ユーザーレビュー一覧(全12件 平均:4.5)

「いろんな種類の笑いを味わえた」 2008-06-07
レビュアー:胡蝶(8人中8人が参考になったと回答)
一篇、20〜30ページの短編集。
さまざまな種類の笑いが詰まった小説だ。
条件設定だけで笑ってしまった「巨乳妄想症候群」。
笑いながらも感心してしまった。アイデア商品の
アイデアをさらに活かしたアイデア商品を作ってしま
う「インポグラ」。
男性ならだれしも笑える「モテモテスプレー」。
笑いながらも男性ってつらいな〜としんみりしてし
まった「ストーカー入門」。
小さい子どもを持つ親なら必ず共感する「臨界家族」。
個人的には、最初の4篇が一番笑えた。
この4篇だけ、関連性をもった内容で、売れない小説家と
新人賞をとった小説家をテーマにした小説だ。
誰しもがもつ内心と外向きの顔のギャップ。それが見事に
描かれていて、自分も同じだと思いながらも笑いが抑えきれ
なかった「もうひとつの助走」。
ラストでは、思わずうなってしまった。そして、あとから
笑いがこみあげてきた「選考会」。
ちょっと気持ちがへこんだときには、20〜30分この本を
手にしてみれば、少しは元気になるかも。

「状況の違い、作品の違い。」 2008-04-26
レビュアー:黒猫飼い(8人中5人が参考になったと回答)
ブラックユーモア短編集シリーズの3巻目。
前二作との明らかな違いは、東野圭吾が有名になったということだろうと思う(前作「毒笑小説」が上梓されたのは96年、「秘密」が推理作家協会賞を獲るより前である)。
さて、全13編の短編集、トップバッターは「もうひとつの助走」。文学賞受賞を切望する作家を描いている。
果たして読者のうち何割がわかるのかは知らないが、これは筒井康隆の怪作「大いなる助走」へのオマージュである。
ただ、題名こそオマージュではあるが、展開は全く違う。このあたり、最終的に直木賞を獲った作家と獲らなかった作家の違いが見えると言っても良いのではないか(この短編が書かれたのは東野圭吾の直木賞受賞より前だけれど)。
「もうひとつの助走」「線香花火」「過去の人」「選考会」と、「文壇パロディ」が四連続で収められている。このようなものが書けるのは、不遇時代を経て売れっ子に至った作者の貫禄と言うべきだろう。
そういった眼で読み通せば、全体的に安定感というか、余裕が感じられる。
ブラックユーモア短編に、自身の傑作長編の名前を冠する(「シンデレラ白夜行」)のも、その表れと思われる。
前二作が傑作すぎて、それと比べると若干見劣りがするので★を一つ落としたが、それでも十分楽しめる。今なら最新作なので、恐らく多くの本屋で平積みにされて、入手しやすいだろう。暇つぶしにはもってこいだ。

「まさにブラックな笑い。」 2008-06-10
レビュアー:ももんが(1人中1人が参考になったと回答)
「黒笑」タイトルそのまま、ブラックな笑いがちりばめられています。
個人的には、子供をターゲットにした玩具業界の企みを拒みつつも、
結局は玩具メーカーの企みにハマっていってしまう「臨界家族」。
女の見栄とそれによって良い様に踊らされてしまう、お人好しの男性を
風刺した「ストーカー入門」が好きです。
他にもいろいろありますが、どの作品も短いながらに濃い「黒笑」が盛りだくさん。
「爆笑」はしなくても、思わず「ニヤリ」としてしまいます。
東野氏の「白夜行」や「さまよえる刃」などの重い作品の後の毒消しに最適です。

「会社でバカ受け」 2008-07-09
レビュアー:シド(1人中1人が参考になったと回答)
インポグラを、会社の弁当を食いながら話題にしたらバカ受け!
みんな、飯が食えなくなるほど、笑い転げ、笑いすぎて
腹が痛くなるほど、話した俺まで、腹が痛くなって、
日本は、平和だーなーなんて言う始末。
平和ではないのに、そんな言葉が出てしまうほど、面白い!

「新作は楽しみ!!」 2008-05-01
レビュアー:シャア(5人中0人が参考になったと回答)
作者、東野圭吾さんの作品は毎回新作が出ても 期待を裏切らないのが嬉しい!!
是非読んでみてください!!