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失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
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中央公論社

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文庫

売上ランク:1190位

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ユーザーレビュー一覧(全73件 平均:4.5)

評価4点「本質は変わらず?」 2006-12-10
レビュアー:糸音(13人中10人が参考になったと回答)
第二次世界大戦で日本は太平洋を戦場にアメリカと死闘を繰り広げた。
そしてミッドウェーを機に形勢は逆転し、日本軍は敗走を続け終戦を迎えた。
何故、日本軍は戦闘に敗北したのか、そしてそもそも勝てるはずのない戦を何故始めたのか?

この書ではノモンハン事件・ミッドウェー作戦・ガダルカナル作戦・インパール作戦・レイテ海戦・沖縄戦を題材に日本軍の失敗についての事例研究と日本軍の組織における失敗に繋がった組織的要素を分析したものである。

日本軍の組織における失敗の本質は現代の日本の組織にも生きている。
失敗の教訓が生かされなかったのか、日本人の本質に根ざすところもあるからだろうか。
これまで日本では失敗については語らない、挽回の余地を与えることを美風と考える風潮があった。挽回の余地を与えるのはよいが、何故失敗したか、どうすれば失敗を回避できるかといった思考に無縁であったことは失敗の再生産に繋がっているのではないか。
日本軍は過去の遺物ではない。そこには現代の日本人にも繋がる要素が数多くある。
評価1点「本質に至っていない」 2002-06-11
レビュアー:(73人中9人が参考になったと回答)
 ã"の本は、æ-§æ-¥æœ¬è»ã®å¤±æ•-分析の本質ã‚'分析するとうたっているが、å†...容はæ-§æ¥ã®æ›¸ç±ã«æ•£åœ¨ã™ã‚‹å¤±æ•-è«-ã‚'まとめたのみに終わっている。
 戦争失æ•-の原因ã‚'軍部の作戦遂行や戦è¡"・戦略・組ç¹"へのä½"質の観点から述べても竜頭蛇尾な話ã-か出来なく、結局は「軍部が悪い」の底のæµ...い結è«-にã-かé"ã-ない。

 軍部がä½"たらくであったのはå'¨çŸ¥ã§ã‚り、責任も在るが、本質ã‚'求めるのであれば、質然と軍ã‚'賛美ã-た国æ°'の意思表示や責任に行きつく筈であるのに、それã‚'避ã'て大衆のæ"¯æŒã‚'å¾-ようとã-ているのであろうか。

 現代もå...¨ãåŒæ§˜ã§ã‚る。æ"¿æ²»ã‚„企業のä½"たらくã‚'æ"¿æ²»å®¶ã‚„組ç¹"上層部のみの無能と捉え、自分自身は何もã-ない。何事も自分自身にç›'接被害が及ばなã'ればé-€å¤-漢の言è'‰ã-か言えない。精ã€...、å¤-!é‡!Žã§é‡Žæ¬¡ã‚‹ç¨‹åº¦ã§ã‚る。
 å½"書もé-€å¤-漢の言è'‰ã-か使えていない、本質ã‚'避ã'て大衆迎合な軍部批判ã-か出来ない。題目にå†...容がついて行ã'ない書きæ-¹ã®ä»£è¡¨ã§ã™ã€‚

評価4点「ビジネスモデルとは、どうでしょう。」 2006-10-04
レビュアー:nekkochi99(19人中9人が参考になったと回答)
 名著ですね。私は4年前に買い今でも読み返しています。戦記物としての読みができる上、使われている資料が十分な吟味をされたものであるのがよくわかるからです。しかし、本文中のアナリシスを読んでも、これは今後の戦略戦術という軍事分野での応用が期待できるのであって、多くの方がおっしゃる、ビジネスモデルへの転用まで可能とは、私は思いません。もし応用が利くならば、「〜の戦いからはーが分かった」ではなく「人間とはいかなるときも〜なんだな」ということでしょう。大仰に無理筋で引っ張る必要はありません。
 因みに私が一番気に入っている点。よくこの作者たちは、何万・何十万の命が露のように消え果てた戦いを、こんなにも感情を込めずに書けるなあ、ということ。ドライにしても、仕事とはここまで感情を封殺するのかと、恐れいりやの鬼子母神でありました。
評価5点「無意識のうちに陥りやすい失敗の本質を的確に洞察した名著」 2007-11-28
レビュアー:アサヒ飯店(13人中9人が参考になったと回答)
失敗の本質は、日本軍がなぜ負けたかについて戦略面と組織面の両方からアプローチし、
その洞察は現代の経営においても普遍性が高いとの評判を勝ち得ている名著である。
但し、全部で400ページを超える上に緻密に書かれているので、意外としっかり読み込めている人は意外と少ないのが現状である。
以下は、本の読み方について自分なりの知見を述べたい。
まずは、はしがきと文庫版あとがきを読んで著者のメッセージを把握するとよい。
次に、序章を読んで著者の狙いと本の構成を見ておくといいだろう。
いよいよ、第1章からは本題にはいる。
第1章から第3章の概要を記す。
第1章は、第二次世界大戦において日本軍のターニングポイントとなった6つの戦闘が書かれている。
それぞれ、戦闘の概要を記し、その上で、アナリシスという項目でなぜ負けたのかという分析がなされている。
第2章は、6つの失敗から抽出した洞察が書いてあり、第3章は洞察を元に失敗の教訓(今後どうしたらいいのかという指針)が書かれている。
第1章から第3章の読み方には2つアプローチがあると思う。
1つには、ケーススタディとなる6つの戦闘に関してあまり知識がない場合である。
この時は、第1章から順番に読んでいけばいいだろう。第2章、第3章の結論を把握したら、それをもとに再度第1章を読み返してみると効果的だ。
まずは6つの戦闘を擬似体験し、2章、3章で帰納的に結論を導きだしたら、仕上げに結論をもとに演繹的に1章のケースを分析してみようというわけだ。
もう1つは、ケーススタディとなる6つの戦闘に関してある程度の知識を持ち合わせている場合のアプローチである。
この時は、正直に第1章から読むよりも、第1章は飛ばして、第2章→第3章の順で読み進めたほうが効率的だ。
第2章、第3章を先に読んでおいて結論をつかみ、そのうえで第1章のケースを見ていく。帰納的なアプローチは省略して、演繹的アプローチを取ろうというわけだ。
もちろん、本の構成から考えれば第1章から読むほうが順当なのだが、いかんせん第1章は200ページ以上あるので、読み切るのに意外に苦労する。
自分の知識と持ち時間とを照らしあわせて、どちらのアプローチを取るのか選択してみて欲しい。
いずれのアプローチにしても、読了した頃にはこの本がなぜここまでの評判を勝ち得ているかの理由が自然と見えてくるだろう。
もちろん、資本主義社会を勝ち抜く大きな武器の1つになることはいうまでもない。
評価5点「今も変わらないニッポンの本質」 2003-08-17
レビュアー:ぷりうす(12人中8人が参考になったと回答)
そのままタイトルを「日本企業 失敗の本質」と変えても通用するくらい、50年以上も前から、全く変わらない日本の組織の本質や問題点が浮き彫りになっており、「どっきり」するような指摘に満ちています。

合理性よりも人間関係により意志決定がなされていく組織、うまくいっているときはいいが、つまずいたときの無策(リスク管理の甘さ)、学習による成長よりも精神論を強調する風土等々、あなたの会社にも思い当たることが多いのでは?

今の組織に対し「なにかおかしい!」と思っている方は必読でしょう。