ユーザーレビュー一覧(全9件 平均:3.0)

「できた。バスでつなぐアジア走破の旅」 2007-05-30
レビュアー:happybear0823(12人中11人が参考になったと回答)
旅の本は大好きで、もちろん下川さんが書かれた数々の本も読ませていただいていました。
本書は、なんと”5万4千円でアジアを走破する!”といった、おどろきのタイトルがとても魅惑的ですぐに購入しました。
これは、最近では数少なくなってきたノスタルジックな赤貧青春バックパックツアーを彷彿とさせるものです。
知る人ぞ知る、下川さんは今までアジア越えを5回も経験しているといったつわものです。
東の方から道路交通事情や新型バスなどといったインフラ整備された近代化の波が押し寄せてきて、線と線を結ぶバスの旅がずいぶん短くなってきた様子です。
過去の旅路ではものごとがスローペースで進んでおり、旅に触れ合いゆとりを感じていたが、加速化されてひと休みする時間がなくなり旅をのんびりと満喫できないとのこと。
今までのバスの旅路ではバスの乗り継ぎが悪く、その反面、安宿で待機しながらゆっくりと時間が過ぎていったが、今回は意外にも乗り継ぎがスムーズにいくから、次から次へとバスで寝て過ごすといった過酷なものになったそうです。
東京日本橋から出発してタイのバンコクに至るバスの旅は、こと細かに丁寧に書かれており結構読み応えがあったのですが、惜しむらくは、後半のインド以西からは文庫本化のために書下ろしをされたとのことですが、今ひとつ文筆にガッツやリキが感じられなったですね。

「著者も年を重ねて・・・」 2007-05-03
レビュアー:あれあれあ(6人中5人が参考になったと回答)
タリバン制圧後のアフガニスタンの旅行記「アフガニスタン」以来の旅行記。やはり「アジアの旅人」の頃のようなわけにはいかず、あちこちに50歳という年齢ゆえの嘆きが見られ、氏も年をとったな、という感が強い。しかし、視点はやはり氏一流のもので貫かれており、旅の自慢話などは一言も書かれていない。
前半部分がネット配信され、それに加筆しているので、旅の様子がわかりやすくたどれるところとそうでないところの差がやや目立った。旅の終わりの部分をはしょってしまったのも残念。

「ああ貧乏旅行」 2007-05-15
レビュアー:kilimanboko(5人中4人が参考になったと回答)
「12万円で世界を歩く」以来の氏のファンで、今回もつい買ってしまいました。こんな旅はしたくないんだけどなあ・・・というスタンスは相変わらずですが、今回は本当につらそうです。「12万円」の頃と比べると氏も齢をとったということかもしれませんし、ネットに情報があふれる時代、かつての「12万円」の旅の苦しい中にも心躍らせる出会いも今回の旅にはほとんどなくなってしまったようです。氏のスタイルの旅(つまり私自身の若い頃の貧乏旅行の旅のスタイル)が楽しめた時代はもう終焉したのかもしれない・・・そんな寂しい読後感でした。しかし氏にはまだまだ引退してほしくない。是非次は心躍る旅の本を書いてもらいたい。
それともその旅はリゾート滞在型になってしまうのか・・・?

「バス乗り継ぎ旅行記」 2007-09-02
レビュアー:クウガ(4人中3人が参考になったと回答)
タイトルに魅せられて購入したが
とにかくバスを乗り継ぐ描写だらけで
旅での人とのふれあいがほぼ皆無なので
読んでる途中で飽きてしまいました。
旅行中の人とのふれあいや事件が旅行記の醍醐味だと思うので
この本は私には全く会わなかったようです。残念。

「ほんとうにつながってる!」 2007-05-23
レビュアー:nikataro(3人中2人が参考になったと回答)
最近「社会派」ライターだった筆者が久しぶりの大旅行。理論的にはつながっているはずの路線バスを乗り継いでなんと日本橋からイスタンブールまでの旅。ほとんどがバスに乗車中のため作者一流の鋭い観察眼はあまり見られないが、とにかく「乗りっぱなし」の一言に尽きる。思った以上の経済発展、さらに広がる貧富の格差、いまだに混沌とする国などアジアの内面的な今を描いている。インド以降、疲労からか連載の都合なのかは不明だが急にテンポが速くなっているのも仕方なしか?次は、ロシア経由シベリア鉄道と並行する路線バスで日本に戻ってくれるのかな?