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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

父の威厳 数学者の意地 (新潮文庫)
父の威厳 数学者の意地 (新潮文庫)
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新潮社

¥ 540

文庫

売上ランク:97385位

1997-06

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本書を含むリストマニアリスト

ユーザーレビュー一覧(全8件 平均:4.0)

評価5点「藤原節が炸裂」 2005-06-23
レビュアー:tk110-h(13人中12人が参考になったと回答)
数学者として1人の男として、様々な角度からまとめたエッセイ集です。非常に短い短編なので、あっと言う間に読めて、しかも吹き出してしまうほどの面白さも備わっています。特に、日常を舞台にした妻とのやりとりは必見です。
評価4点「自分の家族や生き方に興味が湧いてくる本」 2002-01-02
レビュアー:mkashiba(13人中10人が参考になったと回答)
 一気に読み終えてしまいました。父、夫、数学者である著者の人生に関わってくる様々な出来事に対する疑問、悩みに対し、数学者として冷静沈着に分析を加え、時に日本男子として毅然とした態度で臨み、問題の解決に向け全力で思考し、行動する様子がユーモアを交えつつ見事に描かれています。
評価5点「名エッセイスト」 2005-03-26
レビュアー:あいとるい(12人中10人が参考になったと回答)
表現美もさることながら感受性も豊かであっという間に読み終えてしまった。

また子供の育児と正しい教育のあり方を武士道精神とからめてみたり、人としての個性と貫徹する意志の強さに驚嘆した。

ホームコメディさながらのエッセイで全体をバランスよく保ち名エッセイストの名を堂々たるものにした著者の風格を感じる作品であった。

評価3点「公教育と戦う藤原先生」 2003-06-16
レビュアー:プータロウ(9人中6人が参考になったと回答)
ご存知、藤原正彦氏のエッセイ集。タイトルにある「父の威厳」は、ご本人であるとともに父、新田次郎氏をも指していると考えられる。御尊父との銀座のバーめぐりの話しなど、面白い。謹厳実直を絵に描いたようなご尊父の横顔が思い出されて、実に苦笑を禁じえない。内容的にもっとも力が入っているのが、最後に配置されたご令息の検便の話だろう。公教育と戦う著者の姿勢が明らかになっている。現場の教員の対処に問題が含まれていることは著者の指摘のとおりだが、一々反応してしまう父兄の側も問題なしとしない。父兄の過剰反応、学校への責任の転嫁、それを見越しての学校側の対応、という悪循環が生じてしまっていることこそが問題ではないか。
評価3点「武士道」 2006-02-11
レビュアー:志村真幸(7人中5人が参考になったと回答)
 1994年に講談社から出た『父の威厳』に新たに15編を加え、改題・文庫化したもの。
 全部で66編のエッセイが収められている。短いものばかりで、さすがに寄せ集めの印象は免れない。代表作『遙かなるケンブリッジ』などと比べると、かなり落ちてしまうのは仕方ない。
 しかし、著者の気っぷのよさというか、心地良い頑固さのようなものは充分に伝わってくる。不正に出会ったときに意志を曲げない強さ。まあ、現実世界を生き抜いて行くには困りものかも知れないが、ちょっと憧れてしまうところがある。
 自分を飾らないところが魅力。