書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧
本書を含むリストマニアリスト
本書を含むリストマニアリスト
ユーザーレビュー一覧(全23件 平均:4.5)
「日本の現実」 2002-03-02
「優秀さゆえの悲劇」 2005-03-23
「ビジネス会話の勉強にもなる」 2004-05-12その中で私は、登場人物の会話がとても印象に残りました。
こういったビジネスシーンではこのような言葉を使うと効果的な
のかと思う部分がたくさんあり勉強になりました。
感情的にならず丁寧な日本語が使われていて、それでいて人の
心を動かすような会話がされていたのです。
そして飛行機墜落の場面では手に汗を握り、墜落で亡くなった人
や残された遺族の悲しみに涙し、また利権を貪る会社内部の
輩たち、悪徳政治家・官僚に強い憤りを覚えました。
最後まで読んでみてやっと題名の「沈まぬ太陽」の意味が
理解できました。
「「沈まぬ太陽」の意味」 2004-02-02全然、違っていた。
勿論小説の原型となった事実がそうであるわけだから、それをなぞっ
たに過ぎないといえばそれまでである。また、小説といってもはっきり
解る企業名、政党名、個人名で糾弾されている人達や利害関係者からの
自己防衛、自己弁護的論難とは別に、この書が今一つ受け入れられなか
ったのは、「小説的構成」としてのカタルシスを山崎氏が最後まで与え
なかった事だろう。
それは何故かと考えるに、本書に限っては、山崎氏は小説的構成の対
象である小倉氏(恩地氏)に対し、公憤のあまりか距離を最後まで持ち
得なかった点であるように思う。それが告発書としても、日本型企業組
合である鐘紡の家父長制的労使関係を無批判に了としてしまっており、
小倉氏や伊藤氏(国見氏)側が持っていた組織運営上の陥穽について無
頓着に留まっている。
要するに「白い巨塔」等で展開されていた、人物像の複雑性が織り成
すドラマではなく、失敗し蹉跌した勧善懲悪物語に留まってしまってい
るのが、山崎豊子が持つ独特の魅力を逸しているように思えてならない。
「結末。」 2002-01-10