いもづる式 トップに戻る ヘルプ

書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫)
「武士道」解題―ノーブレス・オブリージュとは (小学館文庫)
click for big image

 

小学館

¥ 630

文庫

売上ランク:69725位

2006-04

Amazonでの販売状況

→通常24時間以内に発送

amazonで詳細を見る

本書を含むリストマニアリスト

ユーザーレビュー一覧(全10件 平均:4.5)

評価5点「確固たる価値観を身につけるためにとても役に立つと思います」 2006-06-04
レビュアー:ろぼ(24人中23人が参考になったと回答)
新渡戸稲造の武士道の本を何のバックグラウンドもなしに読んでも、話の一部しか理解できない人が多いのではないかと思うのですが、この本は武士道や武士道を育んだ日本に対する李登輝の熱い想いもあり、武士道に対する理解度がググッと上がると思います。

家族からは武士道的な価値判断を教え込まれたような気がするのですが、学校でなぜこうした日本古来の伝統を教えないのかが今もって理解できない。

戦後日本だからという理由なのかもしれないが、誰が何のメリットがあってのことなのか、知りたいものである。

この本を読んで、李登輝という人物の見識の高さには感銘を受けたが、なぜ他の日本の指導者から日本古来の伝統に対する思想や見解が発信されないのかが少し残念な気がした。

哲学や思想・信条の全体像を伝えれば小泉首相の靖国参拝ももう少し日本国内で納得感が高まるんじゃないかと思います。
評価5点「品格のある日本人の必読書」 2006-06-12
レビュアー:bigmak(21人中20人が参考になったと回答)
日本を世界に向けて発信した新渡戸稲造の「武士道」を現代人にわかりやすく解説した好著。改めて新渡戸稲造のすばらしさを認識できる。

著者の李登輝は日本の教育を京都大学を中退するまで受け、台湾大学卒業後は米国コーネル大学博士課程終了の日米マルチ教育を受けた人。新渡戸稲造と同じくクリスチャンでもある。
日本文化、西欧文化に対する造詣も深く新渡戸稲造の「武士道」の本質を解説するには最適の人物である。李登輝の台北市長、台湾総統当時の政策には賛否両論があるかもしれないが、その品格とリーダーシップは今の政治家に見習って欲しい。
評価4点「「武士道」雑感或いは解説」 2007-04-17
レビュアー:ポンポコペン(18人中15人が参考になったと回答)
有名な話であるが、台湾元総統・李登輝は、
旧日本の台湾統治中に当時の日本式の教育を受けた。
そして多くの旧制高校の学生達の生活がそうであったように、
彼もまた教養を身につけるべく、旧制高校で哲学の本を読み漁った。
そして京都帝国大学に進学し、農業経済学を学んだ。

本書は「解題」という通り、新渡戸稲造の「武士道」に解説を加えていくものである。
とにかく李登輝は博識で、現代日本人よりも日本人的である。
本書を読んでいて、恥ずかしながら李登輝の操る日本語の意味がわからず
辞書を引くことがたびたびであった。
例えば、怯だ(きょうだ)(←変換すら出来ない漢字。立身偏に需と書く)とか
澎湃(ほうはい)などの言葉の意味と使い方を知っているだろうか?
この書は、高潔さを失い、国民の精神的な堕落が叫ばれる中、
日本という国、そして日本人に対してエールを送る書である。
たしかに「武士道」精神を失った、或いは失いつつある現代日本は、
その精神的支柱を失い、漂流している。
安倍内閣が急ぐ、教育改革も遠因はこのことに端を発しているように思う。
教育が腐敗していると、国家を支える精神的支柱も築かれないからだ。

国を愛するうんぬん以前に、自分に対して責任と誇りを持てない人間が増えたのは
ひとえに精神教育の欠如が原因のひとつであると思わざるを得ない。

精神教育が「武士道」だけとは言わないが、本書は多くのことを示唆する良書である。
将来の日本を憂える諸氏、現在の学校教育に懸念を持つ諸氏に推薦する次第である。
評価4点「この本を読んであらためて台湾との関係を考えましょう♪」 2006-04-22
レビュアー:kotubunet(17人中14人が参考になったと回答)
前台湾総統の李登輝が旧5千円札の新渡戸稲造が書いた本「武士道」について書いている。
全体的な内容は武士道とキリスト教の比較論プラス李登輝自伝みたいな感じ。
李登輝は実は元日本人。
当人も自分は22歳まで日本人だったと書いていて日本人であったことを今も誇りに思っていると書いている。
大学も京都大学卒業で西田幾多郎の「善の研究」などについても書いたり、頼山陽の「日本外史」の中での平清盛論について触れたり、この人が台湾人?と読めば驚きの連発。
しかもすべての文章を日本語で書いています。
読み進めると
「孔子、孟子の思想に同じように触れながらも日本人と中国人(大陸側)を比較すると日本人のほうが圧倒的に実践的であり、私は大陸側の人間は日本人よりも冷たい目で見ざるを得ない」
とか
「私の兄は先の大戦で日本軍人として亡くなって英霊として靖国神社に奉られているが大陸の人間が日本人の靖国参拝に口を出すから参拝できないでいる。腹が立つ」
とかもう中国人に憎悪出しまくり。
中国人もいいとこあるけどね。
総統引退したら言いたい放題ですなあ・・・
しかしそれなりに政治家の本を読んできたわけだけど日本という国家はこうであるべきだというグランドデザインを示すことができている本で考えるとこの本は本当にすごい完成度だなあと思う。
日本の政治家も李登輝を見習ってせめてこれぐらいの文章を書いてもらいたい。
台湾て日本ではすごく軽視されているけれどもすごく親日家の方がいます。
この本を読んであらためて台湾との関係を考えましょう♪
ビビアン・スーはかわいいし。
評価4点「中国との関係についても」 2007-02-24
レビュアー:神風太郎(15人中13人が参考になったと回答)
中国と台湾(江沢民と李登輝)は敵対的な関係というイメージがあったが、あくまでもまともな民主国家であることを望んでいるのだということが分かった。
今の中国との統一は、とても望めるわけがないだろう。
某国会議員が日本に江沢民の記念碑を建てるなんて言ったことがあったが、日本に対する深い理解と情愛のある彼の記念碑こそ、建てるべきではないか?