ユーザーレビュー一覧(全59件 平均:4.0)

「そうか、と思うことがいくつかありました。」 2006-01-19
レビュアー:もり(18人中6人が参考になったと回答)
少子化の原因は、
子供の価値(もちろん相対的な価値のことである)が低下したから。
これ以上明快な答えを私は今までに聞いたことが無い。
ところどころで目からうろこが落ちた本だった。

「もうこれで十分と思うが、出版社企画の養老センセイへのFAQ」 2006-02-07
レビュアー:kaz0775(13人中6人が参考になったと回答)
養老先生には、もう世間に語っておきたい事は十分、執筆しつくしていると思うのだが、”脳の都市化”の意図するところが、よくわからない読者のために、という企画で、ベストセラーの連作として本書は上梓された。内容は、編集者が、養老先生に投げかけられた質問・疑問、よくある質問へのFAQとして、単純、アフォリズム化して、誰にもわかるような表現で構成されている。
参考になる読者には、まだまだ十分に、参考になる著作と思うが、すでに養老センセイのいわんとする事を理解された読者は、それでもまだわからない事は、センセイの著作を読めば、答えを安易に、他人に求めるのでなく、自分で考えるべきことと理解されているはずで、ベストセラーに煽られて読むまでもないであろう。
わかりやすく使用とした編集者の編集が、その分、センセイの本意からはずれてしまっている面も感じる。内容としては重複しているが、ご本人が執筆された”無思想の発見”をお奨め。

「コアなファンには、このわかりやすさが逆にもの足りないかも。」 2007-01-28
レビュアー:丁三(9人中6人が参考になったと回答)
超ベストセラー「バカの壁」、続編の「死の壁」に続く第三弾。
前著に対して読者から寄せられた質問に答える、という形での語りおろしである。
取り上げられたテーマは、靖国、戦争責任、少子化、ニートなど、
個別具体的な切り口になっているのでとっつきやすい。
また文字になる前にいったん人の手を介しているので、
養老氏本人が執筆したものよりもソフトでわかりやすいといえる。
筆者は養老氏の著作はかなり読んでいるが、
そういう人には、このわかりやすさが逆にもの足りないかもしれない。
「私が考えていることは(中略)これでほぼおしまいである」p190
ということなので、養老哲学入門としてはよいだろう。
養老氏の著作の中では、珍しく読みやすい一冊である。

「壁の外の世界が見えた」 2006-01-30
レビュアー:キウイ(18人中5人が参考になったと回答)
養老氏の本を今回初めて読みました。
今までモヤッとしてわからなかった社会のことが、バッサリと斬られていてとてもスッキリ感がありました。今の世の中にこんなに腹をくくってものを言ってくれる人がいるんだと嬉しくなりました。
私たちが今後どう生きていくべきか示唆してくれていると思います。
「超バカの壁」って・・どういう意味なんだろう?と誰がバカなんだろう?と読み終えて正直3日ぐらい悩みました(笑)
そしてそれが誰か、どういう意味か解った時、壁の外ってなんて広いのだろう!と思いました。おすすめの本です。

「これまた必読です」 2006-02-01
レビュアー:tako-cyan(15人中5人が参考になったと回答)
養老先生は、良い意味でですが同じことを繰り返して
言っている。他の著作も読んでいると表現や例を変えているだけ
だということが分かります。今回も色々な社会問題、
事件などを、解剖学者としての切り口や、
養老哲学とも言える’都市化の弊害’から視点を取り、
スパッと解説してくれています。
養老さんが本書で書いてることは、恐らく、
都市という純粋培養の中でのみに育った人間には発想し得ないの
ではないかと思う。