のソクラテスである。