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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
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中央公論社

¥ 800

文庫

売上ランク:1190位

1991-08

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ユーザーレビュー一覧(全73件 平均:4.5)

評価5点「すべての日本人が拝読すべき「珠玉の1冊」。」 2005-11-15
レビュアー:amazon★マニア(16人中12人が参考になったと回答)
かつて「失敗学」ブームがあったが、それらの本を読むよりもこの本を3回読んだほうが為になります。

「戦略」というタイトルで膨大な書籍が刊行されていますが、ミンツバーグ博士の「戦略サファリ」と本書を繰り返し読むだけで良いんじゃないでしょうか。

かくいう私は先日ようやく1回目の読破を成したばかりですが、後半の「失敗分析」は素晴らしいの一言。

今後はここで学んだことをすぐに日常に取り入れて応用していきます。

すべての日本人が読むべき1冊であると断言します。
評価5点「犠牲を最小限に食い止めるために」 2006-11-07
レビュアー:mikioです(18人中12人が参考になったと回答)
あまりにも大きすぎる犠牲。そもそも200万人もの犠牲は必然的な結果であるのか。
この本を読んで、もっと防げたはずだと感じた。
日本では多くの意見を取り入れすぎて当初の目的が薄れてしまったり、政策の実行がおくれてしまうことが多い。
例えば、テロ国家を監視するために偵察衛星を打ち上げるのはいいが解像度がいまいちだったり、人権擁護だとか何とかいって反日的な勢力に対する対応があやふやになったり、いまいちこの国に日本の財産を守る気持ちがあるのか怪しくなってくる。今も昔も変わんないなぁ〜とこの本を読んで思いました。

あと、失敗の要因として学習棄却や知識の淘汰ができなかったこと、環境の変化に対応できなかったことなどが上げられている。この本の出版は1984年ですが、このようなコンセプトが記載されていて驚きでした。今はやりの戦略系コンサルが書いた仮説思考なんとか本よりもずっと説得力があります。
評価5点「論理的に失敗が何か〜戦争から学ぶ経営学」 2007-01-15
レビュアー:風の大地(17人中12人が参考になったと回答)
結論から言うと 失敗には本質があり それを論理的に検証しなければ また同じ繰り返しをする。
それは、組織においても個人においても同じである。

日本軍が当時なぜ負けてしまったのか 
ノモンハン・ミッドウェー・ガダルカナル・インパール・レイテ・沖縄の戦いをケーススタディにて、環境、戦略、資源、組織構造、管理システム、組織行動、組織学習の枠組で分析の焦点を置いている。

非常に 感情的な戦争のあり方、責任の追及の本でなく
単純になぜ負けたかを論理的に教えてくれる本。

心に残ったのは、「適応は、適応力を締め出す」と「およそイノベーション(革新)は、異質な人、情報、偶然を〜中略〜 。日本軍は、異端者を嫌った。
ふと、今のイジメ問題にもつながるような気がしたが。。。

最後に 今現在の日本の企業経営で革新的であった人々もほぼ40年経た今日、年老いた。
米国のトップマネジメントと比較して年齢が異常に高い。
日本軍どうようで過去の成功体験が固定化し楽章棄却ができにくいのではないかと警鐘をならしている。

読み応え 十分で 経営的に組織でも個人でも 学べる本です。
評価4点「太平洋戦争の失敗から学ぶべき事」 2003-01-13
レビュアー:(14人中11人が参考になったと回答)
ノモンハン、ミッドウエィ、ガダルカナル、インãƒ'ール、レイテ、æ²-縄という太平æ'‹æˆ¦äº‰ã®ä¸­ã§å¤±æ•-とされる作戦について、組ç¹"è«-から批判ã‚'加えている。敵戦力の過小評価、戦力の逐次投å...¥ã€è«-理ではなくæƒ...によって立てられる作戦、失æ•-ã-ても栄転ã-ていく上ç'šå°†æ ¡ã€æŠ€è¡"革æ-°ã«ã‚ˆã£ã¦æˆ¦äº‰ã®å‰ææ¡ä»¶ãŒå¤‰åŒ-ã-たにもかかわらずé‡'ç§'玉条のã"とくæ-¥éœ²æˆ¦äº‰å½"時の戦時è¨"ã‚'墨守ã-ようとする保守的æ...‹åº¦ãªã©ãªã©ã€‚冷静に考えて、負ã'てå½"然の戦いだった。

その中でも最大の過ちは、「何ã‚'もって勝利と定義ã-、どã"で戦争ã‚'終わらせるのか」というミッションに欠ã'ていたã"とだ。ç·'戦の連戦連勝でいいæ°-になって無軌é"に戦線ã‚'拡大ã-、維持ã-きれなくなって自æ»...ã-ていった。戦争末期でも「どã"まで負ã'たら降伏する」ã!¨!!いう重要なポイントã‚'決めきれず、ずるずると原爆投下まで延ばã-、いたずらに犠牲è€...ã‚'å¢-やã-た。

ã"の本が書かれた動機でもあるのだã'れど、その失æ•-の本質の多くは今の企業組ç¹"にもã'ったりあてはまる。参考になった。

評価5点「不完全ながらも本質を追求した労作でした.」 2003-10-15
レビュアー:ものりす(15人中11人が参考になったと回答)
15年戦争の戦闘のうち,満州でのソ連軍との会戦から沖縄戦に至るまでの戦闘から,転機となったいくつかの戦闘をケーススタディの題材として,なぜ旧日本軍は負けたかを組織論の立場から分析したものです.戦争を題材にしたものではありますが,本にも触れられている通り,戦後の日本企業の組織は旧日本軍の特質を受け継ぐ面も多く,示唆に富んだ指摘がみられます.

この本を手に取ったのはタイトルに惹かれたためですが,昔からひとつの疑問を持っているためでもありました.
それは,「なぜ日本は負けたのか」言い換えるなら,「なぜ日本は負けるような戦争を始めてしまったのか」ということです.マスコミが単純化して提示する説明にときどき見られるように一部の狂信的な指導者層とそれに騙された!あるいは逆らえない民衆,といった捉え方には戦後の自分達が先人より優越しているという思想が透けてみえます.
しかし,戦前の指導者たちも現在の指導者たちと同様,あるいはそれよりはるかに,国際情勢にも通じ,また理性的であったはずで,そんな彼等がなぜ戦争を始めてしまったのか,ずっと疑問に思っていました.
その疑問に対する答えに到るひとつの糸口(かもしれない)を示す文書でした.