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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

肩ごしの恋人 (集英社文庫)
肩ごしの恋人 (集英社文庫)
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集英社

¥ 630

文庫

売上ランク:14067位

2004-10

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ユーザーレビュー一覧(全29件 平均:4.0)

評価2点「なんだこれ?」 2007-08-19
レビュアー:きり(9人中9人が参考になったと回答)
軽〜い!全てが軽い!
結婚も仕事も母親になる事も信じられない程に簡単な扱い!そして何故か古臭い
評価1点「コバルト小説の域を出ていない」 2005-06-04
レビュアー:ペトロニウス(11人中6人が参考になったと回答)
それにしても、終始どっかのOLとかの女性の会話を隠し取りしたらこんな感じ?という「ありきたり感」は抜けない。読ませるので、ちゃんとスッキリした文章に、構成力も備わっているのだがなぁ。だってサー、るり子と萌って、少女マンガに出てくる典型みたいなキャラクターじゃないですか。欲しいものは欲しいと女の武器使いまくりのるり子と、そうした女の武器を使うのには抵抗感があって、仕事も恋も中途半端でマジメにシゴトしている負け犬風の萌。

その二人の行き着く先も、るり子は、挫折を知り一度自分の甘さを実感してから、自己肯定をする。そして萌は、(職もまともにないくせに)シングルマザーを決意する。そして、女同士の親友として、これからも生きていく。

あまりに典型的過ぎて、僕は、理解できないよ。二度と読まないと思う(苦笑)。だって、この文章ならば、なんかテキトーに少女マンガの雑誌や単行本を買えばそれで問題ないじゃないですか。結論は、秋里和国さんのBBBを思い出したなー。中学生の時に、あの三角関係の最終結論には、腰を抜かしたけどなー。個人的には、少年とヤるときぐらいゴムつけろ!!って叫びたくなるのは、僕だけ?。

評価4点「気持ちの良い恋愛小説」 2007-05-24
レビュアー:のいのい(6人中6人が参考になったと回答)
圧倒的な共感を集めた直木賞受賞作、ということで読んでみました。

うん、確かに面白い。
非常にうまく作り込まれた作品だと思います。

欲しいものは全て手に入れる自称鮫科の女「るり子」と、人生に対して常に醒めた目を持ち続ける女「萌」。
性格も考え方も正反対の幼なじみふたりが、女の本音をぶつけ合いながらひたむきに生きる姿が印象的です。

そしてそこに登場する男たちも、それぞれに味があって魅力的。

ソナタ的な恋愛小説、という表現がぴったりでしょうか。
るり子と萌の2つの主題が、くっついたり離れたりしながら美しい旋律を紡ぎ、その上に男たちの独奏が乗っかっていく感じです。
最後に爽やかに主題が解決されていくさまも見事。

なかなか素敵な恋愛小説だと思います。

そして。
文庫版だと最後に江國さんの解説が載っているのですが、これがまたすごい。
江國ファンは必見です。
評価5点「誰もがみな。」 2005-07-13
レビュアー:いちご(6人中4人が参考になったと回答)
タイプの正反対な萌とるり子。二人に対して100%同感・同調するようなことは無いのだが、ただ多かれ少なかれ萌の部分。るり子の部分を女は持ち合わせているように思えた。萌タイプ・るり子タイプどちらをどのくらい自分の中で占めているのだろうか。または自分の周囲にいる女友達はどうだろう。と。そんなことをふと考えさせられ、また客観的に自分を見つめ直してしまった。淡々としててサラッとよめる小説です。
評価4点「シニカルな目線も超恕級」 2005-08-25
レビュアー:blue-amber(6人中4人が参考になったと回答)
唯川 恵は、女を見るシニカルな視線がなんとも言えない作品が多いが、今作もその点では堪えられない良作に仕上がっている。
同じシニカルな視線でも、林真理子のそれとはかなり違っていて、どちらかというと、唯川 恵の方がより大人路線。特に今作ではその度合いも超恕級である。
幼稚園時代からの親友である女二人は、まるで正反対の性格の持ち主。
お互いを煙たく感じる時もあるけれど、欠点を含めて相手の“女らしさ”に惚れあっている間柄。話は常に幸せを追求する女・るり子の3回目になる結婚披露宴からスタートする。「これでまた離婚したら、お祝い金と新調したスーツの代金を請求してやる」と思いながら列席している親友の萌は、同じテーブルにるり子が唯一落とせなかった男・柿崎がいるのに気付く。
“半年はセックスしてない”、“その時のセックスは悪くなかった。その相手は今、るり子の隣で幸せいっぱい”といった独白の後、
「あなたって、るり子と何回かやったのに、結局上司の娘と結婚した男?」
こんなストレートな問いかけにも「そうだよ」と気軽に答える柿崎に好意を持った萌はそのまま柿崎とホテルへ。
15歳の家出少年や、やはり離婚することになったるり子との共同生活などの中で、不思議だけれど、どこか心地よい日常が続いて…。

女が女に惚れる関係も悪くない、と思わせる作品だ。