ユーザーレビュー一覧(全176件 平均:2.5)

「見た目 とは」 2007-04-11
レビュアー:徳明木 望(4人中3人が参考になったと回答)
「見た目」という意味を、顔・スタイルといったいわゆる「ルックス」だと思って読むと勘違いであります。
強いて言っても化粧程度なのでした。
本質は、仕草や動作、マナー、言葉、表情など人間関係形成上の全般的な紹介です。
原作や演出をしている著者の「見た目」からくるコミュニケーション学です。

「1割のほうにも目を向けることができる人間になりたい」 2007-08-26
レビュアー:冬の暖かな鎌倉の海岸で(5人中3人が参考になったと回答)
この本は「理屈はルックスに勝てない」というようなことが書いてあるわけではありません。コミュニケーションにおいては言語以外の要素が占める割合のほうが大きいよ、ということが書かれています。もちろん昔からこれに類する話はあるわけで、この本独自の内容としては、漫画や演劇の演出における非言語コミュニケーションについての内容が盛り込まれているということでしょうか。
おそらく著者自身も同意していただけるかと思いますが、あえて、1割のほうにも目を向けて客観的・冷静に物事を判断することのできる人間になりたい、と思った次第です。

「「ソファーの隙間はなぜ気持ちがいいのか」の答えは?」 2007-11-19
レビュアー:リングイスト(4人中3人が参考になったと回答)
筆者によると、「それは人間にとって「隙間に入る」のは気持ちがいい」(p.31)からだそうである。この例に端的に示されるように、この本は全く論理的ではない。また、その土地の方言を使わずに「ごぜえますだ」でしゃべる水戸黄門の百姓が言及されるが、それが「先入観」として否定されたすぐ後で(p.36)、「ケチは大阪弁」「ヤクザは広島弁」などが流通したイメージとして肯定的に語られる(百姓の「ごぜえますだ」は流通したイメージの一つではないのだろうか)。一方で、漫画、劇作などを手がけた筆者ならではの視点は納得できるものもあるので、読み方次第の本だと思う。

「すばらしい!」 2008-03-14
レビュアー:messer-g(5人中3人が参考になったと回答)
中身が分かったら、ハッキリ言ってこんなに売れる本ではありません。
「見た目が9割」を著書で実現しているわけですから、立派です。
皆さんも、悔しさ余って酷評続きですが、誰でも知っていることでも「形にする」事は大切です。
「その手があったか、やられたー!こんな文章なら俺でも書けるわ!★を減らしてやる!」
そう思った人も少なくないでしょう・・・
ノンバーバルコミュニケーションの著書であり、対象は中高生程度でしょうか。
それにしても、著者の新刊の方が評価が高いようですね・・・そっちを読んでみましょうか・・・

「面白いが,研究書ではなくエッセイ」 2008-04-03
レビュアー:BCKT(10人中3人が参考になったと回答)
著者は1956年(久留米市)生まれ。ほー,九州男児がこげなタイトルの本ば書いたとね。なさけんなか。横浜国立大学卒業。4年の労働者経験・東南アジア在留などのあと,九大(比較社会文化(旧教養部))で博士号。九州大谷短大(助教授)などを経て著述業。何やらかしたんだろう? 教授会ボイコットしてジム通い? 生徒を自殺に追いやった? 『戯曲 星に願いを』(文化庁舞台芸術創作奨励賞佳作),『哲也 雀聖と呼ばれた男』(講談社漫画賞)。48歳時の作品。手許のは刊行から12ヶ月を待たずして39刷。すげぇ売れてる!
第1話 人は見た目で判断する
第2話 仕草の法則
第3話 女の嘘が見破れない理由
第4話 マンガの伝達力
第5話 日本人は無口なおしゃべり
第6話 色と匂いに出でにけり
第7話 良い間,悪い間,抜けてる間
第8話 トイレの距離,恋愛の距離
第9話 舞台は人生だ
第10話 行儀作法もメッセージ
第11話 顔色をうかがおう
「人は見た目が9割」という題名だから,どこをどう見せられれば(演出できれば),他人からよく思われるのか?という有名無名の心理学者がよく書くハウツー本だという本書の第一印象は大きく裏切られている。筆者が,比較社会文化で博士号とってるくらいだから,社会学か心理学の教員が論文指導に当たったのだろうから,内容は多分・・・という学歴からの推測は,本書に関する限りあんまり当たってない。むしろ彼独自の経歴が色濃く本書に反映されている。彼の“経歴”とは,その職歴上の受賞歴からみられる,舞台演出家として,もしくはマンガ原作者としてである。
ただ,“元”とは言え大学教員(研究者)だったんだから,「・・・らしい」で主張根拠を曖昧にせず,出典くらいはいちいち明示して欲しい。だって,これじゃ印象論だよ。居酒屋の呑み話じゃないか!って批判されてしまう。
ということで,本としては面白かったが,研究書ではなくエッセイ。やっぱ,この“エッセイ”感がベストセラーに繋がるってことなんだろうけど・・・。男尊女卑なんか九州でん時代錯誤ばってん,人間(の価値)は“見た目”じゃなかよ。なんば言いよるかじゃなかとよ,なんばしてきたか?よ,なんばするとか?よ。(755字)