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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
官邸崩壊 安倍政権迷走の一年
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新潮社

¥ 1,470

ハードカバー

売上ランク:8895位

2007-08-23

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ユーザーレビュー一覧(全36件 平均:4.5)

評価5点「よくわかる安倍内閣」 2007-09-16
レビュアー:のんたろう(54人中33人が参考になったと回答)
背景説明と関係者の動きの非常に具体的な記述のもと、安倍政権の崩壊にいたる経過がよく分かる本です。この一年ほどの話ですから、どれをとっても新聞記事をとおして、私などでも、まだ、おおまかな記憶が残っていることで、それをこの本のように整理してもらえると、いろいろよく腑に落ちるものがあります。

一連の辞任事件とその処理の間合いの悪さについては安倍首相の資質の問題かな、と思っていましたけれども、この本をみると、チーム構成と運営のしかたからして、もともとうまくいく訳がなかったのか、との認識をあらたにさせられます。

ということで、他のレビューにもありました通り、物語としてみれば、ようは、このように組織を動かそうとしてはいけない、の一大反面教師事例集と言って良いのでしょう。が、日本の政治にしてみれば、ではどうすれば良いのか、の解がいまだに見えてきていないことのほうが大きな問題ですね。○○党をぶっこわす、の前任者から引き継いだ安倍政権の執行部が、結果論的には全くの準備不足集団であることがわかったとして、だからといってたんに元に戻るのが良いはずもなく(でも、そうなりそう?)。私たち有権者の学習過程も、まだまだ長いこと続くのでしょうか。
評価3点「痛々しいねえ・・・」 2007-09-17
レビュアー:念仏の鉄(59人中31人が参考になったと回答)
 そこそこの支持率でスタートした安部政権がなぜわずか1年足らずで幕を閉じようとしているのか。その答えが本書にある。
 首相補佐官制度,教育再生会議,すべてが失敗に終ってしまったのはなぜだろうか。安部総理はあまりにも側近に恵まれなかった。不幸としか言いようがない。
 これを読み始めた直後に安部総理が辞意を表明してしまい,気が抜けてしまった。何とも残念というか,がっかりしたというか・・・痛々しい・・・
 本書を読み終えてからもう一度安部政権の1年を考え直してみた。教育基本法改正や防衛省発足はよかったと思うが,大小のスキャンダルの連続で,とどめに参議院選挙に負けてボロボロだった。伊吹文部科学大臣は,「刀折れ矢尽きた」と評したが,私の実感としては,石ころに躓いて転んだまま起き上がれなくなったというったような感じだった。
 あまりにもタイミングの悪過ぎる退陣劇の後では,本書をあまり推薦できなくなってしまったが,安部総理の苦悩を理解するにはいい材料となるのではないか。
 ともあれ安部総理,ゆっくりと心身を休めてまた活躍してください。
評価4点「世襲政治家集団「チーム安倍」の無能ぶりを記録」 2007-09-23
レビュアー:元祖パスカル(68人中29人が参考になったと回答)
安倍首相が無様に政権を投げ出さざるをえなくなった背景が、関係者への取材を通してリアルに描かれている。
「少年官邸団」と揶揄されたチーム安倍が手柄争いに明け暮れ、閣僚のスキャンダル続出で自滅して行く過程に焦点を当てているが、二世、三世の世襲政治家ばかりで人材が枯渇したため、首相から閣僚まで器でない人物が集まった安倍政権の実態を赤裸々に暴いたのは大きな収穫であった。
生きた証言の記録集として、政治史の貴重な教材ともなろう。

残念なのは、安倍当人の首相としての資質や能力に対する言及が少ないことだ。
安倍は閣僚のスキャンダルに足を引っ張られただけとして、教育基本法改正や防衛省発足などを功績として評価する向きもある。安倍本人もその辺を錯覚して続投を宣言し、結果的に国家と国民に多大な迷惑をかけ、日本の対外威信も傷つけた。

安倍政治の全貌に迫る続編に期待したいと思う。
評価5点「まさにベストタイミングの発行」 2007-09-15
レビュアー:草雲雀(44人中27人が参考になったと回答)
私は現在海外に駐在しており日本のテレビや週刊誌などはほとんど目にすることがない。現在はインターネットがあり新聞の記事も日本にいる人と同時に読めるので出来事を“知る”ことには全く問題はないが、何が起こっているか“感じる”ことは日本にいる人とはギャップがある。

そのため、何で自民党が大敗し、何でこの前まで人気の高かった安倍氏がこんなになってしまったのか今一つ分からなかった。だがこの本を読むと国民がどう“感じて”いたかがすとんと腑に落ちた。“感じて”いたことの背景が克明に描かれている。書き方もかなり客観的でこの種の本でありがちの主観的な書き方でないのも読者に事実なのだろうと思わせる。

安倍内閣は一言で言ってしまえば、あまりに幼稚、「少年官邸団」だったのだろう。本人も甘い、取り巻きはもっと甘い。プロでなかった。先代の小泉−飯島勲ラインが政治のプロ中のプロ(政治が自己の生き残りであるならばこれ以上のプロはいない)であったのに比べるとあまりにその稚拙さが目立つ。

日本のためにも、次期内閣が日本生き残りのためのプロであって欲しいと祈るのみである。


評価4点「神輿は軽くて馬鹿がいい?」 2007-09-24
レビュアー:岸栄作(95人中26人が参考になったと回答)
内容については他の方々が見解の相違はあるものの的確に述べられているので敢えて触れない。兎に角、本書は発行のタイミングが良かったということにつきる。かつて小沢一郎が(私は支持しないが)「神輿は軽くて馬鹿がいい」と言ったが、それはあくまで、かつぐ人間が賢いか狡猾である場合に成り立つこと。確かに安倍晋三という神輿(みこし)は「軽くて馬鹿」であったが、かつぐ方も馬鹿なら崩壊するのは自明といえよう。総理大臣という国政の最高責任者を国民が選択できない現状のシステムでは、かくも無能な人間を担ぎ出した自民党も同罪である。一体、「少年探偵団」ならぬ「少年官邸団」の「小林少年」ならぬ「安倍中年」が戦おうとした「怪人二十面」とは何、または誰だったのか。それは、どうも彼、拡大すれば祖父、岸信介にとって好ましからぬ「戦後レジュ−ム」なのだろうが、父、晋太郎を凌駕する心身の虚弱さと同族中で最低の頭脳を誇る安倍晋三にとって「岸信介」という神輿は重すぎたようだ。しかし随分、簡単に辞任したものだ。給油問題でモタモタしてるのでブッシュに脅されたんじゃないのかな?(以下推測)

ブッシュ 「お前は既に死んでいる」と言って軽く北斗神拳で晋三君を突く。
晋三   「ひでぶ!」と言いそうになるが「ボクは安倍晋三だもん」と思いなおし
      「あべし!」と叫ぶ。
という訳で涙うるうるで辞任会見した。

まあ今後は自分が格上げした防衛省に頼んで、教育基本法に盛り込んだ(強制的)なボランティアとして自衛隊に入隊してイラクにでも行ってください。そうすれば大好きな『この国を守る』仕事がダイレクトにできます。言行不一致は許されませんよ。