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書籍の詳細&ユーザーレビュー一覧

鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
鷲は舞い降りた (ハヤカワ文庫NV)
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Jack Higgins[原著] 菊池 光[翻訳]

早川書房

¥ 966

文庫

売上ランク:35927位

1997-04

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本書を含むリストマニアリスト

ユーザーレビュー一覧(全13件 平均:4.5)

評価4点「本当に面白い、「大人向け」冒険小説」 2001-10-23
レビュアー:とりさん(20人中16人が参考になったと回答)
悪い癖だなとは思うが、「大人向け」の冒険小説が基本的には嫌いだ。「児童文学」が好きなのだから冒険小説も「アリ」なのがストレートな考え方なのだろうけれど、どうも「大人向け」の冒険小説は荒唐無稽(筒井的ドタバタではなく、本当に呆れてしまう意味での荒唐無稽)なものが多く、大半は読んでから損をしたと思わされてしまう。

そんな理由から本書も読まずにいたけれど、かなり深い「後悔」を味わっている。本書は面白い。

テクニカルに言えば、(解説にもあるように)絶対的なアンチヒーローたる独軍を相対化する視点を提供しているとか、いろいろ面白くするための「仕掛け」はある。しかしそういう「仕掛け」で読者に媚を売るのではなく、純粋に面白い物語を読者に「提示」しようとするのが基本!スタンスだ。

つまらない話をテクニックで読ませてしまおうとする本を読んでシラけてしまうことが多い中、本書は読んで「得する」1冊だと言える。

評価5点「冒険小説の金字塔」 2002-09-10
レビュアー:本多亮凱(19人中14人が参考になったと回答)
ジャック・ãƒ'ギンズは現在イギリスã‚'代表するå†'険小説の書き手であり、本作以å¤-にも『脱出航路』『死に行くè€...への祈り』などの数多くのå‚'作がある。彼のå '合、特に本作の様に現実のæ­'史ã‚'舞台とã-、あくまでも史実の縛りの上で独特の小説ä¸-界ã‚'構築する作å"ã«ãŠã„て本領ã‚'発揮するのである。彼が書くものはあくまでも彼の想像の賜物であるが、ã-かã-、十分な史実の調査が成された上で書かれているã"とが感じられる。

また例えばã"の点において、フレデリック・フォーサイスなども似た様な作風と言えるかもã-れないが、ãƒ'ギンズのé­...力はその人物描写の奥深さにある。最è¿'のハリウッド映ç"»ã®æ§˜ãªå­ä¾›ã˜ã¿ãŸå‹§å-„懲悪ではなく、戦うもの同士の人ç"Ÿã®æ·±ã¿ã‚„様ã€...な想いã‚'実にç'°ã‹ãæãã€‚特にドイツ軍中佐であã!‚‹!クルト・シュタイナとその部下é"の描写は絶å"ã§ã‚る。

尚、ã"の作å"ã¯ã‹ã¤ã¦æ˜ ç"»åŒ-されたã"とがある。恐らく70å¹'代のアメリカ映ç"»ã ã¨æ€ã†ãŒã€ï¼©ï¼²ï¼¡ã®ãƒªãƒ¼ã‚¢ãƒ ãƒ»ãƒ‡ãƒ'リンã‚'名優ドナルド・サザーランドがæ¼"じている。現在ã"の映ç"»ã¯å...¥æ‰‹ä¸å¯èƒ½ã§ã‚るで非常に残念である。衛星æ"¾é€ãªã©ã§æ™‚たまæ"¾æ˜ ã•れるã"とがあるので、本書ã‚'読まれたæ-¹ã«ã¯æ˜¯éžã¨ã‚‚お勧めã-たい。

評価5点「最高の冒険小説,」 2003-12-20
レビュアー:recluse(14人中13人が参考になったと回答)
おそらく最高の冒険小説でしょう。これを上回る作品はおそらくもうかかれることはないと思います。歴史の隠された闇にふとした事から遭遇する作者、そして第二次大戦のお決まりの善悪の構図への挑戦的な筋、すべての登場人物の持つオーソドックスではない経歴(米独混血、アイルランド人、対独協力者、そして第三帝国のクールな観察者)、容赦なく突きつけられる歴史的な必然とと行為の自由の相克、そして最後の悲劇的な結末と諦観。これらがすべてが偶然にも、最良で組み合わさったのが、この”eagle has landed"です。著者はこの前にも後にも、同じような試みを何度もしています。この"eagle has landed”の続編のthe eagle has flown"まで書かれているくらいです。また、本作品の真の主人公ともいえる、liam devlinのその後をからめた作品もいくつもかかれています。でもこの作品ほど時代を超えて、素晴らしい出来上がりのものはありません。逆説的な言い方になりますけど、これを読んだらもう他のhigginsの作品は読まないほうがいいのかもしれません。
評価5点「めかじき作戦」 2004-12-25
レビュアー:(12人中10人が参考になったと回答)
~冒険小説の最高傑作です!
戦時下のベルリン、IRA、落下傘兵、ゲシュタポ、MI6、モグラ、二重スパイ、ダコタ飛行機、シチュエーションばっちり、このなかにすべてがあります。文句なし。
まず、ドイツ軍はみんなバッドガイ、という先入観をとっぱらって登場人物たちすべてを相対化しているところがこの物語に深みを持たせているのだと思います。
クルト~~・シュタイナ、リーアム・デブリン、彼らほんとにかっこいいんだ。人間の生き方の規範を描いている、とまで言ってしまいたい。読むべし。~
評価5点「史上最高のエンタテイメント小説。」 2002-07-29
レビュアー:ひねもす、よもすがら(9人中7人が参考になったと回答)
第二次世界大戦の末期、ドイツ落下傘部隊の精鋭達が、ヒトラーの密命を受けてイギリスの田舎町に降り立った。目的はチャーチル首相の暗殺!!

まず部隊設定からして巧い。簡単なあらすじを読んだだけでも傑作を予感させる。内容もその期待を裏切らない。練り込まれたプロット、切れのあるアクション、スパイスの効いた会話、魅力的な登場人物、どれも文句無く一級品。

ただの娯楽作ではない。ドイツ兵を血の通った「人間」としてとらえ、ナチス影響下での苦悩を描いている。みんな家族の為に戦った。落下傘部隊隊長のクルト・シュタイナ中佐、IRA闘士リーアム・デブリン、おばあちゃんスパイのジョウアナ・グレイ、彼らの生き様にしびれる。

読むのが辛くなるような重苦しい作品でもないので、未読の人は挑戦してほしい。基本はやっぱりエンタテイメント。何よりもまず面白くて、最後でほろりと泣ける作品。娯楽とテーマ性のバランスが絶妙なのだ。うん、傑作!!