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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

超バカの壁 (新潮新書 (149))
超バカの壁 (新潮新書 (149))
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新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:28214位

2006-01-14

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ユーザーレビュー一覧(全59件 平均:4.0)

評価5点「いやすごいです」 2006-03-05
レビュアー:ゴン(27人中19人が参考になったと回答)
養老さんの筆致は相変わらずキレがよく、畳み掛けるような論理の展開が爽快です。個人的に一番印象に残っているのは、「自分て何」などのつまりアイデンティティの問題について、よく青年期の若者は悩みますが、そもそもそうした自我てのは西洋近代的キリスト教的な自我であって、別にわれわれ日本人はそんなのと無関係にずっとくらしてきた。ところが、明治以降そうした西洋の自我観念が入ってきて、やれ自分とはかくかくしかじかの者であると確定されねばならん、みたいないわゆる「べき論」が蔓延しちゃった。私も、そうした確固とした自我が築けなくて悩んでいましたが、養老先生は一刀両断、そんなんどうでもいいじゃんと、へいへい私はひとの言いなりになる人間ですよ。それでよし。こうでなくちゃならん、なんてことはないんだよ、と教えてくれます。「無我の境地」と言った場合それこそ自分は無い。自分とは何物か、それは他人が決めてくれれば良い事であって、自分がエネルギーを費やす問題じゃない、と。養老節全開ですが、確かな教養に裏打ちされたものだけに説得力があります。自分にとって本当に大切な「原則」それを持っていれば、あとは他人にどう思われるかなんてどうでもいい、好きなように思うに任せればいい、だってそんなことはその「原則」にとっては枝葉末節の取るに足らないことなんだから。先生の竹を割ったような生き方からでてくる助言に、他人が気になる私はカタルシスを感じました。
評価4点「中高生に読んでもらいたい。」 2006-05-03
レビュアー:hnobuyuki(24人中17人が参考になったと回答)
この本の読者は,どんな世代が多いのか興味があります。
この本は内容もわかりやすいし,使われている日本語もそう難しくはないので,高校生ぐらいの人に読んでもらいたいです。
内容に賛同するかどうかはともかく,「大人」のものの見方を感じるにはちょうど良いのではないかと思いました。
実際に読んでいるのはおじさんおばさんばかりだとしたらちょっともったいないですね。
評価4点「年がいった人よりも若い人のほうが理解しやすいと思います」 2006-02-18
レビュアー:落鳳坡(26人中16人が参考になったと回答)
下の感想で「親父の言葉」と表現されていた方がいましたが、私の父はこの本を読んで「所詮東大卒の医者だからこういうことが言えるのだ」と言っていました。ニートや労働の件でそのような階層や職種に関する世間の差別に関する配慮がないことに不満があるようでした。その反面、私は現実問題に沿って自分の考えを具体的に話そうとしている努力が垣間見える、読みやすい良い本だと思いました。
何か今回の内容は、前作や前々作と違い、戦後直後〜団塊世代から引きずっているモーレツ上昇思想の限界と終焉を、著者なりに本質を見据えて実感したことを踏まえて説いているといった感が強いです。年配の方には「あなた達の背中はあんまり若者に良く見えるもんじゃありませんよ」と、団塊ジュニア以降の若い方には「年寄りがいろいろ言うが奴らはあまり参考にならんぞ」と言っている感じ。年を経ていればいるほど、読む側に心の余裕がいると思います。
個人的には、年をとってもこういう軽やかな考え方が出来るといいと思いますが。
評価3点「養老先生らしいのですが・・・」 2006-04-29
レビュアー:itgaki(24人中16人が参考になったと回答)
相変わらずの養老節ですね。
養老先生のモノの見方・捉えかたは凄く好きで、いろんな著作も読ませてもらっています。

この本の中でも、職業意識の話や誤解なんてあたりまえなんていうこと、そして、自分がいくら意識して行っているようでも、その意識の前には脳が働いているとう事実をもとに、置かれている環境が先にあり、全てを意識でコンとロース出来るわけではないことを「衣食足りて礼節を知る」という言葉を例に説明しているのも面白い、などいろいろ楽しめる本ではあると思います。

が、あえて言わせてもらえば、上記のことは(本人もあとがきで認めているように)他の本でも書かれていることを事例を変えて説明し直しているだけであるし、「無思想の発見」で書かれていること、時事ネタであれば「こまった人」の方が詳しく説明してあるし、何よりも養老先生らしさを感じます。(文体も口述筆記なのか、養老先生らしい「〜である」調ではなかったのも気になったし)。
そうなるとこの本の意義ってなんなんでしょうねぇ・・・。

どうも新潮社の「バカの壁」以降3匹目のドジョウを無理して狙いにいった感じがして、その辺が気になります。
養老先生らしいものの見方は健在なのですが、どうしても(出版社・関係者の)いやらしさを感じてしましました。仕方ないんでしょうけど・・・。
評価1点「超無知の壁?」 2006-05-10
レビュアー:sakumay(78人中15人が参考になったと回答)
著者曰く「二ートと予科練帰りの青年と現代のニートの無気力は同じ」であって「若者の逆切れ殺人とは比べるべくも無く戦国武将の方が暴力的」だそうな。冒頭から脱力してしまうほどの無知を曝す。著者曰く「現代社会は、明らかにものの考え方、見かたが変」なそうで、人生経験豊富な著者が提言しておく必要があったそうである。ここまで言われてしまうともはや救いようも無い・・・・いずれにせよ、超無知なのか超アホなのか、彼(著者)の前には超高い壁が聳え立っているようである。