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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

超バカの壁 (新潮新書 (149))
超バカの壁 (新潮新書 (149))
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新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:28214位

2006-01-14

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ユーザーレビュー一覧(全59件 平均:4.0)

評価4点「バカの壁を越えるヒント」 2006-02-13
レビュアー:眼鏡越しの宙(11人中5人が参考になったと回答)
「壁」シリーズ3作目完結編です。
養老孟司さんは「唯脳論」の頃からのファンですが、
この人は解剖という特殊な世界から突き詰めていって、普遍的な地平に出ています。
「ヒトが世界だと思っているもののほとんどは、脳の中にあるもの(頭で考えたもの)だ」という著者の一貫した視点があり、
そこからみるとこうなる、ということをずっとやってきている方だと思います。
「唯脳論的」視点から一度物事を見てみること、
それが「バカの壁」を越えるヒントになるということなのでしょう。
評価4点「明快、客観」 2006-03-07
レビュアー:ys1001(15人中5人が参考になったと回答)
 相変わらずぎょっとする題名である。ちょっと手にとるのがはばかられる感じ。
都会の若者の切れやすさ、、、に関心しました。昔より、田舎より、人が多い分、しらない老人と接する可能性が高くなっているのでは、という考察になるほどと思いました。なにか、物理の法則でもみるような、明確な、客観的な感じがして、ちょっとすっきりしました。今時の若いもん、、式にきってしまう知識人との違いを感じました。
 まあ、屁理屈ならべて、、、という部分も多いですけど。
評価4点「さすが養老先生は人をはっとさせるのがうまい!!」 2006-03-31
レビュアー:バッシュ(10人中5人が参考になったと回答)
「バカの壁」読者から寄せられた質問に、どんどん答えていく
といった内容ですが、相変わらず、人をはっとさせる斬新な
切り口、語り口はさすがです。
・ニートはかつての高等遊民で、自分もなれるものならニートに
なりたかった、昔の宿屋では無職の客が多いと、今日は客筋がいいな、
なんて言われたものだ
・好きな仕事をやりたい、という若者が多いが、仕事とは、みんなが
通る道路に穴があいていて、それを埋める人がいないから、その穴を
見つけた自分が埋めておくか、という感じでするものだ、自分だって
解剖をやりたかったわけじゃないが、解剖という穴があいていたから
それを埋めようとやってるんだ
――などなど、そういう考えもあるのか〜、というのが面白い。
でも、脳の話に関しては科学的に怪しい部分もあるようですね。
養老先生を正しく評価する意味でも、最近出たばかりの
「バカはなおせる 脳を鍛える習慣、悪くする習慣」
という本を併読されることをおすすめします。養老先生の脳の話を
どこまで信じて良いか、その辺の真相がよくわかりますので……
評価5点「考える読書が必要。」 2006-08-25
レビュアー:小さい子だでパノラマの先頭車に乗りたがる。(9人中5人が参考になったと回答)
本書は、前著に比べ、読者自らの認識能力の限界を分からせるために、とても分かりやすい文章で書かれている。それだけに、本書は単なる「バカの壁」の続編と言うだけでなく、きわめて重要なことを示唆しているのである。

ここで考えてみる必要がある。本書は「『超バカ』の壁」だろうか、「超『バカの壁』」だろうかということである。勿論答えは「『超バカ』の壁」である。つまり、「バカの壁」を超えることを意図しているものではないのである。

「バカ」によく似た言葉に「アホ」というのがあるが、関西方面では「アホ」の度合いの強い者を「ドアホ」というらしい。これまで「バカ」にはこれに相当する概念がなかったが、この度、本書で「超バカ」という概念が提唱されたのである。

一部の読者は、本書を読んでも壁の存在が認識できず、しかし、壁の存在を認識できないというこさえも認めず、本書を酷評する。そして、本書を支持する大衆は愚かだが自分は愚かではないという固定観念が壁となって、正確な情報を選択的に除外するため、物事の理解が一方的で、公平に物事を見られないようになる。

本書は平易な文章で書かれているだけに、これでも自らの壁を認識することが出来ず、認識出来ないことすら認めなければ、「バカ」の度合いが強いと言うことであるから、ただの「バカ」ではなく、「超バカ」以外の何者でもないということになるのである。そんなことでいいのだろうか。

従って、ここで本書の記述ひとつひとつについて、考える読書が必要になるのである。考える読書をすれば、本書を否定する読者は、自らの理解の限界点に存在する超えることの出来ない壁について、きっと思い知らされることになるのである。
評価5点「若い人への応援歌」 2006-09-17
レビュアー:風来坊(10人中5人が参考になったと回答)
「バカの壁」、「死の壁」に続く三部作完結編。若い人向けに「こう考えたらいいのでは?」という提言が、本の随所に散りばめられている。

論理明快ですっきりした調子は相変わらずで、インタビューをまとめた編集者(本書は養老先生へのインタビューをまとめる形で編集された)も優秀な人なんだろうなと思わせる。

前二作を読まずに、本書だけ読んでも十分理解できる内容なので、(若い人は特に)ぜひ読んで読後の清涼感を味わってほしい。