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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

国家の品格 (新潮新書)
国家の品格 (新潮新書)
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新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:2894位

2005-11

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ユーザーレビュー一覧(全604件 平均:3.5)

評価4点「著者独特の偏見が心地よい」 2006-02-05
レビュアー:雪風(41人中25人が参考になったと回答)
非常に楽しく読めました。
本のタイトルはいかめしいのですが、内容はいたって平易、漫談を聴いているかのように読めます。頭を半分休めながら読むのが正しい読み方でしょう。

 著者は、近代化を推し進めてきた「近代的合理精神」がもはや限界に達しており、それに代わるのが日本的な「情緒」「武士道」であると説きます。が、これは著者の「偏見」なので理論的な証明はありませんが……。
 ただ昨今の行き過ぎた合理主義には多くの人が疑問を感じていることですし、日本の美しい田園を復活させよう、情緒を大事にしよう、という主張には理屈を越えて共感できます。
 
 混迷している社会に、ひとつのヒントを与えてくれる、そういう本だと感じました。
評価5点「多くの日本人に読んで欲しい」 2006-02-13
レビュアー:マイヨジョーヌ山内(50人中25人が参考になったと回答)
非常に分かりやすく,痛快でした。数学者という理論的な仕事をしながら,理論の本質的な欠点を説くことを理論的に行うという著者の姿勢が面白いです。また,「美」というものについて著者の持っている姿勢が文体にも貫かれていて,贅肉をそぎ落とし,わずか200ページ弱の世界にこれほどの内容を圧迫感なく表現するというのは素晴らしい美的感覚だと感じました。流石数学者ですね。著者の言いたいことに対してほとんど全ての点において賛成です。眼前の霧が晴れた思いです。あとは自らが実践するだけだと思いました。多くの日本人に是非読んで欲しい良書だと思います。
評価5点「これも日本人に向けての貴重な警告書」 2006-04-09
レビュアー:ヤマサン(47人中25人が参考になったと回答)
47年間も根っからの技術屋として人生を送ってきた私にとって、理科系の極にある数学者がこういう本を書かれたということは、大きな驚きであり、日本及び日本人の将来を憂うる数多くの書物の中にあって、大変新鮮な印象を受けました。
確かに、「論理」的なものの究極である数学でさえも、その基礎にある「公理」は、言ってみれば一種の仮説であり、それ自体は完全に「論理的」ではないわけです。「論理性」と「合理性」でがっちり固められたように見える現代の欧米文化も、同様な根本的矛盾を含んでいて、今それに起因する様々な弊害が顕在化し始めた時代だと思います。
ただ極めて残念なことに、1000年、2000年という長い年月をかけて、著者の言う「情緒と形」を基礎とした世界でも例のない貴重な文化を築き上げてきた私達の国も、たった200年そこそこの歴史しか持たない欧米文化の最先端を行く国によって、精神年齢12歳の子供にされ、僅か60年の歴史しか持たない後進国・民族にされてしまいました。そして今、この国にも現代欧米文化のそういった矛盾から発した症状が一斉に出始めています。
著者はこの本を通じて、「今こそ、戦後否応なしに私達がどっぷり浸かってきた現代欧米文化の弊害に早く気付き、本来の日本文化の原点をもう一度見直して、日本独自のしっかりした精神文化の基盤を改めて構築していってほしい」と日本人全体に訴えているのだと思います。願わくば、ぜひ続編を執筆されて、「情緒と形の日本文化」について、今の若い人達にもよく解るように詳しく説いてほしいと思います(新渡戸稲造の「武士道」を読めと言われるかも知れませんが・・・)。
評価3点「「思い込み」を綴った本」 2006-04-10
レビュアー:Ray(39人中25人が参考になったと回答)
あまりに売れてるのと、この手の本、嫌いではないので思わず購入。

結局は著者の「思い」を本にした感じで、論理性とか根拠とかを期待していた私は完全に裏切られた。内容には、単なる思い込みとか、主張の矛盾も見られる。確かに面白い主張はあるけど、全体的に「個人的な思い込み」を本にしただけ。背景・根拠が薄い。根拠も何も無い「思い込み」のオンパレードには、「こんな本が出版できて、しかも売れるんだ」と、少し変な意味で感心。

でも、「英語より、中身を」とか、「小学生に株式投資?」とかのわかりやすく合意できる主張が、講演を本にしたような読みやすい文体で書かれているので、売れる理由はよくわかる。しかもこの題名「国家の品格」はキャッチーでいいね、確かに。まあ、新書だし、一読の価値はあるかも。
評価5点「昔あったものを取り戻す」 2006-04-22
レビュアー:白紙の学生(54人中25人が参考になったと回答)
論理や合理は必要である。しかし、それだけを追求した結果は「幸福」ではなく「荒廃」だ。

金で買えるものにどれほどの意味があるのか?表面的な豊かさを得るための代償は大きい。

きれいごとだけども、金よりも心を選びたい。