ユーザーレビュー一覧(全45件 平均:5.0)

「1行たりとも手抜きのない本!本当の「考える力」を訓練できる良書」 2008-12-14
レビュアー:ダルメシアン(22人中15人が参考になったと回答)
「勉強法や仕事術関係の本は、学者の自己満足的なものばかり・・・」と半ば諦めながらも、やっぱり頭が良くなりたい!との思いで、評価の高いこの本を読んでみた。
これこそ本当に読みたかった「頭が良くなれる本」だ!
細野氏のような伝説的な経済本や数学本を書くような人はいかに凄い情報と接しているのかと思っていたが、意外にも細野氏の普段の情報は平均的で、じつは「情報なんて少しで十分だ」と言っている。最初は「本当?」と思ったが、実際にどのように情報と接しているのかをものすごい分かりやすさで具体的に見せてくれ、思考過程を教えてくれる。なぜ数学の講師である細野氏が経済の本などを書けたのかがよく分かった。この数学的思考力を身に付ければ、数学も経済も政治も投資も社会問題もすべてを同じように考えることが自然とできるようになるからだ!
この本は、多くの日本人の弱点とされる「数学的思考力をどのようにすれば身に付くか?」について丁寧に語っている。この本の方法は、年齢や生活環境を考慮しない、いい加減なアドバイスではなく、自分にとって何が必要かを取捨選択できる能力を身に付ける訓練をしてくる。
それぞれの回にPOINTでまとめられていたり、時間をかけ丁寧に丁寧に作りこまれた作品であり、最後のPOINT一覧表に至るまで303ページのどの1枚にも無駄がなく、作者の読者に対する優しさと思いやりが伝わってくる。最後の回の新聞記事の読み方は、まるで映画を見ているような感動があった。どんどん情報が頭の中でつながっていくのだ!「地方分権」というキーワードがこれからの日本の政治と経済において最重要なものであることもよく分かった。
これこそ「匠」の仕事だと、うならされた素晴らしい作品だった。

「思考法についての本では一押しです」 2008-11-27
レビュアー:パウダースノー(17人中12人が参考になったと回答)
物事を考える上での基本的な手順や注意事項を、可愛らしい絵や図解を使い、身近な事例を用いて、非常に明快に解説してくれています。
お子さんをお持ちの方や教育関係者も、知識を応用できるようにするための効率的な勉強法や教え方を知るために、参考になると思います。
物事を考える上での基本を身に付けるためには最高の1冊です。
「数学的思考力」とは、いわゆる「数学」という分野だけに限ったものではなく、ビジネスや日常生活、
学校の勉強など、頭を使うときには、ジャンルを問わず重要なものです。
情報の本質をとらえることで物事を単純に考える(抽象化思考)、目的や結論といったゴールから逆算して考える(仮説思考)、まず全体像を捉えて、それを分類する(フレームワーク思考)といった、物事を考える上での基本を身に付けるために、『地頭力』についての本である地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」や、いま、すぐはじめる地頭力とともにお薦めです。
特徴を比較するなら、『地頭力』は「結論から全体から単純に」考えるための基本的な「枠組み」と、そう考えることの利点を、『数学的思考力』はもう一歩踏み込んで、具体的な手順と注意事項といった「中身」をわかりやすく解説してくれています。『地頭力』で枠を掴み、『数学的思考力』で完成度を高めるのが良いと思います。併読されることで、自分の頭で物事を考えるための基礎、土台になるものがはっきりと見えてくることと思います。
こうした「結論から、全体から、単純に」といった思考法を活かせるノート法に、「マインドマップ」というものがあります。勉強するとき、物事を整理するときなどに役立ちます。
ペンとノートで発想を広げる“お絵描き”ノート術 マインドマップ(R)が本当に使いこなせる本 (アスキームック) (アスキームック) (アスキームック)

「数式を使わないのに「数学を勉強する際に得られる能力」が身に付けられる、革命的な最強の本!!!【数学的思考力とは?】」 2008-12-01
レビュアー:サリー・スケリントン(15人中12人が参考になったと回答)
★「数学的思考力」とは?★
この本の「数学的思考力」というのは、いわゆる「論理的思考力」を
飛び越えた、もっと深い思考力のことです!
この本に従って簡単に「数学的思考力」を私なりにまとめてみました。
「数学的思考力」とは大きく次の3つの能力を指します。(P303)
1 「情報を一つひとつ段階を追って考えていく思考力」。
→ これは、いわゆる「論理的思考力」と同じもので、数学の場合では
問題を解く時に一つひとつを整理して考える際に身に付けることができます。
細野さんはこの能力があれば、分かりやすい文章が書けたり、
分かりやすい話ができるようになると、具体的に説明してくれています。
●具体例の一部
「風が吹けば桶屋が儲かる」のは本当か?
「なぜ原油高でショートケーキの値上げが起こるのか?」
2 「情報の本質を見抜く思考力」。
→ この能力こそが「論理的思考力」とは違った「数学的思考力」。
数学の場合では、問題を解く時に、知っている公式をできるだけ多くの問題にも
当てはめようと考えると、一見すると使えなさそうな問題にも使えることが
分かり、その問題の本質が見えるようになると説明しています。
細野さんはこの能力があれば、少ない情報でもすぐに経済のニュースなどが
自分の頭で分かるようになると、具体的に説明してくれています。
●具体例の一部
「デフレで困ることの本質は、給料が減ること」というのは本当か?
3 「情報の本質を組み合わせる思考力」。
→ これは、情報のパズルのピースを組み合わせることでパズルの完成図を作る能力。
数学の場合では、問題を解く時に、最低限知っておくべき知識が得られると、
この能力が使えるようになると説明してくれています。
細野さんはこの能力があれば、毎日の断片的な情報の「本当の意味」が素早く
分かるようになると、具体的に説明してくれています。
●具体例の一部
「地方分権とは?」ということをお題目に新聞記事を実際につなげていく。
各章ごとにPOINTとしてまとめてあり、自分の頭が整理しやすいので
とてもありがたいです。
そのほかにも「思考の歩幅」「思考の骨太さ」「思考の持久力」などの斬新な言葉を
使って、思考力を訓練してくれます。
私は、どの章も面白かったですが、特に最後の「新聞記事から情報の基盤を作る」と
いう総まとめの実践例は、実際に思考力が身に付いてきていることが実感できて、
ものすごく面白かったです!
この本は、「数学嫌い」の人のために、数式を使わないのに
「数学で得られる“とっておきの思考法”」を教えてくれています!
私はこのような本はこれまで見たことがなかったので、革命的な感動を覚えました。
この本を読めば「数学」に対してのイメージが大幅に変わるはずです!
特に私のような「数学嫌い」な人に読んでほしいオススメの本です!!

「頭の体操として繰り返し読むでしょう。」 2008-09-29
レビュアー:サトマン(32人中10人が参考になったと回答)
始め前段で「数学的思考力」とは何かを分かりやすく解説してくれる。その後は、数学的思考力を使い実際に経済問題を考えていくように作られている。
毎回細野先生の解説の分かりやすさには感銘を受ける。また本書は脳のトレーニング本としても最適です。頭の体操としてまた繰り返し読むでしょう。

「本年度、いや、これまでで一番のオススメ本!!」 2008-12-21
レビュアー:魔法のランプ(15人中10人が参考になったと回答)
この本については中途半端な理解の状態でレビューを書きたくなかったから
時間をおいて3回読み直した。
細野氏が10年を費やして書いただけあって、10冊の本と同じくらいの
内容がある。だけど、本当にわかりやすい!
だから、多くの人が「わかりやすいけど、深い本!」と言っているのだ。
やはり実際に読み直してみると、その度に「あ〜なるほど、そういうことか!」
という発見が本当に多い。この本の最後に細野氏が言っているように
「いかに人は“わかったつもり”になってしまうのか」ということだ。
3回読み直しても、まだ“わかったつもり”になってしまっていることも多いと
思うが、読み返すたびにニュースの分析が鋭くなってきている自分を感じる。
この本が本当にスゴイのは、繰り返し読むことで
確実に自分の進歩が実感できているのだ!
勉強本や思考本の類はなんで売れるのか意味不明なものが多かったが、
この本は売れる理由が本当によくわかる。
真に「わかりやすい本」というのは、安易な内容なのではなく、
高度な内容を平易な言葉で無駄のない文章で書いてあるものだ。
この本は、一生使える本。なのに通常のビジネス本より安価なのもいい。
イラストも可愛らしく、とても親しみやすいのもいい。
この先の人生で何度も読み返したい、これまででダントツのオススメ本!!