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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

国家の品格 (新潮新書)
国家の品格 (新潮新書)
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新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:2894位

2005-11

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ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

評価3点「無理があるなあ。」 2006-04-01
レビュアー:キャバンクラブ(95人中35人が参考になったと回答)
 イギリスびいきの私には、イギリスを引き合いに出されて、日本を論ずること自体は、嬉しいことではある。
 しかし、ここで引用されるイギリスの歴史は、極めて偏狭な理解に基づくもので、イギリスに対して失礼だとさえ思ってしまう。
 当然のことながら、そうした誤ったもしくは偏向した理解に基づく比較国家論は、説得力を失わせるものであり、他のレビュワーが書いてるように、下手をすれば、「酒場の与太話」になりかねない。
 日本の国家の品格を論ずるには、やや軽薄で品格にかけるといったらいいすぎであろうか?
評価1点「酔っ払いのたわごと」 2006-05-10
レビュアー:チヌカルクル(66人中35人が参考になったと回答)
これは酔って書かれた本ではないかと思うくらい内容は低レベル。
主主張は、排他的ナショナリズムだが、筆者が攻撃するグローバリゼイションと同じ位危険なもの。
その主張がたとえ日本人にとっては快い響きであっても、日本人以外にはすこしも快くないのは、少し考えをめぐらせば容易に想像できるはず。著者には人間とって最も大切な”他人の痛みを想像できる”が分らないらしい。
評価1点「くどい。」 2006-06-19
レビュアー:m1230(60人中35人が参考になったと回答)
「祖国とは国語」を読みました。こっちの方が断然おもしろい。
「国家の品格」がここまで爆発的に売れつづけている意味がわからない。
新書だったから売れたのだろうか?
言いたいことは充分わかった。
だから、そんなにくどく何度も言わないで〜と…言いたくなりました。
藤原正彦さんは好きなんですけどね。
評価1点「卑屈な欧米コンプレックスの典型」 2006-07-16
レビュアー:かつ麻呂(55人中35人が参考になったと回答)
 前書きと第一章を読めば、筆者が何を言わんとしているかがわかってしまうような本。欧米の近代文明に対する批判は多分に受け売り的であるし、武士道精神のような日本文明については何の批判・検証もなしに「善」としてしまう論理の稚拙さも、読んでいて気持ち悪かった。その「善」とする日本文明を「啓かれていない欧米人」に教えようという筆者も、十分に近代主義者であると思うのだが。
 以前新聞で、ある学者が「日本人以外の人が読むことをまったく想定していない」と批判を加えていたが、その一言に尽きる内容だと思う。真剣に読もうと思っている方がいらっしゃるなら、冒頭に出てくる「話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷」という筆者の妻女の言葉を念頭に置きながら読んだほうがいい。
評価5点「すかっと自論を展開!」 2006-01-08
レビュアー:東京りりぃ(61人中34人が参考になったと回答)
「私は、自分が正しいと確信していることについてのみ語るつもりですが、不幸にして私が確信していることは、日本や世界の人々が確信していることとしばしば異なっております。もちろん私ひとりだけが正しくて、他の全ての人々が間違っている。かように思っております。/ もっとも、いちばん身近で見ている女房に言わせると、私の話の半分は誤りと勘違い、残りの半分は誇張と大風呂敷とのことです。私はまったくそうは思いませんが、そういう意見のあることはあらかじめお伝えしておきます」と冒頭にうまくユーモアを交えた「逃げ」を打っておいて、それから滔々と自論を述べる。

しかし、この「逃げ」こそが、藤原正彦の持ち味である。他人に対し自論を押し付けないという姿勢が読んでいて心地良い。決めつけや正義がないから読者は安心して読める。

藤原正彦の面白さは、その独断と偏見ともいえる価値観で、その多くに共感した。第三章の「自由、平等、民主主義を疑う」は特に良かった。自分自身で本質について思考することを放棄させられ、言われたことを妄信するように教育されてきた私たちの世代には一種の清涼剤になったと思う。

本を読んでいると、「ああ、これこそが私の言いたかったことなのだ」と思うことがしばしばある。自分では洋裁などはできないが、店頭で見かけた既製服に「あ、このデザイン」だと思い試着し、手を通した時に「あ、このサイズでぴったり。しかもこれこそが私の着たかった服だったのだ」と思うのと似ている。この本にはそのような気持ちを何度も感じた。

閉塞感の漂う世の中で、自分の「行動基準」を探している人々には参考になる良書。