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ユーザーレビュー一覧(全6件 平均:5.0)
「必読の小説」 2006-03-13
「山崎氏の最高傑作は2つ ①不毛地帯 ②白い巨塔」 2003-03-172つは、アラビアの砂漠での原油発見作業である。どこを掘っても、いつまでたっても出ない原油。その不毛地帯をオアシスに変えようと、壱岐は同僚とともに奮戦する。
陸軍士官学校第一位卒業、天皇から恩人の軍刀を与えられた男。(つまりは、日本で一番頭がいいという意味)
壱岐(瀬島龍三)は、軍人ー商社マンー臨調委員ー今は作家 という華麗な職歴を、全て成功で収めた。ただ、シベリアに抑留されて、死んでいった仲間たち以外は。
「悪徳とストラテジー」 2004-07-17この作品の大きな流れとして、戦後「組織力」をバックに強大化しつつある三井・三菱・住友などの旧大財閥の連携に対抗して、野武士集団として財閥を背景に持たない繊維問屋出身の伊藤忠商事(近畿商事)が、財閥に負けない組織力と総合力を発揮する体質に脱皮するための苦悩を描いている。その『総合化』と『重化学工業化』という抽象的な変化を、その中核にいた組織のプロである瀬島隆三元大本営参謀の人生を小説化することであぶりだしている。商社マンというものの生な感触をここまで描き出している文章を僕は知りません。
現在では、その『重化学工業化』の後にバブルとIT革命を経て、豊富な資金力信用力を利用した投資銀行的な側面と、やはり口銭と利ざやで稼ぐ側面が同居しています。ビジネスの世界に今いる自分の日々の状況などとオーバーラップして一気に読んでしまいました。しかし、女性であるにもかかわらず、ここまで男性的な苦悩とビジネスの現場を描ける山崎さんの筆力には、驚嘆させれれます。
「舞台は東京に・・・」 2005-08-25
「著者の凄さ」 2007-06-02