ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

「偏見に満ちた、書」 2006-05-03
レビュアー:あさあさ(91人中37人が参考になったと回答)
筆者は、自分の考えを読者へ読みやすく配置するなどの基本的文章の構成に問題あり。国語力向上を推奨しているようだが、まず自分から他人を批判する前に、武士道の精神にのっとり、ご自分から武士道を極めて、いただきたい。内容についても、偏見と調査不足が本書の欠点。随処に筆者の偏見がありありと表れている。多少の参考になった程度、価値としては、あまりない。武士道に関してもいいところのみ取りして取り上げており、見て見ぬ振りや、昔からある同和問題(日本の階級制度の欠点)も取り上げていない。教育学を専門する私としては、読んだ後の後味が悪い。現代の悩めるビジネスマンやなんとなく生きている人には、ちょっとした参考になるとおもう。

「◎“日本人必読の書!”」 2006-05-04
レビュアー:SunVerdir(69人中37人が参考になったと回答)
■ アクの強い筆者が日本人の使命を語る。
師から学徒へ先輩から後輩へ親から子へ
是非、伝えて頂きたい究極の救世書。
世界平和の願いが込められており、暗に
日本人の平和貢献を促す書となっている。
□ 批判的・皮肉な表現を前向きに咀嚼する。
餌付くほど強烈な嫌味に動ずることのない、
大人の仕草を鍛える絶好の機会を提供する書。
露骨な批判にひるむことなく筆者の願いを
好意・教えとして受け止めて頂きたい。
■ 私見ながらコノ書は“学びノススメ”。
“論理”だけでは得られない“至福”について
考え悟る、とても良い機会となるでしょう。
美しい自然に跪き、学問・文化・芸術を尊び
孤高な人格を磨く国民が創る“国家の品格”。
品格とは、学ぶことから始めましょう。
□ 『金はなくとも孤高であれ』。
人は少しの食べ物と洗練された情緒を持てば
万人が幸せになれる。このことが、
世界を救い、世界を平和に導く残された
唯一の方法。
日本人こそ世界の手本となるべし。。
口は悪いが
筆者の主張はこれに尽きると考えます。
■ なるべくしてなったベストセラー。
日本人必読の一冊です。 前向 一歩

「あの藤原さんが、残念なことです。」 2006-06-25
レビュアー:斎円州次郎(70人中37人が参考になったと回答)
気の利いたエッセイで、若者や知識人の共感を与えて続けてきた藤原正彦さんが、なんたる文章力、表現力、発想力なんだろうと驚いてしまいました。別人じゃあないかと疑ってしまいます。若き数学者のアメリカや遙かなるケンブリッジで彼に魅せられていた人は、別の本を読む方がいいでしょう。新田次郎と藤原貞と藤原咲子と藤原正彦のファンを失望させる悪書です。ほんとがっかり。

「「歴史」「美」「伝統」等々のキーワードに熱くなる人は、暇つぶし程度には読んでもいいかもしれない。」 2006-02-19
レビュアー:naokilaw(55人中36人が参考になったと回答)
主張せんとする事柄は分からなくはない。本書は、新書の紙幅に制限を受けるなかで書かれているうえ、大学における講演録をまとめて出版されているため、本当はもっと言葉を尽くして(≠論理的)語られるべきところを、あえてコンパクトにまとめている。出版上の都合があることは理解できるが、もっと紙幅を割いて丁寧に書かれていれば良かっただろう。ただ、著者の訴えるメッセージは、一応、首尾一貫していると思う。
しかし、語られている言葉が感覚的なものばかりで、部分的には価値観の押し売りとしか思えない表現も散見される。また、事実に関する記述も曖昧で、「著者の理解による事実」と思われる箇所が多数ある。論理的に書くことは必ずしも要求されないが、事実の記述さえもやや覚束ないのは問題だろう。
全体を通して受ける印象としては、「私は武士道精神に基づく品格こそが大事だと思うんです。話は良くまとまらなくて、大きな括りで一応お話していますけど、皆さん賛成してくれますよね?」程度の独り善がりな姿勢しか見えてこない。
この程度のことで、本書の帯に「画期的日本論」と銘打たれ、その読者がなんとなく勇気付けられていたりすれば、それは、本書の内容や主張の展開ではなく、この程度のことで納得させられてしまう読者がいることが「画期的」であるということに過ぎない。

「優越感と劣等感/「卑怯」について」 2006-03-13
レビュアー:Takaaki(156人中36人が参考になったと回答)
日本人であることに対する優越感と劣等感にもがき苦しむ筆者自身ののモノローグです。
劣等感と優越感は、**両方とも**苦しい物なのだということを忘れずに。
「卑怯」を肯定するかのような記述がありますが、僕は「卑怯」は悪いことであると考えます。なぜそう思うのか、説明します。卑怯とは、「自分はこんなにがんばってるんだ/こんなに我慢してんだ/正しい道を進んでるんだ」と自分に言い聞かせて、結果、恩着せがましい独善人間になることにつながる態度です。従いまして、「卑怯」を勧める本書にここに抗議します。
...藤原さんの、いじっぱり。ほんとは、卑怯じゃなくて素直な人間になりたいくせに。つまらんですよ。