ユーザーレビュー一覧(全27件 平均:4.0)
「直球勝負をご堪能あれ!」 2003-12-18内容は、主人公の西原は諸処の悩みから性欲の捌け口として彼に想いを寄せる野球部マネージャーの宮前と関係を持つ。ある日、その宮前が交通事故で死亡する。彼女が妊娠していたということから、自分達は愛し合っていたとまわりを欺く西原。そして、彼女の死亡現場で御崎先生の目撃証言が浮かび、西原は「宮前が道路に飛び出したのは先生が追いかけたからだ」と公然と抗議する。数日後、御崎先生の死体が発見され、学校中の疑惑の眼が西原に向けられる。いったい犯人は誰なのか? 最後は驚愕の展開が‥‥!
才ある著者の変化球もすばらしいのだが、やっぱり直球勝負は読みごたえ抜群だ。本書を手にとったが最後、頁をめくる手は読破するまでとまらないだろう。著者は推理小説家の白眉だ!
「葛藤する主人公」 2005-05-09
「(@^-゜@)v だね! 感情移入しちゃうし…」 2004-10-08この物語の主人公は、野球部のキャプテン。
責任感も強く男らしい、女にももてるし、野球部のエースは親友…
私がプロデューサーなら、これをドラマや映画にする時、
主人公役には、それなりの若手好青年男優をあてるところだろう。
その彼が付き合っていた彼女が事故で死んでしまう。
そして、その彼女の事故の真相に深く関わっていただろうと
思われる女教師が、絞殺死体で発見され、
主人公の彼が、女教師殺しの犯人では? と疑われる...
読み手は、どうしても主人公の彼に 感情移入 してしまい
彼の気持ちで、彼の目線で、推理を働かせてしまうことだろう。
しかし、そこにこそ、作者東野圭吾氏の「わな」がある。
おっと、これ以上は、ぜひ読んでもらいたい。
(それにしても、東野氏の小説では、なぜ、快い教師像は出てこないの?)
「恨み節」 2006-07-18
「この心理描写の巧みさ!」 2002-09-19外野は、いろいろと批判する。もちろん「俺」も苦しむ。
我々にもありますよね?こうすべきだ、でもそれは偽善じゃないのか?、周りのことを考えるなら・・・etc.etc.....
「俺」は、悩みつつも、決して自分自身から目をそらさない。間違えであるのかもしれない、しかし、自分で「決める」。
この悩む姿が、実に詳細に描写されてるところ、さすが東野圭吾だなぁ、とため息ついてしまいます。
同時に、「俺」の「真摯さ」が(青いかもしれないが)うっ、と胸を打つのです。
推理小説、としては、犯人などの動機が今ひとつでものたりなさを覚えましたが、それでもお勧めなのはそういうわけだからなのです。。