ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

「よく分からない本」 2006-06-13
レビュアー:iuj-owada(79人中45人が参考になったと回答)
論理ではなく、情緒、心情、倫理、価値観といったものを大事にせよとの主張のように受け止められたが、誰を対象に何のために書かれた本か良くわからないというのが、一読後の正直な感想す。
論理に限界があることを指摘していますが、コンピュータのプログラムでも同様で、論理構築にはエラーがつき物です。その自明の点を指摘して、論理ではなく情緒というのは、心情的には理解できても、論理的ではないと感じました。日本はアノミーの状態にあるというのが主題なのか良く分かりませんでした。
論理を前面に押し出すなとの主張がありましたが、それならば、明治時代のベストセラー「ベンジャミンフランクリン自伝」からの学びのほうが大きい気がしました。英米で活躍したフランクリンは、論理という剣と道徳という精神を併せ持って大成されました。人を切るのではなく切られぬように、活人剣をめざせという主張の本なら、この本よりももっと優れた本がほかにありますが・・・

「賛否両論ありますが」 2006-09-02
レビュアー:サトリ(67人中45人が参考になったと回答)
賛否両論ありますが、私は「否」の立場です。
この人が言いたいことを要約すると、すべてにおいて他の国より日本の文化が優れているということでした。
よくわからない理論を持ち出してきて、日本は素晴らしいと繰り返す。こんな本がベストセラーだなんて信じられません。
他の国を認められない著者の主張。
国同士を比べたがる著者の主張。
まるで学歴で人間の価値を評価するような、古い考えだと思います。
この人の主張が、自分には理解できませんでした。

「編集の力」 2006-03-13
レビュアー:練馬のよっちゃん(96人中44人が参考になったと回答)
内容も素晴らしいのですが、編集の良さもこの本に感じます。藤原さんの講演録をまとめた本ということですが、非常に読みやすい。藤原さん自身の分かりやすい話し方+読みやすい編集が、この素晴らしい本を生み出したのだと思います。『バカの壁』に負けぬ編集力ですね!

「英語はアメリカ語ではなく国際語として必要です」 2006-03-15
レビュアー:eihr(115人中44人が参考になったと回答)
いろいろ書きたいことはありますが、英語の問題についてだけ書きます。
英語の幼児学習は、(はっきり言ってしまえば)欧米に対するコンプレックスから議論することではなく、子供達がこれからの世界で生きていく上で何が必要なのかという視点で議論すべきことです。
英語の幼児教育は「国際語」教育として必要なわけであって、あくまでも「アメリカ語」ではないんですよ。英語を自由に使えるかどうかは、現時点においても、情報発信収集能力に数十倍の違いをもたらします。
海外で嫌な目にあうと、すぐに時刻にしかないもの(「武士道」とか)にアイデンティティを求めて他国に対する優越感を求めがちですが、世界中そんな人ばかりだったら悪夢です。

「まさに画期的名著!一読の価値あり!」 2006-05-15
レビュアー:calm(74人中44人が参考になったと回答)
このように思ってしまったのは、僕にまだいろいろな知識の基礎が無いからでしょうか。しかし、とにかく読みやすく、少なくとも僕は「目から鱗」でした。
学校帰りの電車の待ち時間の都合上、いつも駅前の本屋さんで立ち読みをさせていただいております(すみません)が、「アメリカは大量の核兵器を持っているくせに、北朝鮮に『核を持つな』と言っている」あたりで購入を決めました。新聞など、公のメディアではなかなか言いにくいことが書いてありそうだと思ったからです。
「論理は重要だが、それだけではダメ」というところを読んで、昨今の憲法改正論議が頭に浮かびました。確かに改正派も護憲派も、論理的には正しいことを言っています。なので、国民は判断に迷ってしまう人も多いはずです。著者は「みんな大人なんだから、論理的におかしいことを言うのはよっぽど変な人だけ」最終的には「駄目なことは、駄目だから駄目なんだ」という旨のことを記しています。このような考えを僕は初めて知り、納得しました。
つぎに、「国民は永遠に成熟しない」ということを筆者は記しています。これで僕が思い浮かんだのは、昨年の総選挙です。自民党に投票した方のどれだけが、郵政民営化関連法案に1度でも目を通されたのでしょうか。
「英語より国語」という理由の1つに「夏目漱石の『こころ』の中の先生の自殺と、三島由紀夫の自殺とは何か関係があるのか?」というようなことを、他国のエリートはいきなり聞いてくる。したがって、英語ができるようになっても、他国の人から尊敬される「国際人」にはなり得ないと説いています。この話は、僕が小学6年生の頃の担任の先生もおっしゃっておりましたので、往々にあることなのでしょう。また、日本が1919年の「パリ講和会議」で国際連盟の規約に人種差別撤廃条項を加えるよう提案したことは、学校では教えてくれません。最近では中韓の問題に関する本でチラチラと書かれていますが・・・多くの人がこのようなことを知らない、「自虐教育」も問題だと思いました。
この本の意見に否定的な方も多いとは思います。しかし、新渡戸稲造の「武士道」という本、昔の思想化の考えなど、知識のない僕のような者にとってはどんどんリンクが広がっていく、画期的な本だと思いました。
しばらくは、僕にとっての「座右の書」となりそうです。長々と失礼致しました。