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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)
沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)
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新潮社

¥ 700

文庫

売上ランク:14338位

2001-12

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ユーザーレビュー一覧(全11件 平均:4.0)

評価1点「ちゃんと取材せいんかい」 2003-03-22
レビュアー:きぬ(58人中9人が参考になったと回答)
閣議決定が大事やといいながら、その過程をちゃんと知らない人が小説を書いている。
分かっている人が読んだら、興ざめするだけ。
終わりになればなるほど、3流以下の政治小説になっている。
最初の方は期待していただけに残念。
評価4点「会社組織への希望なのかもしれない」 2004-04-15
レビュアー:長曾我部晃親(8人中7人が参考になったと回答)
この巻で、主人公・恩地は、陽の目を見ることが出来た。
著者・山崎氏がどういう思いで書いたのかは知らないが、黙々と努力を重ねていれば必ず見ていてくれる人がいる、と言う強いメッセージに思えた。
それくらい、サラリーマン諸氏には、不遇に耐え続けている方もいらっしゃるのではないだろうか。

そんな思いを持って、この巻の恩地を追うと「やれやれっ!」とつい気合いが入って、読んでしまう。
朝を迎えてしまったときの後悔と、読み終わったときの清々しさは、何とも言えない。
今も現実にこういう体制のまま残っている会社組織で働く人には、元気の素になるかもしれない。

ただ、作品としては、微妙に押しが足らない感じがしたのは気のせいだろうか。
政治が絡んでくる部分なので、何でも有りを作りやすい環境と感じてしまう私のせいだろうか。
下巻(第五巻)に期待。

評価5点「著者会心の傑作!」 2007-04-11
レビュアー:RBM/MS(6人中6人が参考になったと回答)
企業の利益優先と人間性の欠如は現在も多くの人命を奪っている。
JR脱線事故、安曇野の観光バス事故、多くの長距離トラックの事故など上げたら数限りなく出てくると思う。
20年前に警鐘とも言える事故を経験しながら、この国はどうなって行くのかと不安になる。

刑罰的人事を描いた1―2巻での企業の腐敗、人道の欠如は520人を人柱にする大事故に発展した。
著者は見事な取材で、3巻にあの忘れてはならない未曾有の大事故を立体的に描ききり、当時報道されきれていなかった事実をも描いている。
この4巻では、うわべだけの謝罪をすませ、のうのうと私欲をむさぼる、役人的特殊法人と言う”お役所”と改革に立ち上がる人々の戦いが始まった。

この巻では個人的に組合活動をささえる家族たちに頭が下がり、事故現場に一周忌に集まった遺族たちの叫びに涙した。
人が良心を取り返し、金銭意外に人生の目標を持たなければ、事故の本当の解決は遠いのではと思う

この事件を知らない若い世代の方にも是非読んでいただきたい作品であり、その際”クライマ−ズハ-横山秀夫”も一緒にお読みいただけましたら、この事件の社会的影響がより理解できるはずです


評価5点「「会長室」の謎」 2002-01-07
レビュアー:ざぼん(9人中5人が参考になったと回答)
(1)(2)の「アフリカ篇」、(3)の「御巣鷹山篇」の意味は分かっていましたが、この「会長室篇」だけは、読む前から謎でした。それが読んでようやく判明しました。
いまやテーマは『会社再建と、それをありとあらゆる手段を尽くして阻む旧体制』。その再建の中枢を成すセクションとして、「会長室」が誕生したわけです。ここに、長年窓際にいた恩地元が登用されます。ところが、もちろん、一筋縄では行かない。ものすごい駆け引きや攻防戦が繰り広げられます。
山崎氏はよくぞここまで取材を重ねられた、と感服します。大なり小なり、どの会社にも、ここに描かれているような体制が存在すると思いますが、それを客観的に見られて、ストレス解消!すっきり!したり、そうだよ・・と自戒する。そういう意味でも引き込まれます。
今(5)に進んでいる私にとって、この(4)の最大の魅力は、「果たして、ここまでの無垢の善は、ここまでの真っ黒な悪に勝てるのか?!」ということ。
評価5点「飛行機に乗るようになった私」 2002-02-11
レビュアー:くま(9人中5人が参考になったと回答)
御巣鷹山事故のことはよく知っていても、その後の航空会社がどのような改革を行ったのか、行わなかったのか、ということは私の記憶からはすっぽり抜け落ちていた。その後数年して段々と飛行機にも乗るようになったのに、恥ずかしいことである。しかし全くこんなにひどい実態だったのか、唖然とせざるえない。どのように決着がつくのか見守りたい。