ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

「タイトルと内容が合ってない気がする」 2006-01-10
レビュアー:サイキ(87人中27人が参考になったと回答)
大衆本。著者のつれづれ愛国日記といったところ。
普段から分厚い思想本を読み慣れている人は読む必要はない。
今まで思想本を読んだ事がない人には、易しい表現で書かれているため読みやすい。
この内容で岩波から出されていたら正直かなり腹が立つだろうが、新潮新書なので良しとしよう。
情報の取捨選択ができない人が読んでも、危険の少ない本だと思う。
心の中の愛国心を表現できない人が読むと、それが形になって満足できる。愛国心を感じたい人にお勧め。

「一読の価値あり!」 2006-01-15
レビュアー:マルガリータ(45人中27人が参考になったと回答)
国家の品格とはいかにも大仰なタイトルだが、今、忘れ去られようとしている日本の情緒を取り戻そうというのが、メインテーマである。
数学者である著者が、まず「論理」という人がたやすく信じ込んでしまいがちな主義、主張にいかに陥穽が潜んでいるかを説くところに感銘を受けた。
「論理を徹底すれば問題が解決する」というのは誤りです。
・・・なぜなら、「論理」それ自体に内在する問題があり、これは永久に乗り越えられないからです。・・・
日本には世界に誇るべき「情緒と形」があり、それが日本の国柄であったが、欧米の「論理と合理」に身を売ってしまった、と説く。そして、「孤高の日本」を取り戻そうと主張する。
講演記録をもとにしているため、読みやすい口語文章で、分かりやすく書かれている。
内容はやや偏った意見や過激な主張もあるが、共感を覚えることが多く、読んで損はない。一読の価値あり。

「なんか怖い」 2006-03-25
レビュアー:時夜夢(ジャム)(37人中27人が参考になったと回答)
かつて小林よしのり氏がゴーマニズム宣言や戦争論といった著作で世間に与えた影響の大きさやその功罪を考えると、こういった類の本がベストセラーとしてバカ売れすることには、素直に喜べないというか、ある種の怖さを感じる。
別に内容がタカ派的な言説だからというわけではなく、右だろうが左だろうが、なんらかのブームが巻き起こると、まさに雪崩を打ったかのように皆が同じ方向へ流れていく主体性の無い読者層が恐ろしいのだ。
ゴー宣の場合、漫画というメディアだった分だけ権威主義的な人たちや、ある程度年輩の知的ブランドにこだわる人たちには抵抗感があったのは確かだが、これは活字という誰にでもとっつきやすいメディアなうえ、しかも大学教授という権威の肩書を持った人が書いたものだけに、より広範囲に渡って反証されることなく肯定的に受け止められていく可能性が高いと思われる。
この本が大ベストセラーになることによって、便乗本が雨後の筍のごとく出回ることはもはや確実だろう。
そこからさらにあらゆる誤解や意味の履き違えが生じて、この国がとんでもない袋小路へと迷い込んでいくかもしれないことに一抹の危惧を感じてしまうのは大げさだろうか。

「迷える私たちに進むべき「道」を示してくれます。」 2006-04-07
レビュアー:りゅうちゃん(58人中27人が参考になったと回答)
たった今、読み終わりました。
永年思っていた胸のつかえが「すっ」と無くなった気分です。
漫然と、もしくは漠然と考えていた「日本は、日本人はこのままで良いのか?」と云う疑問にことごとく応えてくれました。
「こんなはずじゃない」と思っている貴兄、
あるいはそのパートナー、友人、同僚、上司、
勧めたい人は沢山居ます。強いては全ての日本人に読んでもらいたいと思います。

「爺さんの説教」 2006-04-25
レビュアー:7氏(56人中27人が参考になったと回答)
ただ単に時代の流れについていけなくなった年寄りが昔を思いだしてあの頃に戻りたい、という気持ちを本にしただけ。
自分は借りて読んだが、こんな本が売れている現状がおかしいと思う。
まぁこんなのは書いちゃった者勝ちなのかもね。中年世代はまだしも、若年層からしたら「何言ってんのこの人?笑」って感じだし。