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本書を含むリストマニアリスト
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ユーザーレビュー一覧(全14件 平均:4.0)
「説得力に難有り!」 2003-12-18口述筆記で書かれた本だそうだが、もう少し上手な編集が
できなかったものか・・この手の本なら、もっと良い本がある。
「バカの方が面白いです。」 2003-12-22
「「あたりまえ」について考える」 2004-10-22中央公論に連載されていたエッセイが集められているのですが、毎回独立した素材が取り上げられているので、一つ一つ別々に読んでいくことができます。
もちろん、各エッセイの根底に流れる養老さんの問題意識は、他の著作と同様に、「都市化」「ああすればこうなる的思考」「一元論」に向けられているのですが、各エッセイで取り上げる素材への切り込み方がとても斬新!
1つの例として、「教育問題がやかましいが、そもそも、大人が一生懸命に働き、経済を発展させ、物質的に豊かな世界を作ってきたのは、安全快適でヒマな世界を作るためなのではないか?それなら若者が努力せず、遊んでいるとして、怒る理由がないのでは?」っていう意見がありました。このように、あまり養老さん以外の人には見られない意見がたくさん出てきます。
「養老節」を知っている人はお分かりだと思いますが、社会科学等の素養でもって厳密な議論を展開するってわけではありません。だから、そのような議論を読みたいという人には不向きでしょう。ただ、斬新な見方を知り「こんな見方があるのか」と感心することから始まって、自分であれこれ考えてみるにはいい本だと思います。
「『中央公論』に連載の時評『鎌倉傘張り日記』をまとめた本。」 2004-05-29そのほとんどが、私と同じような考えなので、私は、そうそう、そうだよね、と、心の中で相槌を打ちながら、楽しく読めた。
しかし、いくつか、私の考えと合わない部分もある。そんなときは、心の中で反論しながら読むが、ちょっとだけストレスが溜まったような気がした。それは、反論しても、養老孟司には届かないからだ。当たり前の話ではあるが、養老孟司の言いたいことは、一方通行で、こっちには届いているというのに。
だから、養老孟司と、考えが合わない人が読むと、ストレスが溜まるかも知れない。
「脳の限界が世界の限界」 2005-05-22扱いが大きいのはやはり「9・11」のテロ事件。養老流に解釈をすれば、やはり脳化社会の産物以外のなにものでもないそうだ。
「いくら自分の信念が正しいと思うにしても、それはたかだか1500グラムの脳味噌がそう思っているだけですよ」
「使っている道具はしょせんはヒトの脳味噌。脳味噌の限界が世界の限界」
「自分の脳味噌という、観測機械の限界をよく理解しなければならない」
解剖を専門とし、臓器としての「たかが脳」をみてきた氏ならではの諦観といってよいだろう。ちなみに「唯脳論」とは、たかが脳に囚われすぎている現代社会への皮肉、だったのだそうだ。
養老氏の著作はかなり読んだが、これまで、わかったつもりでよくわからなかった。しかし、本書でようやく閃いた。たかが、脳。である。
時事ネタとしては旧聞にはなるが、主題は時事そのものではなく養老哲学である。いつ読んでも本書の価値は変わらない。奥は果てしなく深い。