いもづる式 トップに戻る ヘルプ

書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

とてつもない日本 (新潮新書)
とてつもない日本 (新潮新書)
click for big image

 

新潮社

¥ 714

新書

売上ランク:4415位

2007-06-06

Amazonでの販売状況

→通常24時間以内に発送

amazonで詳細を見る

ユーザーレビュー一覧(全75件 平均:4.0)

評価5点「お見それしました、閣下!」 2008-02-28
レビュアー:maru_O(18人中12人が参考になったと回答)
正直言って総理狙いのためのワカモノ迎合本だと思っていましたよ。
アニヲタと言われ喜んでいる(らしい)点からして、コンテンツ関連の項はある程度予想していたとおり。
だが、総理大臣を狙う人はおろか、一般の政治家でさえ国家による文化戦略の視点で語っている人は
寡聞にして知らない私としては、それでも十分すぎるほどヒザを叩いた。
実際に「国際漫画賞」の創設も仕切っていたはずだから、この点だけでも政治家として買えると思う。
つづくニート論でも、ある程度肯定の立場を取っている。
そうだよ。「必然があって結果がある」とゆー原則から考えても、閣下の言うことは冷静な意見。
老人論では、そもそも閣下自身が一般社会においてはそー呼ばれる年齢なんだから…とゆーのもあるが、
具体的な施策として取り組めそうな話だと思う。老人をステロタイプで見てはいけないよな。
靖国論にしても、おそらく問題は「カミのヤシロ」という位置づけにあるのだろうと考えていたが、
日本人の伝統的な先祖崇拝的キブンを残しつつ外交上の誹りを受けない立場づくりのアイディアは
検討の余地があると思う。
外交論はちょっと眉ツバな部分もあったけどね。
新書のレベルでもあり深く言及し尽くしてはないところもあるが、全体の舵取りとしては十分納得できる。
吉田茂が祖父だった、とゆーのも、器をでかく持つ意味で大きく働いたのかも。
いい意味で政治家とは思えない語り口や、「…どうだろうか」式の書き方も好感が持てる。
こんど選挙があったらうっかり自民党に投票するかもなぁ…と思ったよ。
もし会ったら世界的にコンテンツ制作者にカネがまわりにくくなっている現状を
政治的にどう考えるかについて聞いてみたい。
評価3点「わかりやすく書けば良いというものではないと思う」 2008-01-09
レビュアー:たろう(69人中11人が参考になったと回答)
総裁選前に買った本。
ちょっと読んでつまんなかったから放置してた。
が、正月休みにちょっと時間があったので、読みきった。

元々好きな政治家じゃないけど、これ読んで、やっぱり同じ名前ってことをまったく誇りに思えないって思い再燃。

まぁ新書レベルだから仕方ないのかもしれないけど、論理的飛躍が多い。しゃべったのを誰かに文章化してもらったのかな。

突っ込みたいところは結構あるんだけど、いくつかピックアップしていきます。

まずP45の

「ニート問題について、往々にして、彼らに「自己実現」と言う高いハードルを設定しているような論が見られる。(中略)すべての人に創意工夫を求めて「自己実現」を要求するのは、間違っているのではないか」

と、ニート問題に触れ、論は46ページに進みます。

「ニートはニートのペースで生きていくことを認めてもいいのではないか。あれもスローライフの一種だ、くらいの余裕を持ってみせることも、たまには必要なのではないだろうか。」


とかいいながらも、その後、椎名林檎がTIMEの表紙を飾ったことや、特異の「日本サブカル最高!論」を唱え始め、その担い手である日本の若者にはすげーパワーがある!と唱える。

いやいや、ちょっと待てよ。
椎名林檎にしてもサブカル形成したアニメ作家にしても、彼ら彼女らは「自己実現」と言う高いハードルを乗り越えて、そして乗り越えたらまた自分でハードルを設定して、必死になって作品作り上げてるんじゃないの?矛盾してない?

ニート認めるのはいいけど、認めたところでどうしたいの?あなたが言う「可能性のある若者達」が「サブカルの担い手」として2ちゃんとか秋葉原に依存したままで良いの?政治家として出来ることはそれ?


長くなりそうだからもう一個で終ります。

P98にある教育についての話。

「江戸時代末期、日本の政治家は、世界の趨勢に全く無知な国民に対して、海外の最新知識を学んだ官僚が指導して、日本を一日でも早く近代化する事に全てをかけていた。(中略)だからこそ教育に熱心で、明治19年には、小学校への就学義務を定めた法令を施行している。

こっから注目!!

(中略)結果として、ナポレオンすら勝てなかった当時の超大国・帝政ロシアとの戦争に、維新後四十年を経ずして勝てた。」



どんだけー!

論理的飛躍どんだけー!!

そりゃ教育制度の普及も多少なりとも日露戦争の結果に影響を与えているかもしれないけど、「結果として」って言い方はやり過ぎでしょう。どんだけー!

しかも日露戦争って中学校くらいまでは「勝った」って感覚で教えられるけど、実際「勝って」はいないんだよー。知らないのー?善戦には間違いないけど、ほぼ引き分け的な感じなんだよー。勘弁してよー。


100歩譲って、教育制度は国の盛衰を決めるほど重要だって事を言いたかったって解釈しよう。

いや、でもそれって一般論すぎじゃな〜い?

どんだけー!


流行語多用する奴ってだいたい空気読めない(KY)な奴って判断されることが多いので、そろそろレビューを終ろうと思います。

お後がよろしい用で。
評価4点「中学を義務教育から外す案に、大賛成。」 2008-02-22
レビュアー:英太郎(16人中11人が参考になったと回答)
 ちょっと大袈裟な本のタイトルはさておき、日本の明るい未来像を信じてやまない著者の純粋な気持ちがとても真摯に語られていて、清々しい読後感が残りました。

 民間企業の社長あがりという経歴のせいか、政治家というよりむしろ経営者的視点で物事を分析している印象があり、話が具体的で何よりわかりやすい点がよかったです。

 例えば、
◆中学校を義務教育から外し、子供達には自分の好きなことをさらに掘り下げる時間をより多く持たせ、早い時期から将来に向けた準備を始めさせるべき。

◆靖国神社を宗教法人から特殊法人に変更し、従来の政教分離という悪しき常識論から、「国が管理する(責任をもつ)」本来の状態に戻すべき。

◆ニートも高齢化社会もそれほど悲観する必要ない。いずれも社会に貢献できる有効な生き方がある。

あたりの意見が自分にとっては斬新で、新鮮な共感を覚えました。
評価3点「元気の良い日本を期待したい」 2007-07-12
レビュアー:紫陽花(30人中9人が参考になったと回答)
次期総理を狙っていると言われる麻生氏が、「美しい国」を意識して書いたと思われる本。論理展開は怪しいが、とにかく日本には"凄い底力"があるから大丈夫と言う、如何にも強面の麻生氏らしい論調。

麻生氏がアニメ・オタクな事は知っていたが、若者を意識したのかアニメ論にも筆を割く。本書の内容からやや逸れるが、手塚治虫氏の日本社会への貢献度は計り知れない程大きいと思う。この後、靖国問題にも触れる。分量を割いた割には、特殊法人化という現在でも存在する選択肢の一つに落ち着き、「とてつもない」意見とはならなかった。

最後は外交問題で締める。外務大臣としては締めにふさわしい題材だが、立場上やはり「とてつもない」意見とはならず、現行方針の延長に思えた。全体として元気は良く、何か頼もしさを感じさせるが、どんな「とてつもない」日本に導いていくのか明確にして欲しかった。
評価5点「分かり易い」 2008-04-14
レビュアー:もけす(14人中9人が参考になったと回答)
今まで出された本の中でずば抜けて分かり易い
これと言って特殊なことも言っていない
今のこの日本の状況をどう考えていったらよいか?
若者に分かりやすくそして明るい未来を考えていって欲しいという本である

これで政治に興味が湧く若者が出てきたら麻生さんの思惑通りですね
政治に興味もたれるなら抜群に良い本だと思います