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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
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中央公論社

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文庫

売上ランク:1190位

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ユーザーレビュー一覧(全73件 平均:4.5)

評価4点「アメリカに負けたのは「物量」と思っている人に」 2003-11-23
レビュアー:chiotai(8人中4人が参考になったと回答)
恥ずかしながらアメリカに負けたのは「物量」と「運」となんとなく思っていた。しかし、この本を読むと、そもそも当時の戦争自体が物量戦で、その本質を見極めてあらゆるものを変革していった国に、以前からの技を職人技で磨き上げて勝とうとした国が負けたのだと思い知らされる。というよりもそもそも「勝とう」としていたのかでさえあいまいだったのではないかと感じてしまう。この本で取り上げらた6作戦を通して示される様々な原因と失敗の事実。でもなぜか作戦にかかわった日本軍の一人一人の立場や心情を知れば誰も憎めないような状況。どこかでみたような、いやいや、見続けているような状況なのだ。そう感じてしまう私には日本軍の素質があるのだなと考えてしまう。
評価5点「真の失敗の本質」 2003-04-25
レビュアー:ak-i(6人中3人が参考になったと回答)
大東亜戦争、あるいは、太平洋戦争を振り返る時、日本の敗因は様々に言われる。
曰く、資源小国であったから。曰く生産力が米国とはあまりに違ったから。
曰く、兵器の質・数量ともに劣っていたから。

しかし、本質は違うところにある。
それらのことがありながら、戦争に踏み切ってしまった、政府・軍の組織。
そして、組織の構成員である「人」。

この劣位こそが、真の敗因といっていい。

この本の「本質」が「真の失敗の本質ではない」とするレビューもあるが、そうではない。
まさに、本書に書かれているものこそが「真の失敗の本質」だ。

評価5点「プロジェクトマネージメントに非常に参考になる本」 2003-05-17
レビュアー:chinche(8人中3人が参考になったと回答)
戦争(作戦)というのは一定に期間内に決められた目標を達成するプロジェクトと理解することができる。プロジェクトマネージメントの視点から見ると本書の分析は非常に参考になる。特に失敗を分析しているという点で。日本軍と同じような過ちを犯して失敗しているプロジェクトが非常に多いのではないだろうか。
評価5点「組織を動かす人々は 必読」 2005-05-07
レビュアー:laphroaig(7人中3人が参考になったと回答)
WW2の局地戦のCase Studyを通じて、
日本人がやりがちな組織的失敗を論じた良書。

組織で働いている人なら、似たような場面に
何度も出くわしているのでは無かろうか?
いや、日常の中でも、TVの中でもあふれてるのではないか?

我々の先祖が尊い血を流し得た教訓を生かすことが、
歴史を学ぶということである。

評価5点「カワラナイモノ」 2006-02-25
レビュアー:沢口 良輔(8人中3人が参考になったと回答)
人間というものが時代に係わらず

常に同じ事で悩み・迷っているのだと感じさせてくれます。

表面的なものは違くとも解決策は同じ。ネッコが同じだから。

失敗の本質という表題に負けていない、いい本でした。