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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

ほんとうの環境問題
ほんとうの環境問題
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新潮社

¥ 1,050

単行本

売上ランク:809位

2008-03

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ユーザーレビュー一覧(全28件 平均:4.5)

評価5点「ペットボトルは再利用されていない?」 2008-06-17
レビュアー:能登屋 督之(20人中15人が参考になったと回答)
新聞等ではあまり知られていない環境問題をずばずばとそしてわかり易く書かれています。
この本を読んでからペットボトル飲料はほとんど買わなくなりました。
この本では、ペットボトルの再利用はエネルギー効率が悪いため、エネルギーの節約として有効ではなく、むしろ可燃ゴミと一緒に燃やしたほうが焼却炉稼動上、省エネだと書かれています。ペットボトルの分別による回収は、実はほとんど再利用には結びつかず、回収業者は回収したペットボトルをほとんど燃やしており、複雑にからむ利権への警笛を鳴らしています。
有効な再利用も行われていると思いますが、重要な情報として認識するべきなのでしょうか。
評価4点「スパッと」 2008-05-14
レビュアー:読書好き(18人中14人が参考になったと回答)
 最近流行っているエコのウソについてズバッと斬ってくれる一刀両断な書籍です。著者二人で文句を言い合っているだけの本のようにも思えますがきちんと根拠も出してますし政治家の話よりはよっぽど参考にできる本だと思います。

 ちょっと理論が短絡的なところがありますのですべてを鵜呑みにするのも危険ですがかなり良いところをついていると感じますのでこれらを参考に自分自身で考えてみるきっかけにするのがベストな読み方だと思います。

 ちなみにエコ製品をつくるのにエコ効果以上の経費がかかる件については「技術の発展とはそういうものだ」という意見であり著者とは対立します。最初の電卓だってばかでかくてものすごい作成費だったはずですが今や100円ショップでも売っているくらいですからエコ製品もそのうち進歩して制作費も安くなると思います。開発初期段階での費用を攻めていては何も生まれないと思います。

 ということで一部気になった点があったので星マイナス1とさせていただきましたが基本的に参考になる良書だと思います。
評価5点「よくぞ仰っていただきました。」 2008-08-10
レビュアー:街道を行く(19人中14人が参考になったと回答)
よくぞ仰っていただきました、という思いがいたしました。昨今のなんでもかんでもエコというブームに警鐘を鳴らすものだと思います。レジ袋削減やエコバッグなどどこがエコなのかよくわからないようなものでも、一旦火がつけば突き進んでゆく社会とそれを煽りに煽るマスメディア、いつの間にか勧善懲悪のようになってしまっている今のエコブームはとんでもない方向に進み始めているように見えます。環境問題はほんとうにおきている問題に対しての警告が発せられているわけではなく、資本主義経済の下で商業ベースに乗りやすい地球温暖化、二酸化炭素の問題やリサイクル問題にすりかえられており、つまるところ、環境問題も資本主義経済の道具に陥ってしまっています。環境問題の本質は、石油依存のエネルギーと石油に依存した食糧生産の問題、化学物質汚染で、さらにその問題を引き起こしている原因は人口の急激な増加に由来するものです。人間が生きていくうえでエネルギーは絶対的に必要なわけですから人間が増え続ければ石油の使用量は減らないですし、食糧生産に石油を使っているわけで食べる為に石油が必要という構図ができあがっています。これこそが、真の環境問題として取り扱うべき問題ではないかというのが本書の主張です。今の、ビジネス化されすぎたエコブームは、本等に問題だと思います。単一的な今のエコブームを見直す契機になってほしい本だと思います。
評価3点「どっちを信用したら良いのか」 2008-08-23
レビュアー:羽後燦樹(17人中13人が参考になったと回答)
「不都合な真実」をはじめとする「環境本」vs「環境問題のウソ本」さてどっちを信用したら良いのか。
なんて悩んでいた時にでてきたのが本書。
著者もよく知ってるし、出版社だって超メジャー。装丁だって地味だけど上品じゃん。これなら信用できるかも・・・・。(なんてブランドに弱いです僕も。)
内容的には「ウソ本」寄りのモノで、ゴアさんにとっては「不都合な」内容。論旨も整理されており、何となく信憑性がありそう。
「リサイクル」されると分別収集されるペットボトルの多くは、そのまま焼却処理されている。つまり、分別しないのと同じ処分がされている。しかも、熱量が大きいので、分別せずに生ゴミ等と一緒に燃やした方が、省エネ?になる。とか。
スーパーやコンビニで配られる袋は、廃油から作られるほとんどコストゼロのもの。それを廃止して、「マイバッグ」「エコバッグ」を持ちましょうなんてやってるけど、「マイバッグ」「エコバッグ」を作るのにどれほどのコスト(つまり環境への負荷)がかかっているか?とか。
京都議定書制定の裏舞台や批准した、していない各国の台所事情・・・・。等々。
環境問題がどうも一筋縄ではいかないことがわかってくる。
そして環境問題が、人口問題、食糧問題につながっていく、ということも。
正直言って現時点で僕は、環境問題に関する様々な(といってもホンの一部しか知らないのだけれど)主張について、どれに与したら良いのかよくわからない。

しかし少なくとも「資源の大事な使い方」もよほど注意しないと、別の側面から見たら逆に浪費してることにもなりかねないこと。
そして、少々飛躍するが食糧を安定的に無駄なく消費できる仕組をできれば国際的に構築することが、もしかしたら最も有効な環境対策なのかもしれない。
といった問題意識を持ちつつある。
こういった問題意識に至ったのは本書を読んだ結果であり、まぁそういった意味では環境本ブームも僕にとっては無駄ではなかったのかなぁ。と思ったりしている。
評価4点「環境問題に深入りする前に」 2008-05-28
レビュアー:ノリスケ(18人中12人が参考になったと回答)
誰しもが環境問題を語る世の中になってしまったが、自身はどうしても興味が持てなかった。とはいえ、節約は日本人元来の質素な生活スタイルに合うから方向性としては間違っていないと思うし、いずれにせよ将来避けては通れない問題なので、読みやすそうな本書を当たってみた。結果、なぜ興味が湧かないかが分かった。というのは、「環境問題=CO2の排出量削減」という公式が成り立ってしまっており、本当に考えるべき論点である代替エネルギーに関して突っ込んだ議論がないからだ。

原油先物相場がうなぎ昇りだが、これは将来の現物の需給ギャップを見越したものなのか、あるいは単なるマネーの動きで説明できるものなのか?ただ、確実に言えるのは、石油会社が一番得をしているということ。原油の市場価格の上昇により石油会社は効率よく儲け、さらに原油消費量の節約により会社の寿命が延びるので、いいことづくめだ。これも市場メカニズムの調整機能がうまくいっていると考えるべきなのだろうか?

などなど、疑問は尽きないが、環境問題に深入りする前に本書を読んで脳みそをクールダウンしてみたらどうだろうか。