ユーザーレビュー一覧(全52件 平均:4.5)

「脳の話よりも生き方の話」 2005-12-04
レビュアー:itchy1976(16人中12人が参考になったと回答)
本書は、池谷氏と糸井氏の対談を書籍にまとめたものである。対談のテーマは、脳についての学術的な話というより、脳の有効的な使い方ないしは、生きかたについての話が多かったように思います。
これからは、私が重要だなと思ったところを列挙します。
・ネットワークを作る(物事の関係性・関連性を見つかる)ことは、年をとってもできることだ。
・「海馬」の神経細胞は、成人になっても増える。
→記憶力がアップすることができる。
・やる気が出ないときでも、何とかやり続ければ、やる気が起こる。
・複雑な問題を解かなければならないときは、まず問題を列挙して、一つ一つ問題を解いていこう。
・言ってしまったことが未来を決める。
→できると思えばできるし、できないと思えばできない。
→言葉は暗示になる。

「少し残念」 2006-07-15
レビュアー:新玉(28人中12人が参考になったと回答)
海馬という題名だけ聞けば、学生さんや資格に挑戦されている方等が記憶力を高める方法について勉強出来るのではないかと思って購入する場合が多いと思われます。
しかし、勉強が出来る人が頭がいいわけではなくコミュニケーションを上手にとれる方が頭がいいという議論に入り、しかも頭がいい、悪いという極めて漠然とした話題のなか糸井氏の発言がずっと続いてしまっている。
ほとんどの読者は科学的な議論を期待しているだろうし、ゲストとして出ている以上話題を引き立てるという役割をしっかりこなしてほしい。
議論が本筋がずれてしまっている部分がある点で残念です。

「脳は本当に疲れないの?」 2005-09-29
レビュアー:よわたり(13人中10人が参考になったと回答)
1)脳の研究者の池谷さんと、何にでも興味を示すコピーライターの糸井氏という異例のペアが「脳」について語りあったもの。2002年に糸井氏が運営するインターネット・サイトで連載され、出版されたものの文庫版であるが、文庫版出版にあわせて、1章追加された。この章が、この3年間に内容が陳腐化していないことを保証する役目をして、この本を前にも増して生き生きさせた。この3年で、「脳」の研究があまり進展していないという状況を物語るとも言えるであろう。2)副題の「脳は疲れない」もそうだが、我々が常識と思ってきたことと反対の「エッ!ウッソー」という事実が多く語られる。疲れた時にはよく睡眠をとって、頭を休めるのが常識と思っていたのが、「脳は疲れない」なんて本当だろうか。「30歳を過ぎてから頭がよくなる」というのもある。大体、脳細胞は20歳を過ぎるとどんどん死んで減少するので、30歳を過ぎれば、もの忘れが始まり、歳とともに「頭は悪くなる」と信じてきたがそうではないと言う。他にも眼から鱗的な話が随所に出てくるので、一気に読んでしまった。3)この対談は、研究者である池谷さんは、「脳」について深いところまで研究していろいろな事実を知っている。一方、糸井氏は、「脳」を研究している訳ではないので殆ど知識はないが、人を見る中で「脳」の働きには、大いに関心があるので、二人の対談が進むと、池谷さんが気づいていないようなところまで、「脳」の機能、事実が統合されてくることに、この本の面白みを感じた。4)読み物としては、秀逸である。

「目からウロコが落ちまくり。」 2005-07-03
レビュアー:(12人中9人が参考になったと回答)
『「年を取ったからもの忘れをする」というのは、科学的に間違いなんです。』
この本は出だしから、今までの考えをくつがえすような内容で始まります。つまりこの本のテーマは「脳の使い方がわかると、もっと素敵に生きられるんじゃないか?」ということ。
実際、私も“『年を取ったからもの忘れをする』わけではない”という上の一文を読みながら、「自分の年齢に関係なく、新しいことを始めてみればいいじゃん」と、勇気づけられたのを覚えています。
高度な内容なのに気軽に読めて、しかもちょっぴり勇気づけられたりする一冊。今回文庫化されて、さらに気軽に読める、おトク感の高い一冊になりました。

「とどのつまり」 2005-10-14
レビュアー:いじさま(16人中9人が参考になったと回答)
糸井氏のちょっとずれた質問やコメントが、この本のよさの一つで、親しみやすくしています。そのずれをうまくフォローしながら最先端の脳科学の専門家、池谷氏が真摯に答えていて、なかなかよい言葉のキャッチボールになっています。扁桃体や側坐核なんて聞いたことなかったし、モーツァルトで頭が良くなるなんて知りませんでしたよ。朝鮮人参も利くようなので、今度飲んで見ますか。とどのつまり頭が良くなりたいってみんな思っているってこと。