ユーザーレビュー一覧(全59件 平均:4.0)

「危険な著者」 2006-02-04
レビュアー:和他也mean2(60人中39人が参考になったと回答)
「バカの壁」のときと同じ、非常に危険なことを言っている。影響力がある人なだけに、とても恐ろしい。それを誰もとがめないことが、ますますもって恐ろしいと思う。
最も恐ろしいのは、「バカの壁」のときもそうだったが、人間の脳を調べて、宮崎勤や宅間守タイプの脳を持つ人たちには、「あなたにはそういう傾向があるから気をつけなさい」と言ってあげるべきだと、本気で信じていることであり、そのことについて、読者が何も異議申し立てをしていないことです。著者自身が危険な思想だと思われるかもしれません、などと防衛線をはっているから、誰も何も言わないのでしょうか。
その一方で、(他の著書でも同じだが)子どもは自然だ、自然だと言う。いじめは都市が作ったって。そうですかね?ある女性のいじめについて書かれた本に言及して、花鳥風月が書かれていないとか書いているが、それもなんだか的外れだと思う。いじめをいじめられる側の問題に軸足を置いているのも、どうだろう。
全体的に、この人の本を読むと、なんとなく、一生懸命に努力することが嫌になる。全体的に優生思想的であり、遺伝子決定的だと思うのだ。

「読むに値しない…。」 2006-01-19
レビュアー:Taka(58人中38人が参考になったと回答)
数ページ読んでやめました。読むに値しません。
「バカの壁」は、著者の浅はかさが拭いきれなかったものの、まだ読んでて気づかされることが多かった。しかし、この本は酷い。ニートや憲法9条や靖国の問題にいたるまで、どれも豊富な知識としっかりとした考察がなければ語れない(語ってはならない)大きな問題であるのに、この著者は数行の‘たわごと’で全て片付けている。あってはならないはなしだ。
これが、東大名誉教授までのぼりつめた医師の書いた本だとは…にわかには信がたい。権威のある人間(しかも、養老孟司は著名な人物でもある)が独りよがりのテキトーな本を書いて、社会にどれだけ悪影響を及ぼすか、この著者はそれさえも考えたことがないのだろうか?

「案外面白かったです」 2006-01-20
レビュアー:レナード(fourseventy)(33人中24人が参考になったと回答)
養老氏が話した内容を書き起こして出来た本。このため、かなり読みやすいです。著者が認める通り、過去に出版された本と重複する章もありますが、6章:戦争責任の問題、7章:靖国の問題−の章は一読に値するものと思いました。最近、日曜日の討論番組などで、「靖国参拝はYesかNoか」と田原総一郎などが煩く騒ぎ立てるなあ〜と思う方には特にお薦めです。本のタイトルはやや刺激的な感じですが、ニートに対する評価や仕事に対する考え方(1章)は、「けしからん」と騒ぎ立てる大人達や、青い鳥を探し続ける若者に是非読んでもらいたいと思いました。

「人生色々「バカ」も色々。」 2006-04-22
レビュアー:むらさめ(40人中23人が参考になったと回答)
本書が読者に拒絶反応を与えている理由を考えると、
本書のタイトルの中に「バカ」の2文字が含まれている事に原因があると思われます。
「バカ」と一口に言ってもその有り方は様々だと思います。
自分の専門外の事に関してはまるで無頓着な「専門バカ」。
空手家の大山倍達は修行時代山ごもりした時、
片眉を剃り落として人恋しさに町へ下りて行こうとする心を絶ちました。
自分の顔を鏡で見て「バカよバカまさに空手バカ」と自嘲しました。
これらの「バカ」は言わば「良いバカ」と言えるでしょう。
それに対して、養老先生が「学生にもこの程度の事は理解できるようだ。」
と発言するときの人(学生)を「バカ」にした態度は言わば「悪いバカ」と言えましょう。
本書では1つの事に打ち込むという美徳としての「良いバカ」と、
人を見下す場合の「悪いバカ」が、
意図的か無意識かは別として混同されており、それが読者の反感を買っているのではないかと考えます。
「こんな事も理解できないのか、このバカ!」と言われて癇に障らない人は稀でしょう。
「バカ」と言う言葉を平気で使える養老先生は「悪いバカ」の典型だと思います。

「些細なことの積み重ねの老人・老婆心に感謝」 2006-03-13
レビュアー:みのちゃん(29人中20人が参考になったと回答)
この本を読むきっかけになったのが、NHKで筆者が話しの中で、医学生の中にナイフの持ち方を知らず、ナイフをじゃんけんのグー型で握って解剖をしようとする学生がいる。このことが何故いけないかは、昔の学生なら教えなくてもわかっていたと話をされていたことなどが気になったからです。いまの時代、全てではないけれど、子供にいろいろと経験させる、特に道徳、倫理観を養う機会がないかと思われます。本のまえがきにもありましたが、そのようなことを痛感し、筆者はいろいろと説明の必要を感じお節介ごとをしたくなったのだと思います。
私なりの解釈ですみませんが、体験し、記憶すること、つまり、経験することが大切であり、決して頭でっかちでなく、その経験によって揺るぎない信念を持ってる人になれと。人の行動や言動というのは他人ではなく自分でやるから責任もあるし、痛い目にも遭うことがある。傷つけたり傷つけられたりするのだから、いろいろ体験し自分にとって何が大切なのか見極める能力を養おうとする努力する日々、昔の人曰く、「苦労は買ってでもしろ。」です。だから、若いうちにいろいろ悩み苦しむことは大切です。
経験不足の人々に些細なことの積みかさね老婆心で説教を