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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

国家の品格 (新潮新書)
国家の品格 (新潮新書)
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新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:4330位

2005-11

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ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

評価3点「読むべき好著ではあるが・・・今の日本人は誤解する?!」 2006-05-04
レビュアー:蘇冬(52人中32人が参考になったと回答)
著者が仰っている事は誠に最もとうなずける事ばかり。まさにその通りといいたい。しかし、書き手の意図を読み手がきちんと受け止められるか不安が大きい。日本人は戦後だめになった。⇒大賛成。日本人は武士道に基づき行動せねばならない。⇒本当にその通り。では、これを昨今の風潮・国際的な問題と「思考停止」をしている人々が合わさると、とんでもない考えに読み誤られてしまう懸念がある。すでにインターネットではこの本を読んだと思える人々が、品格を持つには武士道として力が必要、ゆえに他国にバカにされないために核武装すべき。などという意見が増えている。頼むから「国家の品格」を持つ前に自分が「人間の品格」を持っているかどうか反省してから読んで欲しい。せっかくの良著なのに・・・。
評価5点「おぢさん世代が喜び、他の世代が苦笑する本」 2006-05-11
レビュアー:アマゾソじろう(45人中32人が参考になったと回答)
面白い本ですよ。TBSラジオ系「小沢昭一の小沢昭一的こころ」に
知性のフレーバーをふりかけた内容ですね。作者が優秀な脳みそに
ユーモアも兼ね備えた人だというのは、よくわかりました。
ただ、飲み屋の会話かな...

30代の自分からケチをつけるとすれば、
この本の内容を今の若い世代は理解できないでしょう。
理解できない理由は、結局藤原さん世代が作った今の日本が
原因でしょう。一番否定している合理至上主義を
この国で推進した世代が真逆な事を言っているのは滑稽です。
たぶん飲み屋帰りに道端で、情緒が欠落し、武士道の意味さえ
わからない少年たちにカラまれて現実を知ることになるでしょう。

内容自体はおもしろいですが、この本読んで救われた気分に
なっているおじさん方が多いことのほうが、この本で問題定義
している内容よりも深刻です。と、いう意味では星5つです
評価2点「納得する部分と支離滅裂の部分が錯綜」 2006-06-01
レビュアー:鈴木純一(50人中32人が参考になったと回答)
国語教育の重要性を訴えている部分は全面的に賛成したい.自国文化に誇りを持てなければ世界でも尊敬されない,というのもその通り.しかし,「論理」を否定し「感性」や「情緒」を持ち上げているのはおかしい.国語教育が重要なのは,自分の言葉で考え,その考えを明快に表現・伝達する力を養えるからなはず.つまり論理的な考え方とコミュニケーション手段を学ぶのが目的では? また,論理的でなければ,世界で尊敬されるどころか,相手してくれる人はひとりもいなくなります.

論理がすべてではないし,感性や情緒,センスというのは確かに大事です.しかしそれはベースに論理があるからこそ光るものではないでしょうか.
評価3点「教授の愛した美と形」 2005-12-10
レビュアー:仮面ライター(43人中31人が参考になったと回答)
 
 藤原正彦教授の著書について、私は『若き数学者のアメリカ』(新潮社、1977年)ぐらいしか読んだことがない。だが、新聞等で本書のキャッチコピーが目に入ったことから、終に藤原氏は、かの国粋的大数学者であった岡潔氏と“友愛数”の関係になってしまったのかと、思わず衝動買いをしてしまった。

 本書の主意は、キャッチコピーにもあるように、「日本に必要なのは英語より漢字、論理より情緒、民主主義より武士道精神!」なのだが、先ず一点目の「英語より漢字(国語)」という発想は、私も共感できる。しかし、二点目、三点目となると、「右投げ左打ち」の私は、「ちょっと待てよ」となってしまう。これらは、「AかBか」であってはならず、「AもBも」という思考上又は思想上のスタンスあるいはプロセスこそ大事である、と考えるからだ。

 真理における美と形を追い求める数学者は、中庸や曖昧さを嫌い、意外と「問答無用」的な性向を持っているのかもしれない。
 藤原教授には、例えば作家の小川洋子さんとの対談集『世にも美しい数学入門』(ちくまプリマー新書、05年)にある“数学の楽しさ”みたいなものを、大いに世に知らしめてもらいたいと願っている。
評価5点「日本の原点回帰を目指して」 2005-12-11
レビュアー:ポンタ(63人中31人が参考になったと回答)
この本は今までに出された日本論のなかで、もっとも真正保守のものだといってよいだろう。
近頃、米国がなくては生きていけないという日本の評論家の数がはなはだしくなり、またそれと逆の事をいうものは「左翼」と呼ばれ、
批難されてきた。これはただの閑文字をもてあそぶだけの論評が
多々あることを意味する。無論、現在の世界で米国が圧倒的な力を保持している事は確かであり、その力で国を守ってもらおうという気はわからんでもない。
けれど、それは虎の威を狩る狐のように卑怯で、そして守ってくれるという保障は何処にもないのである。
米国が日本のために何故、戦うのか。仮に自国に核を落とすと脅されて、日本を守ろうという気になる国があろうか。
思い出して欲しい、我々日本の先人たちは日本の独立を目指し、最後はアジア解放のために戦ったはずである。
決して、どこかの国の属国になろうなどと考えはしなかったはずだ。
現在の日本人が米国に縛られ、今の自分たちの事以外は考えず、
縷々綿々たる日本の伝統・文化・慣習を以って、米国の文化を模倣し発展させるのではなく、ただ洗脳されているだけの昨今は異常事態であり、この国の危急存亡の秋であることは秋毫も狂いのない事である。

今、本当に日本を懐う人々は是非、この本を手に入れて、
日本とは、日本人とは何なのかを見つめて欲しい。