ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

「これは随筆です」 2006-03-09
レビュアー:関英夫(47人中28人が参考になったと回答)
国際人のあり方、日本人の心、道徳、自由、平等、民主主義、祖国愛等について筆者の日頃の思いや憂いを日本国と日本人の良い所と西洋社会の悪いところを持ち出して筆者の考え(思い)を述べている。また国家のことではなく人間個人のことを述べている。私は殆どの点で筆者考えに同感であり、私と同じように憂いている人もいることが嬉しく思えた。多くの人に読んでいただきたいが、本当にこの本を読んでほしい人は、こんな本は読まない様な人達だから如何したものかと思う。また、この本は論説でなく随筆なので、内容が非理論的だとか、公正誠実さに欠くなどの批判は的はずれでしょう。その点でタイトルがその気にさせるので良くないような気がする。また、「はじめに」と第一章は品の無い文章なのですが、僅か32頁なので我慢して読み進めてください。

「はっとして涙でました。」 2006-03-13
レビュアー:フラン子(63人中28人が参考になったと回答)
現在、海外で生活しているため、思わぬところで涙がぽろぽろ出でしまいました。
ヨーロッパ人のアバウトな感性、単細胞的な発想のなかでかき消されそうな自分の細やかな感性、
これこそが日本人の宝だと確認でき、「それでいいんだよ!」と力づけてもらった気分。
題名よりも軽いタッチなので気負いなく読めます。
特に海外にいる日本人の友人に送ってあげてはどうかと思う。

「「バカの壁」と通ずるところがある」 2006-03-14
レビュアー:教育太郎(69人中28人が参考になったと回答)
「情報社会だからパソコンを教えましょう」とか「いじめが問題だからカウンセラーを置きましょう」というのは、一見論理的だが物事の本質をついたものではないと指摘。「いじめが多いなら、大勢でひとりをいじめることの『卑怯さ』を論じるべき」というのはまさに的を射ている。しかしこうした論調は、あまり世間ウケをしないというのも事実だろう。だからこそ、やっかいなのであり、だからこそ大切にしなければいけない本質があるはずだ。
本書は、「バカの壁」、「超バカの壁」に続く、「バカの壁第3弾」なのだろう。

「日本人への最高のプレゼント」 2006-03-14
レビュアー:晴耕雨読(57人中28人が参考になったと回答)
相談機関に勤めている私にとって、この本で深く印象に残った言葉は何か?それは「国民は永遠に成熟しない」だ。
毎週のように配偶者暴力の被害女性が、相談に駆け込んでくる。子どもがいれば、悲惨な児童虐待を伴う。10年前には、このような相談は、ほとんどなかったと思う。
何故このような卑劣なことが激増しているのか? 成熟しないどころか、日本人はどんどん退化し、品格をなくしているのではないか?
この本は、人間の性根を見つめ直す材料を、私にふんだんに提供してくれた。
混迷する日本と日本人への最大、最高のプレゼントだ。
藤原先生の日本人への温かい励ましに心から感謝する。

「一見の価値はあるけど・・・」 2006-04-15
レビュアー:aiko0808(49人中28人が参考になったと回答)
「論理の前に情緒!」という筆者の考えには、はっとさせられるし、納得もできる。
しかし、筆者の記述には、首をかしげたくなるようなところが少なからずある。たとえば、憲法に規定されている「平等」や、キリスト教やイスラム教の「原理主義」について、その意味をよく分からないままに記述しているのではないかと思える箇所があった。
情緒も大事だけれど、人を納得させるためには、やはり言葉の使い方や論理も大事だと思う。筆者は学者であるので、その意味でも少しがっかりさせられる。
とはいえ、冒頭に述べたことを筆者が主張した意義は大きい。