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海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
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新潮社

¥ 620

文庫

売上ランク:1753位

2005-06

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ユーザーレビュー一覧(全52件 平均:4.5)

評価5点「明日から実生活で活用できる脳科学の本」 2007-06-18
レビュアー:2525(11人中7人が参考になったと回答)
面白かった!

糸井重里さんとの対談形式で、まず読み易い、という事もありますが、
それ以上に、内容が非常にわかり易く、日常の例を通して脳の働きを科学的に説明する話はとても興味深かった。

いったん頭を休ませて、勉強や仕事をする事が、実は脳を活用する上ではあまり効果的ではない。とか。
やる気がない、と思っても実際にやりはじめてみるしか、やる気を生み出す脳の場所は活動しない。とか。
(そもそも、やる気を生み出す場所があるのもびっくりですが)。

当たり前だと思っていたような事を、脳科学によってすっきり説明してくれます。

しかも、単に「へ〜」とか「ほー」とか、という豆知識に終わらせず、
明日からの仕事や勉強法に、ちょっと試してみようかな、って思える感じが良いです。

そして、この池谷 裕二さんって脳科学者は、本当に純粋に「脳科学」という面白い世界を自分だけでなく、
他の一般の人にも知ってもらいたい。という素直な気持ちが、真っすぐ伝わってきます。

という事で、本の内容と著者の好感度も合わせて、星5つです。

※他に面白かったポイント:夢とは何か?夢を見ている時、脳はどのような動きをしているのか?
             (⇒本書に記載されています)
評価4点「興味深い対談です」 2007-08-24
レビュアー:シュー(9人中7人が参考になったと回答)
脳科学についての対談です。
高度な内容についても、池谷さんが専門外の糸井さんに分かるように説明しているので、
同時に読者にも理解しやすいというのが、本書の特徴だと思います。
オジサンには心強い内容もあり、勇気づけられました。

・30歳を超えてから、つながりを発見する能力が非常に伸びる
・脳細胞は死んでゆくが、一生かけても使い切れない程、残っている
・側坐核の神経細胞が活動することでやる気が出る。ここは、やり始めると刺激されるので、結局やる気がなくてもやり始めるしかない。
・海馬が大きいとストレスに強くなる。

頭脳の衰えに対する不安が消え、むしろ可能性は無限大だと思いました。
評価5点「脳って不思議の塊だなぁ。」 2008-01-17
レビュアー:RLeaders(9人中7人が参考になったと回答)
脳の話というと難しそうな気がするけれど、
著者の二人の対談形式で文章が進んでいくので、
とても分かりやすく、面白いです。

記憶とか脳とか人の心のメカニズムについて
解説していますが、ぜんぜん難しくないし、夢を壊さない。
ちょっとロマンチックですらあります。

脳って不思議の塊だなぁ。
評価5点「ぐんぐんぐんぐん、読めて勇気がわいてくる。」 2005-07-09
レビュアー:s980002(12人中6人が参考になったと回答)
脳の話です。ですが!難しいことを考える必要がありません。

二人の対談をそのまま読むだけで、私達の日常でしている平凡な行為も全て脳に役だっていることがわかる本です。

仕事や人生の観点から見ると無意味なことでも(例 通勤)脳の働きを活発にしているというのです。

素晴らしい本をよむと、世界が違って見えてくることがあります。
なんとなく世界が変わって見える、または、今まで見えてなかったものが見えてくる。そのどちらでもない。

この本は、いまを生きる人の平凡に輝きを与えることができるんです!

評価5点「「創造」とは「つながりの発見」なんですね、つまり「組み合わせの妙」ってこと!」 2005-08-07
レビュアー:ゴルゴ十三(10人中6人が参考になったと回答)
この本ですっかり池谷ワールドに魅せられました。他の池谷先生の大脳生理学に関する本(「記憶力を強くする」「進化しすぎた脳」)を読みましたが、それらの本に入る前に、この文庫本で軽くウォーミングアップしておくといいかもしれません。対談集なので気楽に読めますし、章ごとに簡潔なまとめが付いているので、あとで「復習」するのに役に立ちます。池谷先生の「あとがき」も良い総括です。なお文庫本には単行本発刊以後に収録された追加対談(約23頁)が収録されています。

「つながりの発見」という言葉がこの本の一つのキーワードです。その言葉に触れて、「アイディアとは新しい場所におかれた古いアイディアなんだ」(「仕事は楽しいかね?」(デイル ドーテン著))という言葉を思い出しました。つまり「ひょっとしてアレがコレに使えるんじゃ!?」というような「組み合わせの妙」を探る力がある人が「頭が良い」わけです。従来の考え方(=common knowledge、conventional wisdom)に慣れるだけでなく、必要な時にそれを疑い、知識の再構成(=creation)を出来る人が「頭が良い」わけですね。そんな知識の再構成が、寝ている間に脳の中で起こっていると思うだけで、なんだか嬉しくなってきます。そんな睡眠の重要性をこの本で知りました。(アイディアを思いつき易いのは『三上(さんじょう)ー馬上、枕上、厠上』である、という言葉を「思考の整理学」(外山 滋比古)で知りましたが、今これを大脳生理学的に理解することが出来ました。(^-^))

この本の対談も、いわば「組み合わせの妙」だと思います:言葉の意外な組み合わせ(=キャッチコピー)の効果を追求し続けたコピーライター、かたや、脳の神経細胞の繋がり方(ネットワーク)とその機能発現の仕組みを追究する実験科学者。そんな二人の言葉のキャッチボールは、ある時はストレートに、ある時は意外性に富んだ変化球と、読んでいて十分刺激的ですし、「自分もまだまだやれるかも!」とワクワクしてきますょ。(そんな名言がちりばめられています)