いもづる式 トップに戻る ヘルプ

書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

暁の脱出―グイン・サーガ〈117〉 (ハヤカワ文庫JA)
暁の脱出―グイン・サーガ〈117〉 (ハヤカワ文庫JA)
click for big image

 

早川書房

¥ 567

文庫

売上ランク:139688位

2007-11

Amazonでの販売状況

→通常24時間以内に発送

amazonで詳細を見る

本書を含むリストマニアリスト

ユーザーレビュー一覧(全13件 平均:3.0)

評価4点「朗報!やっと動き出したグインサーガ」 2007-11-10
レビュアー:かさこ(21人中18人が参考になったと回答)
うんざりするタイス編が終わり、
昔のおもしろかったグインサーガをほうふつとさせる、
展開の早さや思わぬ展開、
意外な人物の登場など、
久々にグインサーガをほったらかしにせず
買ったその日に読みました!

この調子でどんどんグインサーガを進めていってほしい!
と切に願います。
ほんと著者の年齢から考えて、
タイス編で遊んでいたせいで未完になるななんて
ことだけにはしてほしくないので。
評価3点「タイス篇終了 脱出の解決策は?」 2007-11-11
レビュアー:樽井(12人中10人が参考になったと回答)
 今回のグイン・サーガは前回で予告されていた長きにわたる「タイス篇」の最終巻になっておりました。ひょっとしたら、まだ何かどんでん返しがあって長引くんではないかと少しだけ危惧していましたが、さすがにそれはなく、つつがなく「タイス篇」は終了いたしました。グインがパロへ行く間の「寄り道」だったとあとがきで作者も書いていますが、寄り道もいよいよ終わり、グインはタイスを出ることになります。
 なので大筋は予想通りなんですが、問題のその脱出迄の過程ですが、そこがひさかたぶりの読みどころでした。
 たぶん今までこの「タイス篇」をずっと読んでいた人は、みんないつしか作者の叙述トリックにはまりこんでいたと思うのです。「どうやったらタイス伯爵の目をごまかして脱出するか」といろんなパターンを考えていたと思いますが、そのどれもが計算したかしなかったかは別として栗本薫氏の作中での主人公達の状況や描写からかなり難しい条件をクリアしなければならないものとしてあれこれ考えていたと思うんですが、それはかなり意外というか変則的な形で達成されます。まぁ、そういうひねりがなければ、あまりに予定調和すぎるので面白くもなんともなかったわけで、そういう意味では前回のガンダルの予想外の素顔同様にきちんと物語として意外性を提供していました。 
 もっとも、それをご都合主義ととるか、見事な伏線の数々ととるか、それは人それぞれだろうと思うし、僕自身は長い物語の中でいつしか伏線ができていた、というかたくさんのタイス長逗留の間にできた様々なエピソード(例えばタリクの恋、マーロールの出自、水牢の伝説、マリウスのフローラ落とし、ガンダルとの死闘、闘技場への国民全員の陶酔)や条件がうまく合致した図らずもの解決だったというふうに作者の腕半分偶然半分と取っています。このあたりをどう取るかで、この解決にいたるまでを長過ぎで無意味と取るか、物語としてはたしかにこれで整合すると取るかがこの一冊はかなり評価が別れると思います。
 ただ、この巻を客観的に見てみると、この巻ではそれぞれの登場人物が物語の進行を優先しすぎたためか、それぞれのシーンでのキャラクターの動きや喋り、行動が少しうすっぺらくなっているのではないかと思われます。
 次の巻からの新展開は、そこを改善して、昔のようにスリリングかつ人物造詣がしっかりあって物語がきっちりと展開するグイン・サーガになればと期待します。皆さんもそう思いませんか?
評価2点「出た!! 飛び道具」 2007-11-12
レビュアー:にあぁ(9人中7人が参考になったと回答)
116巻でグインV.S.ガンダルの死闘は決着と思っていたら、もうひとヤマ。
それはそれで冗長性が気にならず、読み応えはありました。

が、タイス脱出方法は「何それ?」
さんざん難しい脱出行になることを予告しておいて、それじゃあご都合主義的過ぎやしませんか?
さすがにそろそろ決着しないとやばいな、という空気をお読みになったのだとは思いますが。
タイス脱出後のパロ行への流れを考えて都合が良いのは理解できても、端折るために「その人」を使うのは禁じ手でしょう。

湖上でタイスを振り返るブランの感慨を借りて作者が言っているように、タイスは作者にとってはひとつの理想郷なのでしょう。
これまでの他の作品も含めた作風から充分にわかっていて付き合ってるんだから、文句を言ってはいけませんし、タイスの文化、風俗が好きなことについては、好き嫌いの問題である上に、もともと作者の生み出した世界観の上でのお話ですから、批判めいたことは申し上げるべきではありません。

「物語」をつむぐ(ストーリーテラーとしての)力を評価して、星五つを迷わず打てるグイン・サーガが戻ってくるのはいつの日でしょうか。
評価2点「話は進んだけどさ。」 2007-11-12
レビュアー:アラメンド(8人中6人が参考になったと回答)
ドラえもんがどこでもドアを出したようなこの展開はいかがなものかと。
評価2点「ひっぱってコレかい?」 2007-11-17
レビュアー:があ(7人中6人が参考になったと回答)
 ようやくタイス編終了。朗報はそれだけ。

 ……そりゃないんじゃない。「彼」を出して「ずっと見てました」なんてさ。
 月刊グインだっていってもこれじゃ満足できないですよん。