ユーザーレビュー一覧(全16件 平均:3.5)
「「おれ」の魅力がよい。」 2005-04-21
「「おれ」という主人公」 2003-06-28しかし東野圭吾という男はこんな雑誌にも手を広げるとは本当に恐ろしい。しかもぜんぜん手を抜いていない。二章からだんだんとトリックも独創的、手が込んで、しかも小学生らしさを忘れない。ただ、不思議なのはこの作品1章を四回に分けて連載していたみたいだ。(第四章から『六年の!学習』に移る)問題提示と解決の上下編に分けるのならまだしも四回に分けてどう読ませていくのか。加筆修正しているので詳しいところはわからない。当時の雑誌を読みたくなった。
『「だから今の世の中は狂っているというんだよ」そういうとおはれは、じゃあな、と片手を上げて病室から出た。』きちんと作り上げたキャラはこうやって終りを告げている。小学生に狂っている世の中を少しだけ垣間見させ、その社会にはすに構えながらも結局人間らしさは忘れない『おれ』という主人公。このまま終らすには惜しいキャラではある。
「相変わらずの懐の深さ」 2003-07-28内容は、普段は推理小説の執筆をしているという非常勤教師が行く先々の学校で事件に巻き込まれるが、クールかつ見事に解決するというもの。たかがジュブナイルと思っていると痛い目にあうかもしれない。小学生ならではの自由な発想を踏まえた上での謎解きなので意外に難しいかも‥‥。
とても「白夜行」を書いた作家とは思えない。またしても東野圭吾の懐の深さを垣間見た気がする。「見よ! いや、読め! 東野圭吾の才能を!」と言いたくなるくらい、このジュブナイルは秀作である。大人の方にも、もちろん一読していただきたいジュブナイルである。
最後に、本書の学習雑誌への掲載がPTAで問題になったという。いじめ等の描写があるからだそうだ。きちんと最後まで読めばそんなことにはならないはずである。大人たちの文章読解力の方に問題があるのでは?
「非情な非常勤講師参上!!」 2005-05-27
「お気軽に」 2003-07-17